ねぐら(進化する弁護士ブログ)

(-. -)zzz...  
 
その都度、興味のあるネタを書いて行きます。最近は、投資話が熱いです。。

真田丸終わってしまったが

2016-12-23 | レビュー(本や映画など)
大河ドラマ「真田丸」面白かったですねー。

私は、毎回録画してためておいて、時間のあるときにまとめて見ています。(最終話はまだ)

まあ、個人的には、BSの方で同時並行でやっている「武田信玄」(中井貴一主演)の方が面白いけどな!

あのころの大河(ほかに「独眼竜政宗」とか、そのあたり)は、今の大河とは違う迫力に満ち満ちていた。

『権謀術数と、暴力の渦巻く男中心の戦国時代』を真正面から描いていた。

出てくる武将は、みんな"男らしい"荒武者だった。

(今の価値観で判定すると、DV男すれすれの者もいた。武田信虎とか、独眼竜に出てくる最上義光とか)

まさか、今の世の価値観に照らして文句を言う者がいるとは思えないが(※いたりして。人権サヨクのアホな弁護士とか)、大河の表現も時代とともに変わって行くということなのだろうね。


三谷作品と言えば、「新選組!」のDVDを大人買いしているが、こちらは年末年始の楽しみにしています。



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「一つの中国」なんて、だれかが「それ、嘘じゃね?」と言い出せば、意外と簡単に崩れ去る

2016-12-16 | 弁護士が株式投資を始めて分かったこと
 『オバマ大統領は、多数の国民を殺したキューバの独裁者に接触してきた。一方、トランプ次期大統領は台湾の民主的指導者と接触しただけだ。新政権になって、中国に対する経済政策などは大幅に変わるだろう』(マイク・ペンス、次期副大統領)
【JBpress 12/14(水) 6:10配信記事より】


うーむ、妙に納得してしまった。


トランプ氏が台湾総統と電話会談を行ったことについて、外交経験のないトランプ氏が、これまでの米中関係の経緯や現実をよく知らないせいだとする見方があったようだが、それは、さすがに見くびり過ぎというものだろう。


トランプ氏キライな人たちが、なにがなんでも彼の実力を過小評価したい気持ちはわかるが。


次期アメリカ大統領が、いきなり台湾総統と電話会談を持てば、中国がどのような反応をするかなんてことは、「ちょっとまじめに勉強している日本の大学生」でも予想できることだと思うぞ。


まちがいなく、トランプ氏は、計算し尽くした上で、わざとやっているのだ。


そもそも「一つの中国」なんて、共同幻想に過ぎない。ひとたび誰かが、「それ、違くね?」と言い出しさえすれば、意外とあっさり壊れてしまう程度の、あやふやな「常識」に過ぎない。


それをかたくなに信じて守り続けることに、「利」よりも「損」が多くなってきた。ただそれだけのことではないかな。


優秀な経営者であり、合理的な投資家の本質を有するトランプ氏が、おかしな方向にヒートアップして、中国との間で無益な紛争をはじめるようなことはまずないと思います。


(当然、米国首脳部は、中国との核戦争の可能性まで、一つのシナリオとしては分析しているだろうが)


このさい、日・米・台湾の三国同盟を結んで、中国や北朝鮮などの独裁国家に対抗したらどうだろう。


こんなこと言う弁護士って、あまりいないんだろうね~。

今年の漢字一文字はやっぱり「金」だった

2016-12-13 | 弁護士が株式投資を始めて分かったこと
後出しじゃんけんのように思われるかもしれませんが、ちょっと、そんな気はしていた。

テレビとかで解説があると、だいたい出てくるのは、

金メダルの金、

アポーペンの衣装の金きら、

あとは都知事の職を退いた舛添氏が金曜日に定例会見をしていたから金、とか。(これはかなりこじつけくさい)


私が思っていたのは、どれでもない。

マイナス金利政策の金。

リスク回避で安全資産である金が買われたの金(まさに、そのまんま)

ドナルド・トランプ氏の髪の毛の色が金。


今年は、日銀のマイナス金利政策に度肝をぬかれ、保有していた銀行株が爆下げにあい、PBR(株価純資産倍率)0.5を切ったところで、

「これは絶対に買い増しのチャンス」

「日銀のマイナス金利は、実体のないお化けのようなもの」

「永遠に続くものではないし」

「これ以上、マイナスの深堀はない」

「仮に深堀する場合は、金融機関(とくにメガバンク)に対して、相当配慮した別の政策とワンセットになる」

「だから、割安の銀行株は、今が買い時」

「10年後に、今の時代を振り返ったとき、『結局、あのマイナス金利時代という特異な時代に、コツコツと安いところで銀行株を拾い集めていたひとが、一番儲けた』と言われるようになる」


・・・・などと、エラそうに分析していたものだが、トランプ氏大統領選を制する、という予期しない出来事により、偶然にも、予言が的中(?)した形になってしまった。


今年は、マイナス「金」利にはじまり、トランプ氏に終わる。

ゆえに、私の漢字一文字は、やっぱり「金」



「保育園落ちた日本しね」は、私個人の感覚としては、気色悪い

2016-12-07 | ムニャ(-. -)zzz...寝言

「保育園落ちた日本しね」は、私個人の感覚としては、やはり違和感がある。

違和感というよりも、もっとはっきり言ってしまうと、気色悪い。

まあ、別に愛国心とか、そーいうのはいいんだ。人によって温度差があるものだから。

しかし、「日本しね」はないでしょう。


そもそもこんなキタナイ言葉が、今年ほんとうに「流行」したのかね??

(少なくとも私の周りでは、ちっとも流行ってないぞ。)

その言葉が生まれた背景事情については、もちろん私も理解している。

しかし、言葉そのものとして考えたとき、ちっともキャッチ―でないし、単に不快で乱暴なヘイトスピーチの一種に過ぎないのでは。


一番最初にこのフレーズをネットに書いた人は、さほど深く考えずに、そのときの一時的な感情を吐露しただけなんでしょうけど。

本当に「日本がしんで」しまったら、自分も、自分の愛する子供も、生きて行けなくなるなんていうことを、一度立ち止まって考えた上での発言ではあるまい。


なにが気色悪いかというと、そのような「少しでも反日的な要素のある言動」があると、大喜びして持ち上げる層が、一定数存在するということ。

(弁護士の中にもいっぱいいそうだ)

そこに気持ち悪さがあるんだな。



以上、個人的に感じた違和感を書き残しておこう。


第一審の国選弁護人が、控訴審でふたたび国選弁護人に選任される方法

2016-11-30 | 刑事弁護とか
以下、東京のお話です。

とある刑事のガチ否認事件で、有罪にされてしまい、当然控訴した後で、同じ国選弁護人が控訴審でも選任されるかという問題。

刑事弁護に詳しい知人から、「半々くらい。係属した高裁の部によっても異なる。否認事件で、上申書を出してもダメだったケースを実際に知っている」という事前情報だけは得ていた。

また別のスジからは、「裁判員などの重大事件であれば、再任してもらえる可能性が大きい」とのこと。

本当のところ、どうなんでしょうね。

私としては、控訴審弁護人として引き続き活動することはやぶさかではないが、ガチ否認のプレッシャーがきついので、依頼者が希望すればやってみるか・・・という程度で、

(しかし、控訴審で熱心ないい弁護士に出会えればよいが、刑事弁護に不熱心な、とくに控訴審や上告審などはどうせ勝てないと見切りをつけて、てきとうに流す弁護人もいないではないので・・・そういう人に当たってしまったら悲劇だから、やっぱり私がやるべきなんだろうな)・・・と内心思いつつ、

高裁に上申書を出してみたところ、無事、国選弁護人として再任されたので、何かの参考になればと思い、ここに記録しておきます。


スケジュールはちなみにこんな感じ。


■控訴申立及び上申書を提出        平成28年10月11日

■法テラスにも再任希望の報告書提出          同月12日

■拘置所にいる被告人の元に、
 弁護人選任の希望調査票が届いたので、提出する    同月20日ころ


(・・・しばし時が流れる・・・)


■高裁からの国選弁護人候補者指名通知依頼書が法テラスに届く 11月28日

■法テラスから再任OKの連絡あり               同月29日

■めでたく再任される                     同月29日


なお、法テラス霞が関の親切な職員さんに聞いたところ、再任されなかった場合は、ちゃんと知らせてくれるので、知らないうちに自分が落選して違うだれかが弁護人になっている、ということはないそうです。


高裁に提出した上申の内容ですが、特別なことは何も書いておらず、ごく簡単なもので通りました。

上申の趣旨
 当職は、上記被告人の第一審事件(※事件番号××××)について、国選弁護人として選任された弁護士ですが、控訴審においても引き続き国選弁護人として選任されたく、ここに上申します。

上申の理由
 本件は裁判員裁判対象事件であり、××××という点が主な争点であるところ(否認事件)、このように重大かつ困難な事件について、控訴審の段階で新たに選任されたばかりの弁護人に対し、被告人が一から事情を説明し、相互に信頼関係を築かねばならないとすれば、十分な防御ができず、充実した審理ができないおそれがあります。
 また、被告人は××××(外国人)であるところ、日本語が不自由であるため、コミュニケーションをとるため通訳を介する必要があり、この点からも、なじみのない弁護人及び通訳人との間で相互理解を得るまでに時間がかかるおそれがあります。
そのため、被告人は、本件の事情をよく知っている当職が、控訴審においても国選弁護人として選任されることを強く望んでおります。
そこで、前記の通り、上申する次第です。
以上


(※だいたいこんな感じ。実際に出したものとまったく同じではないです。念のため。
ちなみに、通訳さんも同じ人が選任されたので、非常に良かったと思っています。)


しかし、控訴趣意書提出期限、平成29年1月11日というのは、なかなかタイトなスケジュールですね。(苦笑)