5歳の男の子のレッスンです。
こんな風に行っています:
教本に載っている描写では、単純な練習はなかなか子供は続けられません。
そこで大きく紙に描き、絵もつけて視覚的に単純化し、楽しみを加えた形で取り組んでもらうことにしました。
“気をつけてもらいたいこと”はキャラクターから教わります。
先生やお母さんは、「キャラクターが言ってるからやってみようか」という立場をとります。
これは自尊心の強いお子さんに特に有効かな?と思っています。
G線D線A線E線と4枚プリントがあるので、“気をつけてもらいたいこと”を伝えるチャンスが四回あります。
ここに何を書くかはそのお子さんの状態によって変えていますが、弓を持つときの体を気をつけてもらうには、この方法が一番かなとやってみて思いました。
いちいち先生に「こうしてちょうだい」と口で言われたり、手を触られて直されるのって、時として「バイオリンはきちんとやらなければいけないんだ、好きなように弾けないんだ」としんどく感じることもあると思うんです。バイオリン歴が長いお子さんほど、練習で泣いた経験もしてきているので、そう感じるようです。
キャラクターに言ってもらうことで、“注意”だったものが“アイディア”になるんですよね。
気をつけることではなくて、これからやることとして前向きに自主的に取り組んでもらえました!
さて・・・
この回のレッスンでは次のような目標を生徒さんと決めることができました:
①各弦20回ずつ練習する(回数は自分で決めてもらいました)。20回できた弦にはシールを貼ることができます。
②弓をそれまでは少し上で持っていたのを、本来の場所で持つようにする。(絵での注意が大活躍です)
③毎日練習する。
毎日練習することは、バイオリンにどれくらい生活の比重を置くかはご家庭によってそれぞれですので、強制はしていません(強制なんかできるわけないですよね)。
でも、毎日続けるということは、そのお子さんの限界を超えてゆくということですから、可能性や能力を十分に伸ばすためには、結果的には毎日やらなかったとしても「そういう選択肢があるんだよ」ということを子供に伝え続ける必要があると思っています。
毎日練習することがプレッシャーになる年頃ではないし・・・お母様がプレッシャーに感じてしまうかな??そんなことないんですよーー
さてこの生徒さんですが、その後、毎日の練習はできなかったけれど、自分から20回、自主的に練習が出来た日もあったそうです!よかった~~
五歳児のレッスン(つづく)
いつもありがとうございます
1月1日から1月7日まで京都市左京区でレッスンします
横浜・ガーデン山バイオリン教室 -大崎 まりあ
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