発表会。
ホールで弾く、人前で弾く。間違えても通す。お辞儀もちゃんとする。ピアノとあわせる。人と弾く・・・・
レッスン室とは勝手の違う、様々な違いがある発表会での本番。
普段どおりの心境で、普段どおりの心拍数で、客席はみんなかぼちゃやジャガイモで弾くことができたらいいのですが・・・
やはり、どう考えたって普段と違うということは、誤魔化せません。
偽る、ないことにする。これは、役に立つでしょうか。
人という字を三回書いて飲み込む、というのも、パブロフの犬が如く効き目があるならやるとよいですが。
気休め程度という方がほとんどではないでしょうか。
最近のレッスンでは、本番を想定した練習をすることを強化しています。
本番というのは、予測不能です。何があってもおかしくなくて、刺激的です。
快感と思うか、ホラーと思うか。
想像力にかかってきそうですね。
本番へ向けてなにをするか・・・・色々な方法があり、先生のカラーが最も出る場所かもしれません。
普段の練習と本番で一番違うことは、「やり直しがきかない」ということではないでしょうか。
できても、できなくても。満足でも、不満でも、最後の音まで弾く。
パフォーマンスという視点でヴァイオリンを捉えるということです。
クラスのみなさん、普段は「間違えた、上手く行った」「音程が、はずれた、あった」「弓が足りなかった、足りた」などなど、技術的な部分をじっくり見て練習されていますが、そこから少し離れたもう一つの視点を持っていただくようにレッスンしています。
「作品として捉える視点」です。
絵の具のタッチ、色の調合にもっと別の選択肢があるのではないか・・・?できる限り研究し、迷って探す、たいへん素晴らしいことです。
ですが、設定を変え続け、ここもっと均等に塗りたいな、もっと荒々しさを出したい、などと最後まで一つ一つの筆さばきにこだわりつづけ、こねくり回してできた絵は、完成品としてどうでしょうか。手が入りすぎ、はそこばかり目が行ってしまいます。
ある程度時期が来たら-個展に出典する一週間前になったら-全体の構成、個展のテーマを思い出し、調整を図って、絵画を作品として仕上げていくことに目を向けるのではないでしょうか。
何を表すか?全体をどういうトーンにするんだったか?
発表会の曲は、普段以上のクオリティを求めて皆さん、期間をかけて練習するのですから、今度はやったことを手放していくことが大切です。
演奏に身を任せる訓練をしていけると、本番でも慌てず騒がず、練習してきたものを表現できます。
それに役立つのが、音楽へのイメージを膨らませる作業。「どういうコンセプトかな」という部分です。
最近ここで話題にしているストーリーです。
ストーリーはとても個人的なもので、誰もが想像することができます。そして、その人のクリエイティブな世界。
技術、が済んだら、今度はクリエイトです。
イメージは、緊張していても心拍数が上がっていてもなぜか人間出来るものです。
そしてそのストーリーと音をリンクさせておく作業をして自分を高めておくと、本番への気持ちも変わってまいります。
「ここの音程が悪かった。あそこの拍が遅れちゃった」は、パフォーマンスをするときには一旦脇へ置く必要があります。
できていてもいなくても、表現をする。詳細よりも、大枠です。音楽の流れ。構造。
練習を手放す・覚悟する、やる・・・
これを楽にしてくれるのが、ストーリーです。
つづく
いつもありがとうございます
横浜・ガーデン山バイオリン教室 -大崎 まりあ
レッスン・体験レッスンのお問い合わせ
maria_ohsaki☆yahoo.co.jp(☆を@に変えてください)
090-5439-9565(教師・大崎まで)
ホールで弾く、人前で弾く。間違えても通す。お辞儀もちゃんとする。ピアノとあわせる。人と弾く・・・・
レッスン室とは勝手の違う、様々な違いがある発表会での本番。
普段どおりの心境で、普段どおりの心拍数で、客席はみんなかぼちゃやジャガイモで弾くことができたらいいのですが・・・
やはり、どう考えたって普段と違うということは、誤魔化せません。
偽る、ないことにする。これは、役に立つでしょうか。
人という字を三回書いて飲み込む、というのも、パブロフの犬が如く効き目があるならやるとよいですが。
気休め程度という方がほとんどではないでしょうか。
最近のレッスンでは、本番を想定した練習をすることを強化しています。
本番というのは、予測不能です。何があってもおかしくなくて、刺激的です。
快感と思うか、ホラーと思うか。
想像力にかかってきそうですね。
本番へ向けてなにをするか・・・・色々な方法があり、先生のカラーが最も出る場所かもしれません。
普段の練習と本番で一番違うことは、「やり直しがきかない」ということではないでしょうか。
できても、できなくても。満足でも、不満でも、最後の音まで弾く。
パフォーマンスという視点でヴァイオリンを捉えるということです。
クラスのみなさん、普段は「間違えた、上手く行った」「音程が、はずれた、あった」「弓が足りなかった、足りた」などなど、技術的な部分をじっくり見て練習されていますが、そこから少し離れたもう一つの視点を持っていただくようにレッスンしています。
「作品として捉える視点」です。
絵の具のタッチ、色の調合にもっと別の選択肢があるのではないか・・・?できる限り研究し、迷って探す、たいへん素晴らしいことです。
ですが、設定を変え続け、ここもっと均等に塗りたいな、もっと荒々しさを出したい、などと最後まで一つ一つの筆さばきにこだわりつづけ、こねくり回してできた絵は、完成品としてどうでしょうか。手が入りすぎ、はそこばかり目が行ってしまいます。
ある程度時期が来たら-個展に出典する一週間前になったら-全体の構成、個展のテーマを思い出し、調整を図って、絵画を作品として仕上げていくことに目を向けるのではないでしょうか。
何を表すか?全体をどういうトーンにするんだったか?
発表会の曲は、普段以上のクオリティを求めて皆さん、期間をかけて練習するのですから、今度はやったことを手放していくことが大切です。
演奏に身を任せる訓練をしていけると、本番でも慌てず騒がず、練習してきたものを表現できます。
それに役立つのが、音楽へのイメージを膨らませる作業。「どういうコンセプトかな」という部分です。
最近ここで話題にしているストーリーです。
ストーリーはとても個人的なもので、誰もが想像することができます。そして、その人のクリエイティブな世界。
技術、が済んだら、今度はクリエイトです。
イメージは、緊張していても心拍数が上がっていてもなぜか人間出来るものです。
そしてそのストーリーと音をリンクさせておく作業をして自分を高めておくと、本番への気持ちも変わってまいります。
「ここの音程が悪かった。あそこの拍が遅れちゃった」は、パフォーマンスをするときには一旦脇へ置く必要があります。
できていてもいなくても、表現をする。詳細よりも、大枠です。音楽の流れ。構造。
練習を手放す・覚悟する、やる・・・
これを楽にしてくれるのが、ストーリーです。
つづく
いつもありがとうございます
横浜・ガーデン山バイオリン教室 -大崎 まりあ
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090-5439-9565(教師・大崎まで)