時評が語るその時代

思うままに日々感じたことを掲載

徒然なるままに(186)

2022年11月25日 | 日記

●省エネとエコが叫ばれて久しい。簡単で確実に効果を上げる方法・・・それは、便利・快適や清潔・綺麗の欲求を抑え、その判断基準を一段階下げて日常活動する事。調和のとれた文明社会を希求することである。保温式電気ポットや食器洗い機など使わない、賞味期限を過ぎても自分の五官で食べるか否かを決める、中性洗剤は使わず常温水で食器洗浄や洗濯をし、風呂の回数を減らす事で省エネやエコの効果は十分あります。自分の生活習慣を変えようともせず、ゴミの分別やマイバッグ、エコカー、エコ家電を買いエコ生活を口にするなんて事では単なる自己満足だけです。

●全国医学部長病院長会議は「新たな医学部の増設と急激な医学部定員増に対する慎重な対応を求める請願について」と題する要望書を以前政府に提出している。要望書は、人口10万人当たり300人を目指すことは表向き一応支持したものの、「この時期、新たに医学部を増設することは、歯学部、薬学部、法科大学院の先例で経験したように、『百害あって一利なし』としている。法科大学院改革などが、百害あって一利なしという評価は、医学部や病院の業界側の判断です。国民全体の利益を考えると「少しの害は有っても百利あり」です。これから少子化で需要が減るなど理屈はいろいろ言いますが、要は医師の数を増やしたくないと云うのが本音です。医師の業界は、自分達の常識を振り回し自分達の利益だけを考えている集団なのです。この件に限らず医療者向けの専門ニュースの記事を見ていると、医師集団は勝手なことばかり言っているというのが印象だ。コロナ禍でも専門家として医師が登場しているが、国民の事より自分たちの立場を利用した勝手な発言が多い。

●「ホント責任を感じています」。コメントの最初に「ホント・・」と言う人が多くいる。きっと本当じゃない事を言おうとするから、あえてホントと言ってしまうんでしょう?昭和55年頃に「ホント~」と語尾を伸ばす言い方が流行ったが、これは自分の理解を確認する言いまわしだった。

●ちょっと刺激的ですが・・・イスラム教の戒律を厳しく守る東南アジアのブルネイでは、不倫と同性愛行為に投石による死刑を科す刑法が施行されている。窃盗罪には手足を切断する罰則もある。国際人権団体は「人権侵害だ」と強く批判し、人権侵害、時代錯誤などと宗教界からも反対されているが・・今は常識・既成概念として信じられている習慣・風習や文化的・宗教的事象でも不変の正義などなく、時代遅れも時代錯誤と一方的に決めつけられません。ましてや人権なんて思想はまだ1000年も定着していない。人間の70万年(人類なら700万年)の歴史から見れば、1000年などは誤差の内。かつて、自分たちの思想を押し付け他民族の人々を蹂躪し、宗教戦争で略奪、侵略、植民地化を繰り返した国が、今も欧州で健在です。2000年ほどの歴史しかないどの宗教も、まだまだ新興宗教の域を出ない。

●東電は、原発専業の日本原子力発電が再稼働をめざす東海第二原発(茨城県)に対し、再稼働見通し立たぬまま2千億円超支援をすると言う。東電にこんな所へ使うお金があるの?東京23区を除く東電管内の保守期限が過ぎ老朽化した電柱鉄塔など送電電気設備の更新保守をすべきでしょう。台風15号で、千葉県の電柱や鉄塔の多くが倒れ大規模長期停電になった時、東電自ら原発事故処理で資金不足で設備の保守や更新が出来なかったのが原因と言っていたではないか(すぐ打ち消したが)。福島第一原発事故を起こし、国費投入で実質国有化された東電が、他社の原発の資金支援をするのもおかしいでしょう。東電の部長以上全役員を入れ替えなければ東電殿様は改まりませんネ。