★東日本大震災の被害が阪神大震災を超える被害を生んだのは、M9の地震でなく、その後襲った大津波だ。揺れの大きかった阪神大震災と違い、地震直後は家屋損壊も少なく、新幹線に事故もなく、原子力発電所の原子炉は正常に緊急停止し、福島第二原発は「冷温停止」も出来たのに、大津波で爆発的に死者が増え、街は壊滅され原発事故が発生した。東日本大震災の建造物被害の85%は大津波によるものだ。大津波による被災面積は東京都の面積の2/3以上にも及び死者の90%以上は溺死だった。原発事故は復興を阻み、なお被害を拡大し続けている。日本は、海に囲まれ地震多発の国である。原発の立地条件を含め防災体制を再構築する必要を痛感する
★みんな不思議に思ったでしょう。被災地の人々が生死をかけ充分ガンバって闘っている時に、マスメディアの大合掌「ガンバレ日本」。計画停電に騒ぎ、買い占めに走りノウノウと暮らしていながら「ガンバレ」などと言える感覚、全てが東京目線のTV報道だ。停電でTVなど見れないのに、被災地の人々に向けた報道を続けるなんて、自己満足以外の何ものでもない。こんな時でも報道協力体制の組めない報道機関。この放射線量は、ただちに影響ない値と「大本営発表」しか報道できないメディアの無知無力。震災関係報道を評価する人は30%もいないという。報道機関と菅内閣は目くそ鼻くそだ
★東日本大震災で、死者のうち6割が60歳以上だったことが分かった。体力的な問題に加えて、過去の津波の経験が避難の遅れに結びついた可能性もある。マーよかったんじゃないですか。身体障害者や重病人の緊急非常時救助は多くの人手を要するので、最優先にすべきでないのです。病院で災害があった時、職員はまず独歩可能な人、次に軽い病態の人、最後に重症の人を誘導救援するのがマニュアルです。東日本大震災報道を見ていると、重介護者や重病人を懸命に救助しているのを美談の様に伝えますが、その救援者の力を元気な人の救助に使えば、介護施設や病院でもっと多くの人が救助されたでしょう。冷たいようですがこれが緊急時非常時災害時の常識です
★災害に強い日本を造るには、広い範囲に集落が点在し復興支援のネックになった教訓を生かし、危険地域は人が住まない事を原則に、点在している集落を内陸部に集約してコンパクトシティやスマートシティ構想に沿った再建が必要だ。デモ自分の能力も評価できず、脱官僚・政治主導などと世迷言を言っている民主党政権では、大きな国家戦略が採れるとは思えない。自民党が50年以上も政権を維持できたのは、優秀な官僚機構があったからである
★日本の首都移転は必須だ。一極集中した日本の首都機能を分散しなければ、地震、台風などの天災に見舞われれば激甚被害が出て日本が長期にわたりマヒし、被害額は200兆円ともいわれている。今の東京を天災に耐える都市に改修することはもはや不可能。電力会社だけ攻略すれば外部勢力による日本侵略もできる事が明らかになった。幸い首都移転は日本経済再構築の起爆剤としても非常に有効でありる。そのうえ、変化を求めず保守的で既得権者の巣と化し、日本の発展に悪害を発信している東京を遷都で解体出来る。これからの日本を考えれば新しい首都は、相対的に災害の少なく、かつ大陸側を日本の表玄関に出来る日本海側の富山や島根あるいは福岡、山口、秋田あたりが良い。なお、首都と皇居は分離するのが望ましく、皇居は京都が最もふさわしい。遷都費用はおよそ15~20兆円程度だ
★経済産業省原子力安全・保安院が、東京電力福島第1原子力発電所事故の国際評価尺度を放射性物質「長期放出」で原発事故レベル7と認定した。放射化した物質の飛散状況をみると、フォームの終わり事故の深刻さを示す意味で妥当といえる。一方で多数の犠牲者や白血病患者を出した旧ソ連のチェルノブイリ原発事故/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EAE1E0EBE2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXと同レベルという見方が、海外で独り歩きしないような対策が必要だ。評価尺度は原子力施設の損傷の度合いや、放射性物質の外部への放出の程度、人的被害の大きさなどを考慮して決めるが、海外ではこれを当然と考える専門家が多い。福島原子力発電所で計七つの原子炉と使用済み核燃料プールのトラブルが同時進行していることは深刻である半面、福島第一原発では炉心の封じ込め機能が維持されているから、チェルノブイリと同一視はできない面も強い。全ての原子炉は3月11日の巨大地震と同時に緊急停止したのですから、炉心がむき出しになったチェルノブイリほど制御不能状態になった訳ではありません。その後非常電源が全て機能しなくなったため、停止後の冷却システムが機能しなくなった事が放射性物質拡散へとつながったのです。我々の持っているチェルノブイリの事故は最悪悲惨であった。それと同じという感覚は日本にいて全く感じない。デモ外国から見ると、たぶん小さい国日本は国中が汚染され、国民は放射性物質の降り注ぐ中で生活を強いられている悲惨な状況なんだと思えます。今後の日本の印象や経済に多大な悪影響が現れるでしょう
★日本国は、東日本大震災で地震、大津波、原発事故という3つの不幸を同時に背負ったと言われる。現状を見ると3つの不幸にもう一つの不幸があり、4つの不幸が同時に襲っている。4つ目の不幸は、今の日本の民主党政府が統治能力のない行政素人集団だったという事だ。まるで子供のサッカーで、ボールに皆が集中し戦略と行政指揮系統が機能していない。諸外国はそれを見通し、天災の上に原発と政治の大きな人災に苦しむ日本は、かつての日本の様に再び羽ばたけるのかと疑問をもってみている