おやじの遊び道具。

  シケたおやじも、愛されたいのだ!

「華は枯れるから」

2005-01-19 | はな
市井の花屋店員、久彦43歳。人生に期待や夢など持たず、日々をなんとなく過ごす中年男である。数年前から、雇主の指示により、日常の業務と並行して、フラワーアレンジの教室運営を任されている。ここに通ってくる、明治オンナ和津子のことが、気になっている昨今。それも恋愛感情をもって。お婆ちゃん子だった、幼少時代のDNAがそうさせているかもしれない。「華は枯れるから、愛でたいのです」という和津子の言葉をきっかけに、生きることの意味を考え始めた久彦。雇用や将来への不安、新聞紙上をにぎわせる殺伐とした事件など不透明な時代のなかで、淡々と生きる40男の意識の変遷を描いた作品。を、書いてみようかと。

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