つれづれまりん

いたずら白猫マリンの気ままな日常 を経て、
超いたずら 甘えん坊 ほぼ白猫 ハンニャの気ままな日常 へ

精神症状 その2

2018年07月03日 | 学習ノート2
6 せん妄
・急性の発症と、日内変動・日間変動が特徴の、意識・注意の障害。

・一般病院入院中の患者が「急に変になった」場合、せん妄と考えられる。
・身体不快や不安、感覚刺激の過剰・過小、環境変化などの誘発因子、
 原疾患や治療薬剤などの直接因子により、発現する。
・脳の脆弱性の表れ。
・超高齢や認知症などの背景因子があれば、
 誘発因子、直接因子がなくても出現しうる。

・ほとんどが一過性。
・中には遷延し、その後認知障害が明らかになる場合もある。

・直接因子の評価と改善、環境因子の調整により管理する。



7 記憶障害

*前向性健忘:新しい情報を獲得することができない。
*逆行性健忘:一度獲得されたはずの過去の記憶が想起できない。

*記銘障害:覚えておくことができない。
*想起障害:思い出すことができない。
      手がかりで再生・再認可能な場合もあれば、不可能な場合もある。

想起障害のうち
*エピソード記憶の障害:体験が想起できない。
            顕在記憶の障害
*手続き記憶の障害:料理や器具の使用法などが分からなくなる。
          観念失行。潜在記憶の障害。




8 幻覚
・外的な刺激が存在しないにもかかわらず、
 真の知覚と区別できない知覚体験をすること

生じる感覚モダリティー(様相)
 幻視、幻聴、幻味、幻臭、幻触
 体感幻覚(ex.骨が溶けていく。頭の中を虫が這う)

幻視:せん妄、薬物の影響下、レビー小体型認知症などでみられる。
幻聴:機械音・物理音、音楽であったりすることもあるが、
   人の声であることが多い。
   ・内言(自分の考え)が聞こえるもの・・考想化声
   ・対話形式の幻聴・・統合失調症の症状
     第三者同士が本人のことについて話し合っているのが聞こえる。



9 妄想
・不十分な根拠に基づく強固な確信性と、
 合理的な説明や反証による訂正不能性を持つ、
 教育的・文化的背景からみて不合理な信念。

〇 一次妄想
・突然不合理な思考が浮かび、直感的事実として確信される場合。

*妄想気分:周囲の世界に意味が満ち溢れ、
      何か恐ろしいことが起きそうな不気味な予感を感じる。
*妄想知覚:正常な知覚から直接妄想的な意味づけをする。
 ・ex. サンダルが落ちている → 誘拐事件が起きた。 
*妄想着想:突然妄想を思いつく
 ・ex.神が下りてきた。


〇 二次妄想
・主観的体験に対する発生的了解(本人なりの意味付け)として生じる妄想。
・ex. 躁状態における、血統妄想、宗教妄想、発明妄想など、誇大妄想。
 ex. うつ状態における、罪業妄想、貧困妄想、心気妄想など、微小妄想(虚無妄想)
 ex. 聴覚障害者の迫害妄想(被害妄想) など。

・奇異な妄動として、「させられ体験(作為体験)」がある。
 ・考想吹入(考えが誰かによって頭の中に入れられる)
 ・考想奪取(考えが抜き取られる)
 ・考想伝播(考えが周囲に伝わってしまう)    など。



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マリンさん、微妙に恍惚状態じゃ・・・

『・・・』

(2018年 5月下旬 夜 撮影  1Fリビングのソファにて)





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