師走の迷走、その後。

やっぱり。

話がとんとん拍子で膨らんでしまい、
短期間で高額の銭をせしめることになった。

オレを含む世の中の三文フリーランサーなどは
きっと「おいしいシゴトだな」とbongobingoと胸を叩いて喜ぶのが有体だろうが、
オレはそういう了見が嫌いだ。
時間給にて働く学生ならば、
その実務が軽減されることをほくそ笑むのは仕方ないのだが、
いいおっさんがしかもモノを創造する端くれが、
そんな気持ちを微塵でも持つことは
糞壺に手を突っ込んで嬉しがっているようで痛たまれないのだ。
良質なものを創ってなんぼの職種だから。

おいしいシゴトだから、シナリオ書かないか。
嫌だ、まっぴらごめん。

それで食えなくなるようなら、
書くことなんか止めて他の仕事に就いてやるぜ。
懐事情が厳しいのは、当然のとーちゃんなんだが
面白いゴトしかやんないぞ。

そうだオレは、ヘンコツな変わり者。