時評が語るその時代

思うままに日々感じたことを掲載

これって・・ドウよ(32)

2023年01月13日 | 日記

▼トランプ米国前大統領は、地球温暖化対策の国際的枠組みであるパリ協定から離脱した。その理由として、協定がパリ協定により米国は温暖化対策で巨額の支出を迫られる一方で、雇用喪失、工場閉鎖、産業界や一般家庭に高額なエネルギーコストの負担を強いるなど、米国に不利益をもたらすだけだとした。トランプ氏は、地球温暖化は地球の営みであり人間ごときが立ち入れない自然現象とした上で、人間の出す温暖化ガスが原因という既成概念化した説を否定しパリ協定からの離脱を表明したのだが、メディアはパリ協定からの離脱=地球温暖化無視の行動と、一方の見方に偏った説のみを選択し報道します。「氷が融け、島が沈み・・・」と温暖化による人間にとって不都合と思われる現象ばかり強調されますが、地球上の水の97%を占める海水の循環促進による多くのメリットは報じられません。まるでトランプ氏のパリ協定離脱が間違った考えに基づく誤った選択で悪の様に報道した。今、CO2を化学品や燃料などの「有価物」に変える「カーボンリサイクル」で、CO2を資源に変える動きが世界で加速している。確かに地球は温暖化していますが、温暖化の原因が「人類の活動で発する温暖化ガスが原因」とする説は間違いです。地球の温暖化や寒冷化は、-50℃~+50℃の間で数億年数万年あるいは数千年数百年単位で繰り返されている地球の呼吸の様なものです。既成概念化したカーボンニュートラル、脱炭素の選択は、人類の負担を強い大きな禍根を残すでしょう。トランプ氏は、正しい当たり前の選択をしていたと、数十年数百年後には評価されるかもしれませんが、脱炭素を提唱した人々は、その時誤りが実証されてもだれも責任をとれません。これも歴史ですね。

▼大手建設業者が、家庭内の感染症拡大を防止するマンションを設計し売り出すと云う。感染者と家族との接触を極力減らす部屋の配置に加え、ウイルスをまん延させずに換気できるようにする。新型コロナウイルス感染者が自宅で療養する事例が増えている事を踏まえてと云うが・・ウイルス感染症に限らず接触感染で発症する病は今に始まった事ではない。オフィスや集合住宅戸々の感染拡大を防止する事は求められても、機に乗じた商法で家庭内断絶を促進する様な部屋配置なんて発想が間違っている。住居は家族が団らんする憩いの場。子供にとって安全な家庭は、家族との情感の交換で社会性を身に着けていく大切な場所。子供部屋など個室を減らし家族の接触を増やす設計なら大いに普及すれば良い。なお換気については、今頃気付いたの?と言いたい。

▼ウクライナに侵攻したロシアへの制裁を巡り、バイデン米大統領から岸田文雄首相に対応への謝意を伝える書簡を届けていたという。「ロシアによる不当な攻撃に対し国際社会が連帯して立ち向かうメッセージになった」との内容だった。ロシアのプーチン大統領から見ると日本はロシアの敵いうことになる。北方領土の返還交渉などもっての外。ロシアが日本のエネルギー源であるサハリン2の権益や出荷を停止にする措置を取ればどうするのでしょう?日ロ両政府は2016年にエネルギー開発など8項目の経済協力プランで合意しているが、制裁によるロシアの痛手より日本への返り血の方が多でしょう。中立を保てればいいのですが、憲法9条によって戦争を放棄し自らを護るに足る軍事力を持たない日本では、中立は夢のまた夢。米欧の意向通りに動く以外にないのでしょうネ。プーチン流に言うと、日本は主権を持たない植民地である。