更新中！コリーの子犬 誕生から巣立ちまで
ついに来週あたりからの天気予報に、晴れマークがチラホラ登場してきました。いよいよ、梅雨の季節も終わりに近づいてきたようですね。
思えば、梅雨の季節、雨の季節に生まれたから「レイン」という名前を思いついたんだっけ。
雨の季節に生まれ、雨の季節に天国へ旅立ったレイン。
「雨と共に去りぬ」
なんてね。
レインが去って、まだ1週間も経っていないことが信じられないくらい、もうすっかりレインがいないことが当たり前になってしまった我が家。
寂しい気もするけど、レインに申し訳ないような気もするけど、それは、レインがこの世に思いを残していかなかったからなのかもしれません。ワカコさんの時もそんな感じだったなぁ。
ブログにＵＰする前にレインが旅立ってしまったので、すっかり出しそびれてしまったのですけど、ちょうど1週間前、レインが亡くなる2日前に、レインのお見舞いにＭＯＡキッキと麦ソイリーフ君と、虹丸君たちが来てくれたので、その時の画像です。
キッキとレインは1歳違い。毛色や大きさがよく似ていたので、「見分けがつかない」ってよく言われていました。いつもヒートは一緒だったので、ライバル心メラメラで火花散らしていたり（喧嘩には至らず）、同じころに出産＆子育てしたりしてました。
まみまみさんが用意してくださったパンケーキ。
もちろん、レインも食しました。
例によって、がっついて丸呑みしようとしましたよ。動画も撮りました。
2021年7月2日レインパンケーキを食す
すごい食欲でした。ほんと、この2日後に亡くなるなんて、誰が想像したでしょうか。
ソイ君、リーフ君も一緒に。虹丸君は同居の夢丸君がイケイケ盛りの男子ということで、ヒートラッシュ中の我が家は刺激が強すぎるため、屋外にてご対面させていただきました。
ソイ君の父アオバ君はレインの異母兄、リーフ君は父が同じの異母弟ということで、どちらもレインの親族です。
ほんと、この日のレインは普段と変わりなく、パンケーキを食べた後の夕食も完食しました。ほんとうに、何も変わりなかったのです。
その翌日、先週の金曜日もまた、普段と何も変わりありませんでした。食事もしっかり完食、オヤツもがっついていたし、ウンチも良好、尿も綺麗に出ていました。体温も平熱でした。
ただ。
数日前くらいから、少しだけ、食事の時の最初の食いつきが、本当に少しだけ、悪いかな？と感じていました。ただ、食べ始めるとガツガツと食べ、最後の一粒まで完食していましたから、心配することはないのかなと思っていました。
そして、土曜日。7月3日です。
その日も朝からしっかり完食。食後に焼き菓子も食べたし、全く普段と変わりありませんでした。
お昼にご飯の残りをあげたら、それもがっついて食べたし。
たまたま、ターちゃんが隣で寝ていたので、写真を撮りました。まさか、これが元気なレインの最後の写真になるなんて・・・。
不思議と、3週間ほど続いていた黄色い鼻水が、この日のお昼くらいから止まっていました。鼻水は出ていたけど、透明になっていたので、良くなってきたのかな？と、ほっと安心したのですが。
午後は来客があったので、ずっと見ていたわけではなかったのですけど、夕方、夕食の前に、イネちゃんにもらった焼き芋をあげたところ、大口開けてがっついて食べたレイン。3切れくらい食べたと思います。
それから1時間くらいしてからだったと思うのですが、夕食。
いつもなら、口元にもっていくとすぐに食べ始めるのですが、プイッと横を向いたレイン。
何度かスプーンで口元にもっていくも、食べようとしませんでした。
美味しい物なら食べるのかも・・と思い、ウェットフードを開けたところ、最初だけ、がっついて食べました。でも、そのうち食べなくなり・・・。
もしかして、ウンチが出ていないのかも・・・。
レインは排便する力が弱くなっていたので、便が出にくくなっていて、それで食欲がなかった時が一度だけありました。なので、早速、綿棒で刺激して排便を・・・。
すると案の定、すぐに大きな便が出てきました。ところがです。しっかりした形をした便なのですが、色が・・・。色が、真っ黒、まるで炭の塊のようだったのです。
実は以前も一度、黒っぽい便が出たことがありました。ただ、その時の便は表面は黒くても、内部は少し茶色っぽい色でした。ですが、この時の便は、中まで真っ黒でした。
便が黒いということは、上部消化管（胃や小腸）から出血しているという事です。下痢便とかじゃなく、しっかりした形の便でしたが。
レインの顔色は悪くなく、少しは食べたので、それほど緊急性はないと思い、翌日病院へ行こうと考えたのですが、翌日は病院が臨時休診日だったことを思い出し、かといって明後日まで待つのは心配だったので、その日のうちに連れて行くことにしました。
すでに速攻で出ても時間外になる時刻でしたので、病院に電話して待ってもらうことにして、大急ぎで家をでました。それが、7時過ぎだったと思います。
病院に到着して、待合室でしばらく待っている間のレインは、特に変わった様子はありませんでした。歯茎の色は普通でしたし、呼吸も普通、時々顔を上げて、あたりを見回していたりしていました。
レインの顔色はよく（苦しそうな感じはなかった）、発熱もなく、嘔吐もなく、下痢もなし。歯茎の色も良し。
ということで、皮下点滴と、念のための抗生剤の注射だけしてもらい、帰宅となりました。あとで考えれば、あの時、エコー検査をしてもらえばよかったのかもしれませんが（おそらく腹腔内で出血していた）。
帰宅したのは、9時前だったと思います。レインを車から降ろし、リビングに運び、何時もの場所に寝かせました。それから、もしかしたら食べるかな？と思い、夕食の時に食べ残したウェットフードを口元にもっていったのですが。
食べないレイン。
と、その時、気が付きました。
レインの表情が、あの時のジロちゃんと同じだという事。亡くなる前の、低血圧によるショック状態に陥っていた時のジロちゃんと同じ目。
生前最後の写真
目は開いているけど、一点を見つめて、瞬きをしない。
もしや？と思い、歯茎をめくりました。
それは、血の気が全くない、灰色に近い色でした。
もしかしたら、しばらくしたら落ち着いて血の気が戻るかもしれないと思い、それから何度も確認しましたが、戻ることはありませんでした。
お腹を確認すると、何時もより少し張っているような気がしました。おそらく、腹腔内で出血して、一気に血圧が下がり、ショック状態に陥っていたのでしょう。
これから病院に行くのは、途中で亡くなる可能性が高いと判断しましたので、覚悟を決めました。もしかしたら、病院へ連れて行き、動かしたことが原因で、一気に出血したのかもしれないと思いましたが、今更どうしようもありませんでしたし。
しばらくして一度、何かを訴えたので、一度だけ寝がえりさせました。お水は与えると飲みました。お水を飲んでくれたので、少し安心しましたが・・・。
その後、病院に行っている間、イネちゃんの食事を後回しにしてしまっていたので、レインの様子を見ながらイネちゃんに食べさせたりしていたのですが、その間もずっと、静かに眼をあいたまま横になっていたレイン。
経験がなかったら、それが悪い状態だとは絶対に思わないほど、静かに、穏やかな顔をしていました。呼吸も静かでしたし、ヨダレも出ていませんでしたし。
11時半過ぎになって、やっとイネちゃんが寝ついてくれました。普段なら、もう少し早く寝つくのですが、イネちゃんも何かを察していたのでしょうか。
そして、もうすぐ日付が変わるという時。
私がトイレに行くために、少しの間離れて戻ってきた時
さっきより、レインの口が開いていることに気が付き、慌てました。
それから、10分以上だったかもしれません。もう意識はないレイン、何度も大きく呼吸するような動作をして、最後の動きが止まったのが、0時1分頃でした。
その間ずっと、レインの名前を呼びました。届いていたかな。。
涙は出ませんでした。
それくらい、あっけなかったから。
ちょうど、一か月前、6月8日のレイン。
6月7日のレイン。食事が終わって、満足して寝ているところ。
おやすみ
レイン
結果的に、病院へ行ったことが、寿命を縮めてしまったのかもしれません。けれど、レインが水腎症を患っていたことを思えば、水腎症が悪化して尿毒症に進んでしまったら、とても苦しくて辛い思いをすることになったでしょう。もともと、真っ黒な便が出たことから、すでにどこからか出血は始まっていたわけなので、数日、早くなっただけなのかもしれません。
そう、考えることにします。そう、思わなくちゃいけないって。だって今更、なにをどんだけ後悔しても、どうにもならないから。
レインが思いを残さずにいったのなら、私もそうしなくちゃいけないよね。
すみません、数日、お休みします。
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