<前回までのあらすじ>
九州一円にチェーン展開するホストクラブ「オール・ザッツ・ホークス」。熾烈な夜の世界の競争を潜り抜け、目指すはもちろん“世界制覇”。
個性豊かなホストたちがありとあらゆる手を尽くし、今宵も貴女を夢の世界にお連れします…(そんな話だったっけか?)。
トシヤ(杉内俊哉)「ねーねーまつだくん。ワッチくん(和田毅)とかナギサくん(新垣渚)とかどこにいっちゃったの?」
MAZDA(松田宣浩)「あー、今は『焼酎居酒屋・がんのす』の手伝いに行ってますよ。最近、なかなか指名が取れなくてうまくいってなかったみたいですし。」
トシヤ「えー、つまんなーい。あそんでくれるともだちがいないとつまんないーっ!」
HONDA(本多雄一)「仕事なんだからガマンしてくださいよ…。」
トシヤ「だってさいきんさ、カズミさんもかまってくれないしさ、みんなががんばれっていうからおしごともがんばってるけどさ、やっぱりあそんでくれるともだちがいないとつまんないよ。」
MAZDA「(子供かよ…)あ、そうそう、カズミさんっていえば…ちょっと落ち込んでましたね。」
HONDA「ああ、いつもコンビ組んでたマットンさん(的場直樹)がクビになっちゃったからな。」
トシヤ「タコさんもいなくなっちゃったの!?あのひと、かおはおっかないけどおはなしがおもしろかったからたのしかったのになー。あと、あたまとかもひかってておもしろかった。」
HONDA「(なんつーストレートな…)いつも気丈に振舞ってるけど、カズミさんも参ってたよな。先輩が次々といなくなると、オレたちがしっかりしなきゃいけないって思うよ、ホント。」
MAZDA「ああ、この世界って新人がどんどん入ってきて入れ替わりが激しいし、オレものんびりはしてられないって思うよ。」
HONDA「でもウチってさあ、新人の時からすげえコキ使われるから、鍛えられはするけど身体を壊しちゃう人も多いよな。」
MAZDA「それって“イッキ要員”のこと?」
HONDA「そう、それ!あれってさあ、王会長の方針らしいけど指名され続けるとキツいぜ。確かにお客さんは喜んでくれるし、高い酒を呑んだ分だけ収入が増えるから店としてはいいんだけど、いつまでも続けてると肝臓がもたないよ。」
MAZDA「シノさん(篠原貴行)も店長(三瀬幸司)もクメ(久米勇紀)も、みんなどこかしらおかしくなっちゃったもんな…。」
セッツ!(攝津正)「セッツ!」
トシヤ「うわーっ、びっくりしたー!おどかさないでよ!」
セッツ!「ハッハッハ、そんなに驚くことないじゃないですか、ずっとこの芸で一年間、働きに働きづめだったんですから、そろそろ慣れてくださいよ。セッツ!」
HONDA「相変わらず派手だな、その黄色いジャケット。」
MAZDA「そういえば最優秀ニューフェイスホストなんだってな、おめでとう、セッツ。」
セッツ!「チッチッチッ、私の源氏名は“セッツ”ではありません。“セッツ!”です。最後の“!”が重要なんです。この“!”がお客さんにウケる秘訣なんです。
はい、皆さんもご一緒に、セッツ!」
HONDA「せ、セッツ!」
セッツ!「はい、セッツ!」
MAZDA「セッツ!」
セッツ!「両手の人差し指にもしっかり力を込めて!はい、セッツ!」
トシヤ「セッツ!きゃははは、たのしーたのしー!セッツ!セッツ!きゃはははっ!」
セッツ!「それじゃあ私はこれから営業がありますのでこれにて失礼いたします。セッツ!アンド、ターン!」
MAZDA「…あいつ、今年の“イッキ要員”だったよな?」
HONDA「ああ、やっぱりどこかおかしくなっちゃったのかな…。なんていうか、すごく一発屋のにおいがするよ…。」
トシヤ「セッツ!セッツ!」
MAZDA「いつまでやってるんスか…。」
摂津 新人王 最優秀中継ぎ賞とW勲章
九州一円にチェーン展開するホストクラブ「オール・ザッツ・ホークス」。熾烈な夜の世界の競争を潜り抜け、目指すはもちろん“世界制覇”。
個性豊かなホストたちがありとあらゆる手を尽くし、今宵も貴女を夢の世界にお連れします…(そんな話だったっけか?)。
トシヤ(杉内俊哉)「ねーねーまつだくん。ワッチくん(和田毅)とかナギサくん(新垣渚)とかどこにいっちゃったの?」
MAZDA(松田宣浩)「あー、今は『焼酎居酒屋・がんのす』の手伝いに行ってますよ。最近、なかなか指名が取れなくてうまくいってなかったみたいですし。」
トシヤ「えー、つまんなーい。あそんでくれるともだちがいないとつまんないーっ!」
HONDA(本多雄一)「仕事なんだからガマンしてくださいよ…。」
トシヤ「だってさいきんさ、カズミさんもかまってくれないしさ、みんなががんばれっていうからおしごともがんばってるけどさ、やっぱりあそんでくれるともだちがいないとつまんないよ。」
MAZDA「(子供かよ…)あ、そうそう、カズミさんっていえば…ちょっと落ち込んでましたね。」
HONDA「ああ、いつもコンビ組んでたマットンさん(的場直樹)がクビになっちゃったからな。」
トシヤ「タコさんもいなくなっちゃったの!?あのひと、かおはおっかないけどおはなしがおもしろかったからたのしかったのになー。あと、あたまとかもひかってておもしろかった。」
HONDA「(なんつーストレートな…)いつも気丈に振舞ってるけど、カズミさんも参ってたよな。先輩が次々といなくなると、オレたちがしっかりしなきゃいけないって思うよ、ホント。」
MAZDA「ああ、この世界って新人がどんどん入ってきて入れ替わりが激しいし、オレものんびりはしてられないって思うよ。」
HONDA「でもウチってさあ、新人の時からすげえコキ使われるから、鍛えられはするけど身体を壊しちゃう人も多いよな。」
MAZDA「それって“イッキ要員”のこと?」
HONDA「そう、それ!あれってさあ、王会長の方針らしいけど指名され続けるとキツいぜ。確かにお客さんは喜んでくれるし、高い酒を呑んだ分だけ収入が増えるから店としてはいいんだけど、いつまでも続けてると肝臓がもたないよ。」
MAZDA「シノさん(篠原貴行)も店長(三瀬幸司)もクメ(久米勇紀)も、みんなどこかしらおかしくなっちゃったもんな…。」
セッツ!(攝津正)「セッツ!」
トシヤ「うわーっ、びっくりしたー!おどかさないでよ!」
セッツ!「ハッハッハ、そんなに驚くことないじゃないですか、ずっとこの芸で一年間、働きに働きづめだったんですから、そろそろ慣れてくださいよ。セッツ!」
HONDA「相変わらず派手だな、その黄色いジャケット。」
MAZDA「そういえば最優秀ニューフェイスホストなんだってな、おめでとう、セッツ。」
セッツ!「チッチッチッ、私の源氏名は“セッツ”ではありません。“セッツ!”です。最後の“!”が重要なんです。この“!”がお客さんにウケる秘訣なんです。
はい、皆さんもご一緒に、セッツ!」
HONDA「せ、セッツ!」
セッツ!「はい、セッツ!」
MAZDA「セッツ!」
セッツ!「両手の人差し指にもしっかり力を込めて!はい、セッツ!」
トシヤ「セッツ!きゃははは、たのしーたのしー!セッツ!セッツ!きゃはははっ!」
セッツ!「それじゃあ私はこれから営業がありますのでこれにて失礼いたします。セッツ!アンド、ターン!」
MAZDA「…あいつ、今年の“イッキ要員”だったよな?」
HONDA「ああ、やっぱりどこかおかしくなっちゃったのかな…。なんていうか、すごく一発屋のにおいがするよ…。」
トシヤ「セッツ!セッツ!」
MAZDA「いつまでやってるんスか…。」
摂津 新人王 最優秀中継ぎ賞とW勲章