【ジョージ(南アフリカ)=込山駿】日本代表が、初のW杯8強入りに挑む決勝トーナメント1回戦のパラグアイ―日本は29日午後4時(日本時間午後11時)から、プレトリアで行われる。
ホスト国として臨んだ8年前の日韓大会でも挙げられなかった決勝トーナメントでの初勝利を、2度目の挑戦で得られるか。
日本は、W杯初出場だった1998年フランス大会から4大会続けて出場しており、現在までの最高成績は、今回と日韓大会の16強。日韓大会は、宮城での決勝トーナメント1回戦でトルコに0―1で敗退した。パラグアイとの次戦は、日本サッカーのW杯最高成績をかけた一戦でもある。
岡田ジャパンは今大会、グループリーグE組を2勝1敗の勝ち点6で2位通過。カメルーンとの初戦に勝つと、強豪オランダにも善戦し、デンマークとの3戦目は2点差をつけて快勝した。
中村俊(横浜M)や岡崎(清水)らを控えに回し、MFの本田(CSKAモスクワ)をFWで起用するなど、岡田監督が大会直前に打ち出したチームの大幅改造が成功。チームは勢いに乗っており、大久保(神戸)は「一人一人がやるべきことを分かっている」。闘莉王(名古屋)も「南米勢とやれるのが楽しみ」と、前向きな気持ちで大勝負を心待ちにする。
パラグアイは世界ランク31位で、45位の日本より格上。南米予選を3位で通過し、今大会はイタリア、ニュージーランドと引き分け、スロバキアに2―0で快勝し、F組を1位で通過した。2004年アテネ五輪で準優勝。当時のU―23(23歳以下)代表で、日本戦に出場したメンバーから今回のW杯に3人が名を連ねている。
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