季攝津の変わり目

セッツ！（攝津正）「はああ…。」

マハラ（馬原孝浩）「おい、どうした？そんなにたそがれちゃって。」

セッツ！「いや…実は…自分の芸風について悩んでるんです。ボクが毎日同じ黄色いジャケットを着て、同じタイミングでステージに飛び出して、同じフリで“セッツ！”ってひと声かけるだけで常連のお客さんは喜んでくれるんです。でも、本当にそれでいいのかなあって。もっと自分の可能性を広げてみてもいいんじゃないかなって…。」

マハラ「なんだよ、早くも五月病か？」

セッツ！「違うんです！僕は一発屋じゃ終わりたくないんです！はっきり言わせてもらいますけど、『オール・ザッツ・ホークス』で一発芸で潰れていった人をたくさん知っているんです！シノさん（篠原正行）とか、ロドニー（ペドラザ）とか、店長（三瀬幸司）とか…。クメくん（久米勇紀）もヤバそうじゃないですか。」

マハラ「そう言われてみればオレもそうかも…。閉店直前のMCをいつも任されてるけど、結構難しいんだよな…。」

セッツ！「でしょ！？ボクたち、文句を言わないことをいいことにコキ使われてるんですよ！ブライアン（ファルケンボーグ）だって言ってましたよ！“ジャパンのホストはみんな勤勉だけど、六勤一休こんなに酷使されたら身が持たないよ”って！」

マハラ「けどなあ、こればっかりは会長の指示だから…。」

王会長（王貞治）「その通り。」

セッツ！「うわっ、か、会長！お疲れ様です！セッツ！アンド、ターン！」

王会長「ターンまで入れてくれてありがとう。
私もみんなが疲れているのは十分わかっている。シノやロドニーはそれによく耐えてくれていたし、君たちの奮闘も私はきちんと見ている。だがそれは、夜の仕事に携わる者たちの宿命とも言えるのではないかな？
朝から晩まで汗水垂らして、上司の厭味にも耐えて働いてきた女性たちを癒す空間として存在するのが『オール・ザッツ・ホークス』なのだよ。そうしたストレスを一身に受け止め、また明日の活力を作り出すのが私たちの仕事でもあるのだよ。この福岡という素晴らしい街を発展させる縁の下の力持ちとして、君たちは存在し続けているんだ。そこのところを君たちは理解してくれてるのかね！？」

セッツ！「か、会長！」

王会長「つらい仕事をお願いしているのは重々承知の上だ。それでもその仕事ができると思って私は任せているんだ。君たちの言うとおり、私はその信念を貫くあまり、たくさんの有能なホストたちをこの手で潰してきてしまった。しかしセッツ！くん。君ならば、前人未到の領域にまで達することができると信じているんだ。」

セッツ！「ぜ、前人未到の領域！？」

王会長「そうだ。『オール・ザッツ・ホークス』の無休出勤。それこそが究極のホスト像というものなのだよ。」

セッツ！「会長！目が覚めました！もう疲れたなんて絶対に言いません！これからもなりふり構わずお客様のために尽くします！
セッツ！セッツ！アンド、タァーーーンッ！（涙）」

ブライアン（ブライアン・ファルケンボーグ）「ジャパニーズ・ホスト、ソー・ハード…ディス・イズ・スポコン…。」

ジェフ（ジェフ・ウィリアムス）「ソンナモンダヨ。」



福岡ソフトバンク　４－２　千葉ロッテ




モーニングコール。
松中、本多、ホールトンと、一斉に目覚ましのコールをしてみました。
次に対戦するチームの皆さん、ごめんねー。



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阪神　緊急トレードでロッテ左腕獲得

川崎…（涙）。