おやじの遊び道具。

  シケたおやじも、愛されたいのだ!

ブルーレイは要らん

2008-03-31 | ビデオムービー&CM
MSが早々にHDを支持し、WMがHDを全店舗から引き上げ、
TBが関連事業からの撤退を表明し、
SO陣営がほくそ笑むブルーレイディスク(BD)だが。
誰もが知っているここまでの経緯はなんとか理解しているおいらだが、
実のトコロBDがどのようなものでどんな影響を及ぼそうとしているかが、
てんで分からない。
そこでその道の権威である(?!)AVモザイク技術者のK氏にインタビューを試みた。
なお時間の都合上“鮮明さ”というコトのみに絞ったので悪しからず。

開口一番、「これまでのDVDの品質で充分」

「制作者サイドの意見を言うなら。見えなくていいものまで見せちまう功罪は大きいぞ。グラドルの微妙な二段腹や顔をいじくった形跡までも分かっちまうから、それらを撮影前に神経質なくらい修復したり撮影後に念入りにCG加工しなきゃならん。手間が増えて時間も制作コストも高くつく。矢沢の『もったいない』というCM、矢沢自身で見たのかな?もし見たなら、自分の老いた顔に愕然としていると思うよ。皺や染みをメイクで隠せたとしても、そのメイク具合まで再現されんだから。続いてユーザーサイドから。名作と言われる動画でも、BDのスロウで見直したら、アラが見えまくって、そりゃもう感激度数半減だろうな。特に特撮ものなんか、『ありゃ、こんな風に撮ってたのね』なんてもう白けまくり。そんで持って、ゴッドハンドなどと言われる医療もののドキュメントなどは、リアル過ぎてきっと気持ち悪くなってゲロゲロ吐くに違いない。とにかくさ、リアリティがあり過ぎるってのは、善し悪し。見える見えないかのチラリズムというのが、興奮や嫌悪や怒りや悲しみなんかの、人間の創造力をかき立てるだからさ。丸見えなんか、ロマンもへったくれもねえ。どうせなら画像よりも音響の方を優先させる方がユーザーの興味を引くんじゃねえの。ユーザーが冷めちゃったら、メーカーさんの商売になんねえぞ、きっと」


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