おやじの遊び道具。

  シケたおやじも、愛されたいのだ!

不景気への免疫。

2008-12-13 | うみとそら
やっとシゴトの一区切りが着いた。
なんだかなあ、というテンションの低かった10月11月を経て、
久しぶりに面白いシゴトだった。
自分の表現力も上がったと実感したし。
裏を返せば、
これまでよくもまあこんな薄っぺらな文章表現をやっていたなあ
という自己嫌悪でもあるのだけど。
まっ、過ぎたことは気にしない。

瀬戸内寂聴さんは肌つやがよい。
51歳で出家して、
それまで溜まりに溜まった人間としての汚泥を
じゅんぐり吐き出してきたからだろうか。
寂聴さんのように内面から浄化をして美を追求するヒトも入れば、
身体中何かと塗りたくり
ブランド品をぶら下げてそれで美を磨いたと満足するヒトもいる。
女性いや人間は不思議な生き物だ。
こんなに価値観が違ってさ。

寂聴さんをして、
「親が子供を殺めたり、裁判官が逮捕されたり、これは未曾有の社会不和だ。
こんなに長く生きてきた私ですら、対処する術が思い付かない」
御年86歳になる重き言葉だが、ちょっと残念だ。
これだけ生きてみても、まだ分からないことだらけと閉めてもらえれば、
寂聴さんでもそうなんだと謙虚さに感銘し、
世のヒトビトの努力の糧につながったと思うのだが。
よくよく考えてみれば、
これまでも相当な社会不和が生じていたはずだ。
100年スパンで考えても流血の惨事や道徳の欠如は
いく度となく重ねられてきているのだ。
戦後でさえ日本人による大虐殺や大久保事件や若者の集団自殺など、
もちろん不況や貧困も。
その点、日本経済連会長のキャノン御手洗富士夫さんの回答は明確だ。
「あと2年でこの景気後退は沈静化する。だからそう悲観的に考える必要もない」
それでも2年の内にひどいところでは1万人級のリストラが行われ、
電車を止めるヒトも多発するだろう。
分かっていても、そんなことには触れず。
流石はリーダーだ。
どうしようもないことは仕方がない、と大事をとる。

さあて、来年からは一段と経済状況は下降する。
非常に不謹慎だとは思うが、なんだかワクワクしている。
まるで怖いもの見たさ。
幸いなことにこの10年ほどで、
身体にはしっかり貧困に対する免疫が身に付いている。
景気の波を逆行できる、いくばくかの覚悟と体力も残っている。

さあ、Goes for itオレ.


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