言霊・言の端

言葉のマジックをどこまで行使できるか?そんな想いで言葉を綴っています。

忙しげに秋風は

2016-11-02 11:16:21 | 言の葉






灼熱の陽に伸びし枝々(四肢)を気忙(ぜは)しく揺すりて風は秋色に染む


夏陽追ひ直ぐに伸びし枝々なれど秋風煽る別れ告げよと



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夏の陽射しをたっぷりと受けて、
空に向かってまっすぐに伸びていた街路樹の四肢である枝々を揺らして、季を移ろわせるのを急いでいるかのように忙しげに吹き抜けていく風が枝々の葉を秋色に染めている。


煌めく夏の陽を追って真っ直ぐにただひたすらに空に向かって伸びていた枝々に、秋となって色を変えよ、冬となれば葉を落として、その枝々も切り落とされるのだから、今のうちに空に別れを告げろと言うかのように、秋風に煽られた枝はしきりに空に手を振っている。



2秒の動画です。

こちらからどうぞ


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