シッポ振ってられるかよ!

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マサキ・キャンベル公式(?)ブログ
日常の妄想と焦燥と衝動をあなたもどうぞ

コーヒーねーたん その3

2005年05月06日 | 焦燥&妄想事情
パチンコ屋に通い始めて早2ヶ月。
この2ヶ月の間、彼女のことでわかったことといえば勤務時間ぐらい。
平日は朝10:00~午後6:00、土日は休みらしい(いないから)。
相変わらず店員と客の仲。それ以上でもそれ以下でもない。
話はするようになった。といってもコーヒー注文する時にだが。内容も「コーヒーいかがですか?」「ミルク多めに!」……うぅ、こんなの会話とはいえない。いや、最近は「ミルク多めですね」と彼女から言ってくるので、俺様は「それでよろしく」と返答してるだけ。「ミルク多めに!」は俺様のセリフなんだが。ああ、本当は大声で彼女に向かって「ミルク多めに!」と叫びたい……。

ち、ちがう。なんか間違ってる。
俺様は彼女に向かって「ミルク多めに!」と言いたいだけなのか?
ちょっと間違えればとっても卑猥なセリフを彼女に浴びせたいだけなのか?

ああ、なんかむなしい。
考えてみれば、彼女のこと何一つ知らないのだ。
そう、俺様は彼女を知りたい! 彼女と話がしたい!! 彼女とコーヒーの注文以外の会話をしたい!!! 恋愛は会話から、と言うではないか。生年月日誕生日家族構成趣味特技好きな食べ物勝負服の色寝てる時のパンティーの色……俺様はもっともっと彼女を知りたい、知り尽くしたい!
しかしそう思っても、彼女を前にすると「ミルク多めに!」しか言えない俺様。ああなんて小心者で可哀想な俺様……。





コーヒーねーちゃんに会いにパチンコ屋に通い始めて早2ヶ月。
ふと気付いたんだが、自分がストーキングという名の棺桶に片足突っ込んでるような気がして怖い。

まずい、まずいよ。
このままだと間違った方向に行っちゃいそうだ。
妄想が暴走しはじめる前に、彼女とコーヒー注文以外の、「ミルク多めに!」以外の会話をしてみよう。うん。

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