この時期になると 好きな風景が生まれる
今でこそバイパスが出来て
車の窓から眺めることが出来るようになったけれど
それまではずっと 駅のホームから遠く眺めていた景色
（無論○十年前のことで、家も青い屋根の洋館くらいだったけれど。）
雑然とした木々に囲まれた洋館と
銀杏の鮮やかな黄色が朝日に輝く姿に
時間が止まるような静かな錯覚を覚え
引き込まれる自分がいた
この前にはべつべつの流れを育ててきた
二つの川が出合い 趣きを重ねていた
時が過ぎても変わらない郷愁と
僅かずつ変わっていく自然
どちらか先に壊れてしまうのだろうか・・・
この写真を撮った次の日に北風が吹き
一瞬にして銀杏は裸の木になってしまいました
「よかった、カメラを持っていて！」
昔を知ればこそ今が語れるわけで、時代の流れと共に方々で開拓されては、色々な建造物で景観も変わるのは仕方ないとは言え、自然の行く先に一抹の不安と寂しさがありますよね。 せめてこの銀杏の木だけは末永く変わらないで欲しいものですね。
単純かもしれませんが幸せな気分になってしまいますね。まして家の周りには「ピーヒョロロォ～～」と鳶が輪を描くくらいしか（笑）音が無い我家ですからね～。些細な事に郷愁を感じるのは歳を取ったためでしょうか？それとも世間のあまりにも酷い「偽」に纏わる憂慮のためでしょうか？ 正しい世の中であってほしいと願います。