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ねぐら(進化する弁護士ブログ)

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その都度、興味のあるネタを書いて行きます。最近は、投資話が熱いです。。

懲戒弁護士

2013-09-17 | 広い意味での弁護士ネタ
事件の相手方代理人として対峙したときから、「ちょっと変だな」という気はしていたのである。


たとえば、期日間の和解交渉でFAXを送っても返事が来ない。裁判所書記官からの催促にも応答しない。


たとえば、昼間事務所に電話してもだれも出ない。


たとえば、期日に遅刻してくる。


たとえば、当該期日に必要な準備をして来ないので、実質的に無意味な期日を重ねてしまう。


たとえば、相手方当事者と、打ち合せができていない様子である。



・・・・「変だな」と思っていたら、所属弁護士会から懲戒された旨の公告が「自由と正義」に出ていた。


懲戒理由は、"事件放置"。


顔を知っている弁護士が懲戒されたのははじめてなので、さすがに気になって調べてみた。


すると、直接の懲戒理由のほかにも、多数の"余罪"があり、所属弁護士会が尻拭いに奔走している姿が浮かび上がる。


僕との案件については、それなりに納得のできる和解をさせてもらったので、個人的な遺恨はない。


しかし、これについても、時期的にもう少し遅かったら、危なかったのかもしれない。


もともと、頑迷で扱いにくい相手方当事者が、裁判の途中から弁護士を付けたことで、当方としては、「これでお互いに合理的な話ができる。和解の可能性が出て来た」と、相手方弁護士の見識に期待した事件。


相手方代理人に「放置」されてしまったら、こちらとしてはお手上げだった。


直接お会いして話をした限り、「ものすごく変な人」という感じはしなかった。


むしろ、温厚で親しみやすいお人柄で、表面からはうかがい知れない"心の闇"を抱えていたのかなあ、と今になって思う。


度を過ぎた"事件放置"は、弁護士の力量とか、キャパシティというだけでは単純に説明できない、"心の問題"が潜んでいるという気がする。


・・・・かばうつもりは毛頭ない。しかし、心中やや複雑な一件として、ここに記録にとどめておこう。

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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2018-05-03 04:17:19
このブログは「進化する」と銘打ちながら、書くことって愚痴か自分の苦労自慢が多いですね。
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