おやじの遊び道具。

  シケたおやじも、愛されたいのだ!

ヒトの懐具合。

2006-12-14 | なんでも
おいらの被服費が数十年前に比べ、激減していることを確認した。

何しろ学生時代に買ったものを、まだ着ている。
レッドウィングのブーツやカーハートのジャケットや
グローバーオールのダッフルコートなど。
原価償却もきれいさっぱり済んで、
さぞかし当の衣類たちも喜んでくれているだろう。

もう数年前に流行った、
Abercrombie&Fitchのスエットも20年ものだから、
擦り切れてボロボロ。
でもいいの、いいの。
おいらもともと古着好き。
今でこそ市民権を得ている、
穴あきGパンなど貧乏くせえと罵られながら、
昔から履いていたもんね。

モノ持ちがいい、かみさんのモチも…
それが円満の秘訣か?

先日新卒入社3年目の若造くんが
「ちょー貧乏なんす、酒も飲めないのでゴチしてください」とのたまふ。
いまどき景気のいい、
有名企業社員だから相当もらっているのに、なんでだ。
ゴチしてやる代わりに現代若造の懐具合を聞いてみた。

「何にそんなに金使ってんだ?飲み食いか??クルマか???」
「メインは食費と家賃でしょ。あとはクルマと…」
「貯金は?」
「月2万ほど、です」
ボーナス別で、こやつは月に手取り30万円ほど。
社会人3年目なら結構な金額だろう。
「おいっ、先月の使い道明細を教えろ」
「家賃8万、食費4万+飲み食いタバコ6万、クルマ&駐車場&保険6万で…」
「そして貯金が2万円なら、4万円くらい残ってるだろう」
「それがすね、デートとプレゼントで2万、
あとなんか消えちゃったんすよ。スーツも買ったんすけど、
これはボーナス払いだから含まれないか」
「そのスーツか?いくらだ?」
「5万す」

みえねえ、5万にみえねえ。
おいらだったら、もっといいのを2着買うな。
生地がちゃちい、縫製が雑、そもそもシルエットがアンバランス。
流行にそのまま乗っかっているだけで、
オリジナルを知らねえから、
そんなナンチャッテを上値掴みするんだな。
で、そんなこと言おうものなら、
さるまねさん、流行ってのを分かってないすよ…
と反論されんだろうな。

「で、残りはどこに消えた?パチンコか、
漫喫か?どうせ、そんなとこだろう」
「そのとおりす」

この若造の経済観念は確かに、おおざっぱだ。
タバコを買いに、階下のコンビニ行っても、
パンや雑誌やジュースを衝動買いしてくる。
いまは普通なんだろうな、そういう感覚。

こちとら、
ペットのお茶は5百mlと2ℓボトルを買って詰め替えて使う、
外食はほとんどしない、
衣類は人と同じものはできるだけ買わない。
どうだ、この金銭計画。

しかし、50近くになっても貧乏だ。
あまりその行為に正当性がない。

「おまえ、分かってんだろうな?
 ここはゴチしておくから、ちゃんとその分発注しろよな」
「ははっ、がってん」
こういうのを、企業癒着ってんだろうな。

まっ、いいか。

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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2006-12-14 18:05:24
昨日、拝見させていただたコート、素敵でした。
嫉妬してます、まだ…。
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Unknownさん (masabows)
2006-12-14 18:43:35
何をおっしゃる、うさぎさん!

Unknownさんの
オイルレザーのモカシンも中々のもんですぜ。
もしや、コールハーン?

でもね、
あのコートは一昨年のヤフオク戦利品ですわ。
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