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「ジベタリアン」

2004-09-13 10:05:48 | 時のコメント
先日(9/3)、20数年ぶりに、用事があって通勤電車に乗りました。始発で乗ったので、当然座って、仮眠のつもりで目をつぶっていたら、お年寄りの声がしたので、ハッと気が付き、すぐに「どうぞ!」と言って席を替わりました。嬉しそうに4人のお年寄り達の内、3人が座りました。

 私は、吊り皮に掴まりながら、何気なく隣の車両を眺めると、女子高生の一人が、ドアの入口近くの床に座り込んでいるではないか。友達と思われるもう一人は、その前の座席に座りながら、結構大きな手鏡を持ち出して、人の目も気にせずに化粧をしているではないか。側には、中年のおじさんがけげんそうな顔をしていた。

私も、名古屋駅の階段の所やコンビニの前等では、時々「ジベタリアン」を見かけたが、電車の中、それも通勤電車(それなりに込んでいる車両)の中で、人の視線は構わずに平気で座り込んでいる姿にはあきれてしまった。しかし、誰も注意をしようともしない。人に関わり、何か言い返されるのが嫌なのだろう。私の目の前であったら、私は(人を見ながらであるが)おそらく注意をしたであろう。

 よく、電車の中では、「車内では、携帯電話のスイッチをお切りになるか、マナーモードにて切り替えてください」とアナウンスがあるけれども、「車内では、人にご迷惑をおかけしますので、車内の床などに座り込まないでください」ぐらいは、今後必要になってくるのだろう。

 しかし、驚いたのは女子高生だけではなかった。途中から、定年後のアルバイト(後から気付いた)の方と思われる男性が、隣の吊り皮に手を掛けていた人の吊り皮に、一緒に手を掛けたかと思つたら、座席に座っている人達に構わずに、「ちょっと、すみません」と言いながら、座席に足を掛けて車内広告を取り外すではないか。わずかな時間の中での出来事で、誰も文句は言わなかったけれども、車内広告の交換ぐらいは乗客が全て降りてからすべきことではないかと思う。

私も急いでいたので、終点駅に着いたら、すぐに駅を出てしまったけれども、駅当局に、「ジベタリアンはやめさせろ」「車内広告の交換は、交換する時間帯があるだろう」ぐらいは、言っておくべきだったかもしれない。今後、こうしたことが少しでもなくなるために。・・・・もし、このブログを駅当局の方がご覧になっておられるならば、ご検討ください。
 モラルのない2つの行動を見て、私はなんとなく、気が重くなってしまったのである。
ジベタリアン