コロラドカヌー日記

カヌースラロームの強化委員と運営委員の雑用をしています。

Charlotte, NC to Boulder, CO

2006年08月29日 | Kayak
2日かけて無事帰宅。車の中の自分の物を片付けて、Scottの家に車を返しに行った。Scottに今回のレース楽しめた?と聞かれて、「楽しめたけど、もっと上手くなりたいと思った。」と言ったら、やはり一昨日と同じようなことを言われた。
「ああいう速い流れに慣れる必要があって、それは自然の川では無理。人工コースの河床の抵抗は0に限りなく近くて、それが早い流れを作りそれに対応する技術を必要とする。今回は選手間に慣れの差がまったくなかったので、引退したScottでも経験で4位に入れたけど、今後あそこでみんなが練習を重ねれば、来年になったら15位くらいに自分の順位は落ちると思う。」
つまり日本人選手がワールドカップとかで上位に食い込む為には、こういう人工コースになれる必要があるということ。現状では慣れる為に、俊平たちのように海外に遠征する以外ないのだと思う。2016年のオリンピック開催地に東京が決まれば、人工コース作れる可能性はあるだろうけど・・・。

Charlotte

2006年08月26日 | Kayak
Aug25
昨日撮ったビデオをもとにレースノートを書いた。Zuzanaは、イメージトレーニングでタイムを計っていた。すげぇ。

レース
コースが難しかったので、久々に50を連発の最悪の出来だった。大会に飲まれていたのもあると思う。
1本目:緊張しているのが分かったので、リラックスさせるようにしたら、今度は集中力がなくなった。その後は失敗の連続で、最後のシュートで無理をして上流側沈。沈前後で50。アテは不明。
2本目:今度は集中してスタート。難しいところ以外は上手にこなしたけど、その難しいところが問題でビリから3番目。記憶にない50と5アテ
殆ど、初レース並みの無力感。悪いことばかりで何を書いていいのか分からない。ドロップと波が大きな場所になると、バウの少し前しか見ていなくって、次のゲートとかまったく見えていなかったと思う。こればかりはGoldenやSalidaで漕いでも手に入れられない慣れの問題だと思う。Hellaでさえ、そうだった。各Run毎に2人で一緒に落ち込んでいた。悔しい。

レースが4時からだったので、晩御飯は9時ころになった。Shipleyファミリー+Zuzana,Eric,Garry,とオレで、新コース完成祝い。
おまけ:NewYorkTimesに写真と名前が載っちゃった。

Charlotte

2006年08月25日 | Kayak
Aug24
今日やること。
1本目昨日と同じことをやったら、2本目からゲート練習。ゲート練習をしながら、苦手なドロップ2箇所の練習。ギリギリまで我慢して、思いっきりパドルを引くこと。練習後、デモがあるので、それをしっかりビデオにとること。

今日できたこと。
ウォームアップをしてみたらカナリ疲れていることが判明。予定を変更して1本目からゲート練習+ドロップ練習。ゲートはほとんど通れてドロップも3本目には行けるようになった。一番大きなドロップで、ちゃんと顔を上げていられるようになり視野が広がって余裕が出来た。それと何でトップの連中が1時間ずっと漕いでいられるかもやっと分かった。要所要所でちゃんとパドルを入れているので、余計な力を必要とせず、それでいて最大のスピードを得ている。途中休みを入れながら、コース前半を3本とコース後半を5本漕いで終了。

今日出来なかったこと。
残念なことは、コースになれて終わってしまったこと。タイムを削る練習をする時間がなかった。それと斜めになっている波に乗る練習をこなせず不安。月曜日に来ていればよかったとちょっと後悔。こういうコースのない日本の選手は、ワールドカップとか行った時に本当に大変だなぁと思った。俊平たちの苦労が良く分かる。

夕方から6時45分からForerun(Demorunとは違うらしい)。見て役に立ったかっていうと・・・あんまり参考にならなかった。そのあと、Scottからコース攻略方法をHellaと一緒に教えてもらった。自分では意識できていなかった注意する点やその対策を教えてもらえて、非常に助かった。

夕飯は、Scott, Hella, Poul, Zuzana, Eric, Parisと一緒にパスタを作ってたらふく食べた。

出来立てホヤホヤのCharlotteの人工コースの動画です。オレは、最後の最後に右アップを出た直後が一瞬だけ写っています。前が白で後ろがオレンジ色の船を捜してね。

Charlotte

2006年08月24日 | Kayak
Aug23
今日やること。
1.ClearCreekと同じフォームで漕ぐこと。①姿勢を良くする。②目線、頭を上げる。③身体を捻る。④リーニング・前傾・後傾をちゃんと意識して使う。
2.流れになれる為、①コースのエディ全てで止まる練習。②フェリーの練習。
3.時間と体力に余裕があったら、ゲートを使ってタイミングを計る練習。
おまけ:早めに行ってコースをスケッチしてみようとも思っている。

今日出来たこと。
予定したことは、後半の3箇所のエディに入れなかった以外、1.2.3.+おまけも、出来た。みんなゲートくぐる練習やくぐる努力をしている中、一人それを無視してエディに入ったり、フェリーしたり。お陰で大分慣れたし、それぞれのエディの癖とドロップのポイントも大まかつかんだ。最後の一本は、試しにゲートをくぐる努力をしてみたら、要所要所は出来た。明日はこれらの精度を上げれば良いと思う。

ボイルがあったり逆流しているような安定していないエディで、5分も留まっていると簡単に姿勢が良くなる。しかも、すこし落ちているドロップ後のエディなら、上流から来る選手を見る必要があったので、目線も頭も上がった。フェリーしていたので、リーニング・前傾・後傾も出来るようになった。あとは上手に大きなドロップを落ちる練習。ギリギリまで最後の一打を待って打たないと、ちゃんとストリームアウトが出来ないことが分かったので、明日はそれを完璧にしようと思う。明日の1時間でなんとかしなくちゃ。

今日は晩御飯をJim Chandlarの豪邸でご馳走になった。ScottやCathy, Davideの現役時代のスポンサーをしていたレクリエーションカヌーをしていた人で、大金持ち。もう殆ど、『セレブ宅拝見』の世界。すごいものを見せてもらった。近いうちペンギンを飼うらしい。

Charlotte

2006年08月23日 | Kayak
Aug 21
6時半にBoulderを出発。St.LuiseとLouisvilleの中間地点まで16時間約1600km走って今日は終了。今回で2度目の25600km走破になるので、要領は得てきた。準備は万端に。走行中食べるものは果物だけ。水はあまり摂取しない。ガソリン給油時に全てを済ます。走行ペースは守る。運転中の暇つぶしをちゃんと準備しておくこと。これらのおかげで、自分より早い車と殆ど同じペースで走れた。自分のカラゴンじゃなくて排気量の大きいScottの車で運転が楽だったので長距離運転もあまり苦にならず助かった。明日は約1000km走ってCharlotteに着いて、休む間も無く午後5時から練習。

Aug 22
6時に何処だかわからないけど出発して、夕方4時頃Charlotteに到着。練習時用のビブスを貰って、Cグループは7時半から練習。A Grp.は、アメリカ代表とかそのレベルの人たち。B Grpはその次のレベル。Cグループはごちゃ混ぜ。A,BGrp両方の練習を見た後に練習開始。長距離運転の疲労と初コースなのとで、漕いでて自分で何やっているのか、わけ分からなかった。コースの3/4はなんとかできそうだけど、高速部分&ドロップは後手後手になってもうお手上げ。「もっとできると思ったのに・・・」と言ったら、Scottが「なれるから大丈夫と」後でアドバイスをくれた。確かに4本目くらいには目が慣れてきていたしね。

楽しいことはたくさんあった。たくさんの友達と再会できたこと。Zuzanaをはじめ、10人以上。すっごくうれしかった。初めて、ゴールからスタートまで船に乗ったまま運んでくれるベルトコンベアーに乗ってちょっと面白かった。コンベアーの最後のところがローラー滑り台になっているので、後ろ向きにけっこう乗ると面白い。そう、コースの工事が遅れていた影響で、OCレースがNantaharaで開催されたので、村岡さんには悪いけど、私が日本人で初めてCharlotteで漕いだ人になりました。そうそう、俺の設計したゲートシステムは、そのマンマ採用されたみたい。土木技術者として設計が初めて作られました。

レースの期間中、Zuzana宅にお世話になることになった。今日は晩御飯までお世話になっちゃった。