カリスマ業務課員のつぶやき

業務課とは総務・資材・経理その他もろもろを担当する部門です。

成果主義を考える(2)

2006-05-15 22:00:27 | Weblog
確か、私たちが給与体系の決定に成果主義を導入すると聞いたとき、
「役割・成果に応じて給与を支払う」と言う話でした。

でも、よくよく「役割」が何なのかを考えてみたら、
その「役割」は人それぞれ違うのですが、
職務グレードに応じて一般的な役割が決められているのです。

私の今の職務グレードからいけば、「定型的な業務を、上長の具体的な指示のもと実施する」ことが期待されるのですが、
「具体的な指示」なんてほとんど受けた事がないですね・・・。
「あれやっといて」とか、「あれどうなった」とかいう感じですから。
その過程では相談はできますが、具体的な指示はほぼなしです。

私は職務グレードからいえば、もっと定型的な業務だけを、
具体的な指示をもらって遂行すればいいはずなのです。
が、上司はそんな風には見てくれません。
「情報システム」というキーワードがあった瞬間にメールが転送され、
その業務に関連することは、すべて私が担当することになります。

つまり、上司の心の中で期待している役割と、
会社が決めた紙の上で決められた役割には乖離があり、
その乖離を埋めていないのに評価を行い、
評価上では、「標準的な成果」などというように評価され、
結果的に、職務グレード・等級が上がらないんだということに徐々に気がつきました。
評価は、全社的に統一した基準で評価されておらず、
結局、上司次第で、その上司が「特に優秀な成果」という評価を与えない限り、
上のグレードにも上がらないし、給与も上がらないのです。

というわけで、そもそもの「期待値」の設定の仕方が悪かったんだという1つの見解を見出しました。