岡田監督、オランダ戦「もう少し攻撃に」

　【ブルームフォンテーン（南アフリカ）＝込山駿】グループリーグＥ組初戦でカメルーンを下し、勝ち点３を得た日本代表は１４日夜（日本時間１５日早朝）、試合会場のブルームフォンテーンからチャーター機でジョージに戻った。

　歴史的な１勝を挙げた直後の記者会見で、岡田監督は前を見据えた。「今日のホイッスルは次のオランダ戦の始まり。もう少し攻撃に出ていけるようでないと、戦えない」

　日本の次戦は、１９日午後１時３０分（日本時間午後８時３０分）から始まるオランダ戦だ。この世界ランク４位のチームは、司令塔のスナイダー（インテル・ミラノ）や点取り屋のファンペルシー（アーセナル）をはじめ、世界の一流がずらりとそろう。デンマークとの初戦は、危なげなく２―０。伝統のサイド攻撃は、左太ももの故障から回復の途上にある快足左ＦＷロッベン（バイエルン・ミュンヘン）を欠く布陣ながら素晴らしい迫力。統率のとれた攻撃サッカーを披露した。

　日本はカメルーン戦で、前線から人数をかけて相手ボールを追い回す守備ではなく、自陣で網を張るような守りを敷いた。だが、オランダ相手の場合は「ＤＦラインからフリーでパスを出されると、かなり精度の高いボールが来る」と、岡田監督は言う。より高い位置でボールを奪いにいくサッカーが出来ないことには通用しないとの見方で、選手には初戦以上の豊富な運動量が求められそう。

　昨年９月に胸を借りたアウェーの親善試合は、０―３の完敗だったが、６０分過ぎまでは互角に渡り合った。グループリーグＥ組最強とみられる相手から勝ち点を奪えれば、日本は決勝トーナメント進出に大きく近付ける。



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　【ブルームフォンテーン（南アフリカ）＝込山駿】グループリーグＥ組初戦でカメルーンを下し、勝ち点３を得た日本代表は１４日夜（日本時間１５日早朝）、試合会場のブルームフォンテーンからチャーター機でジョージに戻った。

　歴史的な１勝を挙げた直後の記者会見で、岡田監督は前を見据えた。「今日のホイッスルは次のオランダ戦の始まり。もう少し攻撃に出ていけるようでないと、戦えない」

　日本の次戦は、１９日午後１時３０分（日本時間午後８時３０分）から始まるオランダ戦だ。この世界ランク４位のチームは、司令塔のスナイダー（インテル・ミラノ）や点取り屋のファンペルシー（アーセナル）をはじめ、世界の一流がずらりとそろう。デンマークとの初戦は、危なげなく２―０。伝統のサイド攻撃は、左太ももの故障から回復の途上にある快足左ＦＷロッベン（バイエルン・ミュンヘン）を欠く布陣ながら素晴らしい迫力。統率のとれた攻撃サッカーを披露した。

　日本はカメルーン戦で、前線から人数をかけて相手ボールを追い回す守備ではなく、自陣で網を張るような守りを敷いた。だが、オランダ相手の場合は「ＤＦラインからフリーでパスを出されると、かなり精度の高いボールが来る」と、岡田監督は言う。より高い位置でボールを奪いにいくサッカーが出来ないことには通用しないとの見方で、選手には初戦以上の豊富な運動量が求められそう。

　昨年９月に胸を借りたアウェーの親善試合は、０―３の完敗だったが、６０分過ぎまでは互角に渡り合った。グループリーグＥ組最強とみられる相手から勝ち点を奪えれば、日本は決勝トーナメント進出に大きく近付ける。



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１位ブラジル、最下位北朝鮮が挑む…死のＧ組

　グループリーグ最大の激戦区で「死の組」と呼ばれるＧ組の戦いがいよいよ１５日、幕を開ける。

　世界ランク１位のブラジルに、出場チームの中で最下位の１０５位、北朝鮮が挑む。優勝５回の「王国」ブラジルは、０２年大会で中国を４―０と一蹴(いっしゅう)、０６年大会でも日本を子供扱いして４―１と、アジア勢にはめっぽう強い。

　１９３４年大会のスペイン戦（１―３）以来、Ｗ杯初戦は無敗というデータもあるが、南米予選では格下に徹底的に守られると、苦戦を強いられた。

　多くの出場チームが、選手を長期間にわたって合宿などに呼べなかったのに対し、北朝鮮はＦＷ鄭大世(チョンテセ)、ＭＦ安英学(アンヨンハッ)ら「Ｊリーグ組」を除く大半のメンバーでアジア、欧州、中南米を巡る長期遠征を行い、Ｗ杯に照準を合わせてきた。後半になっても疲れを見せないスタミナと粘り強さで、大波乱を狙っている。



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　１９３４年大会のスペイン戦（１―３）以来、Ｗ杯初戦は無敗というデータもあるが、南米予選では格下に徹底的に守られると、苦戦を強いられた。

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