1 記憶
情報を「覚える → 覚えておく → 思い出す」過程
記銘(記号化)、保持(貯蔵)、想起(検索)の3つの過程
*短期記憶
・一度に覚えられる記憶のこと。
・保持時間は15~30秒間。
・容量は、7±2項目。
*ワーキングメモリ(作動記憶)
・短期記憶を発展させた概念。
・情報の保持だけでなく、
推論や学習などの認知活動における処理機能を重視した記憶。
・視空間情報を扱う「視空間スケッチパッド」
音韻的情報を扱う「音韻ループ」
モダリティーに依存せず、複数の統合的な情報を保持する
「エピソードバッファ」が存在する。
参考記事 こちら → 「ワーキングメモリー」
(カテゴリー「学習ノート」内の記事)
*長期記憶(容量に限界はなく、永続的に保持されている記憶)
・「宣言的記憶」(what)
・「エピソード記憶」(時間的・空間的文脈が明確な個人の出来事に関する記憶)
・「意味記憶」(エピソードを伴わない一般的知識)
・「非宣言的記憶」(how)(手続き的記憶)
・技能・習慣、プライミング、古典的条件付け など
・想起時の意識の有無によって
「顕在記憶」と「潜在記憶」に分けられる。
・自己に関する記憶で、以下の2つに分けられる。
「自伝的記憶」(人生の中で経験した出来事の記憶相対や自己知識)
「展望的記憶」(将来の予定や計画など未来方向の記憶)
2 思考
〇推論
いくつかの前提や事実から結論を導き出す認知過程。
「帰納的推論」と「演繹的推論」
*帰納的推論
・個別の事例から法則性などの仮設を導き出す。
・日常よく見られるが、確証バイアスはじめ、
必ずしも正しい結論が導かれるものではない。
*演繹的推論
・一般的な法則性から個別の事例についての命題を導き出すもの。
・三段論法をはじめ、前提が正しければ必ず正しい結論が導かれる。
〇問題解決
・思考という認知過程のひとつ。
・方法に、「アルゴリズム」と「ヒューリスティック」がある。
*「アルゴリズム」
・必ず問題解決に至る規範的、系統的な方法だが、煩雑で時間がかかる。
*「ヒューリスティック」
・必ず問題解決に至るわけではないが、ある程度満足できる解が得られる。
・日常的によく用いられる。
・利用可能ヒューリスティック、代表性ヒューリスティックなど・・
3 認知神経科学
・認知心理学の知見・理論、実験方法に加えて、
脳機能計測技術を用いることで、
さまざまな認知過程に関する脳の機能や神経基盤を
明らかにすることを目的とした学問領域。
・脳機能測定技術
脳波(EEG)、事象関連電位(ERP)、脳磁図(MEG)、
ポジトロン断層撮像法(PET)、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)
近赤外分光法(NIRS)など
これらの技術は脳の活動の様子を視覚的に表すことができることから、
「脳機能イメージング」と呼ばれる。
4 認知機能の障害
*認知症
記憶を中心とし、注意、言語、思考などさまざまな認知機能が低下。
*健忘症・・・記憶のみに障害がある場合
・「前向性健忘」
記銘過程・保持過程の障害によって新しいことが覚えられない。
・「逆行性健忘」
過去のことが思い出せなくなる。
・「器質性健忘」:脳損傷など脳の障害によるもの。
・「心因性健忘」:過度な心理的ストレスなどの心理的原因によるもの。
参考記事 こちら → 「精神症状 その2」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『難しいから、もうやりたくない』
マリンちゃんはやらなくていいよ・・
(本年 6月上旬 夜 撮影)
(人間のベッドのシーツ上で、だらけるマリン)
前記事に掲載画像と、手の位置が微妙に違ってます (^_^;)
情報を「覚える → 覚えておく → 思い出す」過程
記銘(記号化)、保持(貯蔵)、想起(検索)の3つの過程
*短期記憶
・一度に覚えられる記憶のこと。
・保持時間は15~30秒間。
・容量は、7±2項目。
*ワーキングメモリ(作動記憶)
・短期記憶を発展させた概念。
・情報の保持だけでなく、
推論や学習などの認知活動における処理機能を重視した記憶。
・視空間情報を扱う「視空間スケッチパッド」
音韻的情報を扱う「音韻ループ」
モダリティーに依存せず、複数の統合的な情報を保持する
「エピソードバッファ」が存在する。
参考記事 こちら → 「ワーキングメモリー」
(カテゴリー「学習ノート」内の記事)
*長期記憶(容量に限界はなく、永続的に保持されている記憶)
・「宣言的記憶」(what)
・「エピソード記憶」(時間的・空間的文脈が明確な個人の出来事に関する記憶)
・「意味記憶」(エピソードを伴わない一般的知識)
・「非宣言的記憶」(how)(手続き的記憶)
・技能・習慣、プライミング、古典的条件付け など
・想起時の意識の有無によって
「顕在記憶」と「潜在記憶」に分けられる。
・自己に関する記憶で、以下の2つに分けられる。
「自伝的記憶」(人生の中で経験した出来事の記憶相対や自己知識)
「展望的記憶」(将来の予定や計画など未来方向の記憶)
2 思考
〇推論
いくつかの前提や事実から結論を導き出す認知過程。
「帰納的推論」と「演繹的推論」
*帰納的推論
・個別の事例から法則性などの仮設を導き出す。
・日常よく見られるが、確証バイアスはじめ、
必ずしも正しい結論が導かれるものではない。
*演繹的推論
・一般的な法則性から個別の事例についての命題を導き出すもの。
・三段論法をはじめ、前提が正しければ必ず正しい結論が導かれる。
〇問題解決
・思考という認知過程のひとつ。
・方法に、「アルゴリズム」と「ヒューリスティック」がある。
*「アルゴリズム」
・必ず問題解決に至る規範的、系統的な方法だが、煩雑で時間がかかる。
*「ヒューリスティック」
・必ず問題解決に至るわけではないが、ある程度満足できる解が得られる。
・日常的によく用いられる。
・利用可能ヒューリスティック、代表性ヒューリスティックなど・・
3 認知神経科学
・認知心理学の知見・理論、実験方法に加えて、
脳機能計測技術を用いることで、
さまざまな認知過程に関する脳の機能や神経基盤を
明らかにすることを目的とした学問領域。
・脳機能測定技術
脳波(EEG)、事象関連電位(ERP)、脳磁図(MEG)、
ポジトロン断層撮像法(PET)、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)
近赤外分光法(NIRS)など
これらの技術は脳の活動の様子を視覚的に表すことができることから、
「脳機能イメージング」と呼ばれる。
4 認知機能の障害
*認知症
記憶を中心とし、注意、言語、思考などさまざまな認知機能が低下。
*健忘症・・・記憶のみに障害がある場合
・「前向性健忘」
記銘過程・保持過程の障害によって新しいことが覚えられない。
・「逆行性健忘」
過去のことが思い出せなくなる。
・「器質性健忘」:脳損傷など脳の障害によるもの。
・「心因性健忘」:過度な心理的ストレスなどの心理的原因によるもの。
参考記事 こちら → 「精神症状 その2」
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『難しいから、もうやりたくない』
マリンちゃんはやらなくていいよ・・
(本年 6月上旬 夜 撮影)
(人間のベッドのシーツ上で、だらけるマリン)
前記事に掲載画像と、手の位置が微妙に違ってます (^_^;)
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