子供は自分から上手くなる
しかし、人は自分にストッパーをかけてしまっているものです。
アレクサンダーテクニークを取り入れたレッスンで、
あなたが本当にやりたいことがやれるようになります。
ごあいさつ
【特殊な環境に育ったわたしとヴァイオリン】 レッスン場所・風景
横浜・ガーデン山ヴァイオリン教室 教師 大崎まりあ
3.動かしていないとは
昨日は2.の「聞いていないとは」について解説いたしました。
音が取れない人に共通する3つの " ないない " 練習法 02
今日は3.動かしていない について解説していきますね!
3.動かしていないとは
キレイな響きの音程を取る為に、どんな行動をするのが望ましいですか?
答えは:適したポイントに指の先端を置くこと、です。
しかし、音程が取れない人は、そこが非常に曖昧模糊としています。
まるで、暗やみの中を目をつぶって手探りで彷徨っている感じ。
ごはんを食べる時、お箸で器用に口に持って行って食べているわけですが、
これは、私たちは慣れているのでテレビに夢中でも問題なくできています。
お箸は一度できるようになれば、後は繰り返しですから、難しくない動作だからです。
自転車なんかもそうですよね?(乗らない方もいらっしゃいますが)一般的には、一度乗れるようになったらいちいち操縦を考える必要はありません。
これも、自転車自体が構造上そう難しいものではないからです。
ではヴァイオリンはどうでしょうか?
どういう楽器ですか?カンタン?難しい?
難しい・・・ですよね。音を出すこと自体が難しい。テクニックが多岐に渡っていて難しい。これにはどなたも異論はないはずです。
どんなに上手な人でも、プロでも、必ずヴァイオリンを練習する必要がありますが、上手な人はどんな練習をしているでしょうか。
あなたは考えたことはあるでしょうか?
上手くいかない箇所を、なんとなく、何も考えずに、できるようになるまで、20回/50回/100回とか・・・反復練習してるでしょうか?
上手な人は3回で弾けるようになる?ノーノ―!
上手な人は
を検討して、「実験」を繰り返しながらタイミングを合わせているのです。
いわば、運動に ” 意図 ” を与えているのです。
ヴァイオリンが上手でない人はこれが抜けているので、何回練習してもできるようにならないのです。
Kさんにこの3つの ” ないない ” 練習法をお伝えし、1.2.3.の順番に一つずつ改善策を試してもらったところ・・・
「さっきより安定してる!」
「そういえば、さっきとてもキレイな音が出てた気がします!」
「音程も良くなってる!」と短時間での変化に驚かれていました。
短時間=初回体験レッスン時のたった数分の出来事です♪♪
練習しているのに音程が合わない方は・・・
3つの” ないない ” 練習の沼に、はまっていないかどうか・・・
3つの内のどこに一番ハマってしまっているか・・・?
それがわかるだけでも演奏の結果が変わってきます。
昨日は「音が定まらない・音程が取れな方のほとんどがしてしまっている3つの " ないない " 練習法」の 1.見ていない について解説していきました。
今日は2.の「聞いていない」についてです。最後まで楽しんでくださいね!
2.聞いていないとは
1.で既にお話したように、あなたも演奏初期には細心の注意を払って弓と弦がこすれる場所を凝視して連取していたと思います。
見る、とは観察する、とも言い換えることができます。
それが、いつの間にか演奏を観察することをやめ、楽譜だけを見るようになっている。
2番も原理は同じです。
出来ない人は、びっくりするくらい自分の演奏している音をちゃんと聞いていません。
“ 聞く ” とは?を解説していくと長くなるので割愛しますが、カンタンにいうと、聞くとは「音程が合っているかどうか」ですらなかったりします。
そうですね、音が取れない人は、音を外したかどうか?にしか意識がない・興味湧いていないので、演奏時には自分の音に対してダメ出ししかしていないんですよ。
自分の出した音=自分自身 なので、ダメ出しは、自分を否定し続けること。
だから、自信がどんどんなくなっていくのです。
これでは、キレイな音や響いている音を出したい!という意欲が湧く余地がないのです。
さて明日の更新では3の「動かしていない」 について解説していきますね!
明日も更新をお楽しみに~~
私のレッスンに来てくださる方々の演奏できない悩みトップ3に入るのが
「音が取れない!」お悩みです。
「練習はしているのに、音が定まらない・・・
というか、そもそもどれが合っている音なのか、よくわらかない・・・」
そんな状態が長く続いて、一向に弾けるようにならなくて
自信がどんどんなくなっている・・・
先生は私にあんまり積極的にアドバイスしてくれないし・・・
ヘタだから見放されてるのかもなあ・・・
そんな風に思って心底落ち込んでいる方がとっても多いんです。
あなたはどうですか?
先日レッスンにいらしてくれたKさん(50代・ヴァイオリン歴16年)もその一人。
オーケストラの曲が難しくて、「音(以下、音程と言います)が取れなくて上手く弾けない、オクターブが全然当たらない!」と大変お困りでした。
Kさんがこれまでやっていた改善方法をお尋ねすると
「チューナーを見ながら音が合ったかどうか確認している」というお返事でした。
あるべき音程の正解が分からない場合に、チューナーを見て、針が任意の場所をさすまで調節し続けて練習をしている/したことがある方も、いっぱいいらっしゃると思います。
その方法で練習を繰り返して改善が見られるなら、それは適切な方法です。
でも、どうでしょうか?
上手くいっていますか?
実際、改善していない。だから困っているのですよね。
どうしてでしょうか?
なぜ、取り組んでいるのに上手くならないの??
その答えは・・・
音が定まらない・音程が取れな方のほとんどが3つの " ないない " 練習法をしてしまっているからなのです。
それは以下の3つです:
1.見ていないとは
音程が取れない方の演奏を見せていただくと皆さん、
“ ひたすら楽譜だけ見て弾いている ” 。
それの何が音程と関係しているのでしょうか?
「練習って楽譜だけを目で追ってするものだよね?」と思っている方ももしかしたらいるか診てれません。
でも、よく思い出してみてください、ヴァイオリンを始めたての頃のことを。
開放弦でボーイングの練習をしたときにどのように行いましたでしょうか?
楽譜を見て練習してましたか?違いますよね?
「弓が曲がらないように・・・楽器を正しく構えて・・・そうそうその調子・・・」
どこを見ていましたか?・・・そうです・・・そこです・・・
弓と弦がこすれる様子を見ながら練習しましたよね・・・
楽譜にかじりついて「音程が取れないんです😢」と言っている方はさながら
テレビにかぶりついてご飯を食べて「食事の味がしないんです」と言っているのと同じで、いわば心ここにあらずなんです。
あなたは
音符を読みたいのでしょうか?
音程を正確に取りたいのでしょうか?どちらですか?
今、その音符をそれほど目で追うことは、良い演奏をするために本当に必要なことなのでしょうか?
良い結果を出すためには、適した場面で適した行動を実行していかなければなりません。
明日は、
2.聞いていないとは
について解説していきますね!
どうぞ明日の更新をお楽しみに・・・♪