ねぐら(進化する弁護士ブログ)

(-. -)zzz...  
 
その都度、興味のあるネタを書いて行きます。最近は、投資話が熱いです。。

リーマンショックを知らない世代

2016-11-26 | 弁護士が株式投資を始めて分かったこと
あなたは、「リーマンショック」のとき、どこで何をしていましたか?

3年~4年くらい前に異業種交流会(※合コンとも言う)でそんなことが話題となり、その場に居合わせた紳士淑女が、「いや、あのときは大変だった」「仕事が激減した」「今はだいぶよくなった」などとうなずき合っていたのを思い出す。

僕は、(へえ、そんなもんかね)と聞いていたが、正直実感がわかなかった。

ちなみに、そのときの集まりは、男女ともに、聞けば名の知れた企業にお勤めの人たちであったが、とくに銀行・証券・保険などの業種ではなかった。


リーマンショックとは、言うまでもなく、2008年9月15日に、米国の投資銀行であるリーマン・ブラザーズが破綻したことに端を発して、続発的に世界的金融危機が発生した事象のことである。

そもそもの前提として、その前年のサブプライムローン問題があり、ものすごく省略して言えば、これは証券価値が大暴落する一種のバブル崩壊現象である。
そのせいで、だれも予想し得なかったリーマンブラザーズ社が破たんしてしまったということである。
(あと詳しくはWIKIを見てちょ)


・・・・なるほど、2008年9月15日か。それは、実感がないわけだ。


そのころ、僕と同年代の男女はみんないっぱしの社会人として、矢玉の飛び交う経済フロントラインで戦っていたのに対し、僕はただのプータローだったからね。

(このブログをつけていなかったら忘れていた。その年の9・11が、司法試験の合格発表日であったのだ)

ぶっちゃけ、世界経済でなにが起こっているかよりも、おのれが受かるかどうかの方が大事、というよりも、そのこと以外に関心がなかった。


と、いうわけで、何が言いたいかというと、僕は投資家としては、「リーマンショックを知らない世代」だということである。

まあ、それを言ったら、「東日本大震災」も知らない(事象としては体験しているが、そのころ相場の世界に身を置いていないので、たとえば日本で震災が起きたのに、なぜか円高になる、という現象を身をもって体験していない)し、アベノミクス相場も最後の方しか知らないんだけどな!

ぞくに10年に1回とか、100年に1回などとも言われるが、こうした大相場をぜんぶ経験して、今日まで生き残ってきた個人投資家というものは、尊敬に値する。


とりあえず、僕は、今年起きた「ブレグジット(英国離脱)」と「トランプ様現象」は、なんとか生きのびてます。

まあ、この二つは、遠くからだんだん盛り上がって近づいて来る波が、いつころ到達するか、あらかじめ分かっている点で、投資家に与える驚異の度合いとしてはリーマンと比較にならないのであろうが。

外国為替相場のチャートを見ていると、まるで上も下もない無限の宇宙を漂っているようだ・・・。

2016-11-25 | FX・外国為替市場
外国為替相場のチャートを見ていると、まるで上も下もない無限の宇宙を漂っているようだ・・・。

この点、個別株式であれば、どんなに上昇しても、下落しても、ある程度のところで天井をつけ、底を打つことが想定される。

もちろん、会社が倒産してしまえばゼロになることもあるが、三菱UFJフィナンシャル・グループが倒産すると思いますか?

(そのときは日本も終わりだ)

マイナス金利政策導入の影響もあり、昨年12月の時点で800円を超えていた同社株が430円くらいまで下落したときも、正直そんなに怖いとは思わなかった。

(※現物に限る。信用取引はまた別の話)

日本を代表する企業の株のPBR(※純資産倍率)が0.5を割っている時点で、圧倒的な割安感から将来の値上がりを見越して「買い」を入れて行くのが素直な反応だと思う。


これが為替レートになると、そうはいかない。

たとえば、1ドル100円を割って99円台に突入したときに、「こんなに下がったら(ドル円の)買い時だ!」とは、だれも言えなかったはずである。

だって、このあと1ドル80円や70円まで落ちない(円が強くならない)という保証はどこにもないんだから。

もちろん、1ドルの価値が126円まで上がったとしても、「こんなに上がったら売り」かどうかは、やっぱりだれにも分からないのである。

130円まで上がるかもしれないからね。

この点、為替レートは上と下が定まっていない宇宙空間のようである。


重力にたましいを引かれ、空気の底であえぐように生活している地球人(アースノイド)がうかつに手を出してよい世界ではない。

チャートを見て、考えるのではなく、感じることができるか?

それ以外に、生き残る秘訣はないように思われる。



【ドル円チャート・週足】




「株やってます」って、なんか後ろめたい感じがして、大きな声で言いにくかったりする

2016-11-24 | 弁護士が株式投資を始めて分かったこと
「株やってます」って、なんか後ろめたい感じがして、大きな声で言いにくかったりするんですかね。

お金を稼ぐこと自体を目的とする。しかも労働をせずに。・・・・ということに、ものすごい後ろめたい感じというか、こんなことをしていると、いつかバチが当たって、人生ふみ外すぞ的な、「畏れ」のような感覚を持っている人がたくさんいるんですね。

そこまで行かなくても、「株式投資?ようはギャンブルでしょ。そのうち、大損するに決まっている」なんて、妙にネガティブにとらえる人が実に多い。

弁護士にも、そういう人、いっぱいいそうですね。

実はよく知らないくせに、なんとなくのイメージで、良くないものと決めつけてしまう。

経済通の弁護士って、おどろくほど少ない。

僕も、昔はそうでした。(照)


「苦労して、汗を流してお金を稼ぐのが尊いんであって、楽して儲けようとか、不労所得なんかは、けしからん!」という、ゆがんだ認識が、日本人のDNAに深くきざみ込まれている気がします。

僕は、この間違った認識(ひたいに汗して働くことが美しいという価値観)というのは、日本史のどこかの段階で、時の権力者によって、人為的に組み込まれた可能性があると思っています。(※検証はしていない)

たぶん、太平洋戦争に負けたときか、明治維新後に国が飛躍しようとしたときか、徳川家康が日本全体を統治するシステムを作ったときか・・・・そういう、権力構造の節目のどこかでだと思う。

労働それ自体を美徳と考える質の良い労働者が欲しかったんでしょう、と。


労働のきつさは、収入の大きさとほぼ反比例する。

このことは、20代の多くをブルーワーカーとして働いて過ごした僕の実感である。

人は、労働者を目指すのではなく、すべからく投資家を目指すべきである。

同じ100万円の収入なら、できるだけ無駄な労力を使わず、涼しい顔をして稼ぎ出した100万円に価値があると僕は思っています。

僕が株をはじめたきっかけ

2016-11-23 | 弁護士が株式投資を始めて分かったこと
いや、実を言うと、ずっと頭のどこかに引っかかっていたのである。

このブログをはじめたころの僕は、「株式投資とか、為替取引とかって、ようは、不労所得を得ようとする行為でしょ」って思っていましたよ。

「労働は、ひたいに汗を流してするのが尊いのであって、マネーゲームとかに手を出すやつは、間違っている人」

・・・・そんな風にすら、思っていたかもしれない。

だから、ホリエモンとかも、昔はキライだったな。

「この世に金で買えないものはない」とか、そんな風な発言に、素直に反発していた自分を思い出す。


この点、今、はっきりと言う。

「俺は、なにもわかっていなかった。青二才でした。愚かでした」と。


司法修習生のころ、とある就職活動で、とある大御所の弁護士が、こんなことを言った。

『君たちは、エライ!!なぜなら、君たちほどの努力ができて、難しい試験を突破できる才能がある人間なら、弁護士なんかにならずに、ましてや、●●のような弱者救済の事務所に来なくても、投資をやれば、もっとお金を稼げるのに、そうせずに、弱者とか人権の側に来るところが、エライ!!!』

(あんまり言うと、色々ばれそうなのでこれくらいにしておくが、某大御所先生はたしかにそう仰った)


もともとひねくれている僕は、このときの大御所のセリフがずっと心のどこかに引っかかっていたのであった。

「そうか、投資をやればいいんだ」と。


人間、潜在意識が「やりたいでしょ?やりなさいよ。本当はやりたいんでしょ?ねえ、そうなんでしょ。ほら、やれ、やれ、やっちまえ」と語りかけてくる分野については、絶対に我慢できないのである。

(そこで己の内なる声を聴いてきこえないふりをする人間は、所詮それまでのツマラナイ人間だ)


そこで、おととし(2014年)の暮くらいから、証券会社に口座を作って、ぼつぼつと始めた。

今では、これが面白くって仕方がない。

これまでも自分の人生を振り返ると、色々とヒットしたものはあったが、今回のは格別である。

なんでもっと早く始めなかったのだろう・・・・とは、僕は思わない。

物事すべてに、「時機」というものがある。

不思議なことに、内なる言葉に耳かたむけ、「よし、やろう」と決断すると、なぜか、自分の信頼する複数の「友」が、同時期に同じことを始めたりする。
(そういう"偶然"は、物事が動くときには、昔からよくあった)

ときは今、である。

今、一番自分が燃える(萌える)ものについて、このブログで書いて行こうと思う。

トランプの真実

2016-11-23 | 弁護士が株式投資を始めて分かったこと
トランプ氏が当選して、早くも2週間。

この間、トランプ氏当選に便乗した言説や出版が相次いでおり、非常に興味深いですね。

私の個人的な感想ですが、

「アメリカの大統領選挙を、こんなに手に汗握って見守ったのは、初めてのことだ!」

これです。

人間というものは、己の利害に直結する問題には、本気になるものである。

コロンビア州やオハイオ州がどこにあるかなんて、これまでは、ほとんど意識したことがなかった。


逆に言うと、自分と直接関係のないところで、トランプ氏の言動に対して「本気で」怒れる人は、すごいなーーーと思います。


これからどうなるか分かりませんが、なんか、クリントン氏が当選するよりも良かったような・・・。

彼女は、「性別を男じゃなくした」以外は、歴代の白人エリート大統領と違いが見えません。



トランプショックがせまる 貿易戦争・核戦争の危機
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※核戦争なんて起きないって

トランプの真実
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※トランプの真実とは??