オレは戸村じゅうで一番

戸村健次「モダボと言われ～た男～。」

佐藤義則「なんでお前がそんな歌を知ってるんだよ…。」



千葉ロッテ ６－０ 東北楽天



涙の数だけ強くなれるよ。
今年初めてのビジター遠征は福島県郡山市にある開成山野球場です。
学生時代を郡山で過ごした私としてはたいへん思い出深い場所です。この公園は桜の名所として地元に愛され、私もよく友人たちと花見をしたものです。折よく、桜満開の季節に試合を組んでくれて嬉しい限り。ライトスタンドの後方に美しい桜を愛でながらの観戦となりました。しかし千葉マリンにも匹敵するほどの強風が吹き荒れ、厳しいコンディションではありました。

試合はイーグルス先発の戸村を早々にノックアウト。なぜだ！？ルーキーだぞ？そこで白星を献上してプロとしてやっていける自信を植え付けて荒波に送り出すのがマリーンズの使命のはずなのに！
結局は投手リレーで完封勝利。負傷した小野がちょっと心配ですが、あの寒さですから筋肉をつらせてしまうのも致し方ないところだったかもしれません。

ところで中継をご覧になっていた皆さんは気づいたかもしれませんが、レフトスタンドの応援がかなり弾け飛んでいました。完全に郡山限定仕様の応援だったようです。ビジターではおなじみの密集応援は郡山の皆さんにもよからぬ刺激を与えたようで、イーグルスのメガホンバットを持った子供たちが集まったり、プロの試合の観戦に来ていたはずの高校の野球部が一緒に応援したり、なんというか若干カオスな状態でした。高校生たちには応援歌の歌詞カードを渡しておきました。千葉県外のマリーンズファンの裾野は確実に広がっていますよ。
そして何より嬉しかったのは、みんなが笑顔だったことです。ああいうの、嫌いじゃありません。またひとつ新しい伝説が生まれた、と申し上げておきましょう。