言霊・言の端

言葉のマジックをどこまで行使できるか?そんな想いで言葉を綴っています。

さりとて月よ

2015-02-09 16:00:38 | 言の葉





満ちて欠け

欠けて満つ

虚しき月与ふ


 


虚しきを満たさんとすも

虚しきことのみ能ふこととて

満たさむと

こころみるほどに

月は

虚しき雲間にその身潜む


Munashikaritomo.jpg

さりとて


月よ

月よ


いかんせん


吾問ふ



月虚しきとも

月微かなりとも

まこと

ありやなしやと



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2 コメント

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真理を着いて居ますね。 (akanekaori)
2015-02-10 06:05:19
胸が透く詩ですね。

何故詠むの・・


何故書きたいの・・


この真理が指先が疼く感性の

滲む文章ですね。

喜び (Maryam F D)
2015-02-10 14:08:33
どんなことに喜びがあるのか。。。
という事を考えてます…

月をみて喜ぶときもあれば、
泣くときもあって、
泣いていても喜びの涙のときもあって。

ぬかよろこび っと言うのが
一番虚しく、
喜ばせてもその次にはがっかりさせたり

月の満ち欠けみたい。。。

言葉を介した感情の送受信 、

その感情の満ち欠けには

本当に まこと はあるのかしらと。

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