マーブリングファインアーツのブログ

マーブリングの製作物や作品の紹介と解説、時にはスタッフのこぼれ話などを書いていきます。www.marbling.net

謹賀新年

2019年01月12日 | 日常。

正月早々、新文芸坐で「アラビアのロレンス」(1963年公開)観賞。
4時間近い超大作!
残念ながら70ミリではないが、約30年ぶりに劇場で観る大砂漠は圧巻!
と言うよりも(歳をとったせいか)恐怖さえ覚えました。
もちろん、記憶にあった美しいシーンは、今なお新鮮な感動を与えてくれます。
そんな中、何故、怖いと感じたのだろうか?(以前にはなかった感覚)

思えば、50年以上前にCGが使われているはずもなく、更に合成すらほぼ使わずに、実写にこだわった画(え)創り(づくり)がこの"恐怖"を生み出す原動力であったのではないか。

 最近は、IMAXの巨大スクリーンで広大な景色を見ることも少なくない。
そのスケール、大きさを認識することは出来るが、怖さは伝わってこない。

 ハイクオリティCG、高精細なマットペイントに麻痺した感覚が、久しぶりに観た実景の吸い込まれるような奥行きに圧倒され、当時感じることのなかった"恐怖"を覚えたのだろう。(70㍉でもないのに)

"恐怖"と書いた、このザワザワした感覚を放っておくわけにはいかず、メイキングやドキュメンタリーを見たら、数キロに渡ってテントを配置したり、街をつくったり、線路をひいたりトンデモナイ規模の実景を造っていた。
全てがカメラの前で起きているのです。

長きに渡ってアナログとCGの違いや、比較をしてきているが、実際に目の前にあると言う力強さを、改めて追いかけて行くことが必要なのだと実感したのです。

 新年の抱負:リアリティが生み出すザワザワした感覚を追求する!

 2019年新春 岩崎憲彦

:創業1974年(昭和49年) 先代高屋文治が踏み出した一歩から、昭和、平成をまたぎ、新年号への45周年!!

 お力添え頂きました皆様のお陰です。心より感謝いたします。

 この場を借りて、御礼申し上げます。

 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

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ジブリ公式展覧会「World of GHIBLI in China」もうすぐ閉幕

2018年09月22日 | 新着情報

 7月1日から上海ワールド・フィナンシャルセンター(SWFC・上海環球金融中心)で行われておりますスタジオジブリ公式展覧会「World of GHIBLI in China」の閉幕が近づいてまいりました。

 

弊社は4F「となりのトトロ」上映30周年記念-ジブリのアートの世界では 造形エリアの企画・デザイン・設計・施工・監修を、

94F 天空の城-ジブリの飛行夢想では飛空艇エリアの設計・施工・監修をそれぞれ努めさせていただき、今回の展示に合わせ造形物のほとんどの製作を現地中国にて行いました。


 4F造形物エリアの目玉となる1/2の「サツキとメイの家」    

写真のように人の大きさと比較すると分かりやすいのですが

1/2のスケールは大きいようで小さく、なんだか不思議な感覚になります。

実際に住めそう、、



照明が暗転することによってまた違った表情を見せます。



 

お父さんの書斎。家具、大量の本、床や机に置かれた小物もちろんすべて1/2サイズ。

 

 

 

空き家としてかなり年月のたった家の再現の為細部に至るまでエイジング作業を行っております。





使い古されたパレットと描きかけのスケッチブック。

描いてる途中でどこか遊びに行っちゃったのかな?

奥に見えるのがメイちゃんの落書き。

 

 

おたまじゃくし!




 

 トトロが眠る樹。尻尾が動き、すやすや眠っている姿が可愛い。

 

 

 

 

 

 

今回の展覧会の為にスケールアップして製作された94Fの全長8mの飛空艇。機体が上下し、プロペラや尾翼も動く様になっています。

 

この角度から見る飛空艇もなかなか迫力が、、

 

上海の上空に飛空艇が!!

 

 

 

 中国大陸初のジブリさんの展覧会であり、待ちに待った大勢の中国のファンの方々が目を輝かせなから展示物をご覧になる姿が見られました。


やはりアニメが国と国を繋ぐ大きな力を持っていると感じました。

Fでは造形物エリアの他に繊細なタッチの原画と共にジブリさんのこれまでの歩みを振り返ることが出来、とても充実した展覧会になっております。 


会期は10月7日までで残りわずかな日数ですが是非会場で体感していただければ幸いです。

 

 

映像制作企画部 ()

 

 

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「ウルトラマンフェスティバル2018」が絶賛開催中!

2018年08月09日 | 製作物

「ウルトラマンフェスティバル2018」が絶賛開催中です。

8日からはライブステージの第2部が始まっており、より一層盛り上がりを見せています!


 今回の投稿では、弊社が担当しております巨大バトルジオラマの制作過程をご紹介いたします!

 

家がいくつも立ち並ぶ特徴的なこちらの山の制作にスポットをあてたいと思います。 



 


発砲スチロールを削り、形を少しづつ出している様子です。



 


原型が出来、塗装後の写真がこちら。もうかなり雰囲気はでていますね!



 

 植栽や細かなエイジングを加えている様子の写真です。

先ほどの写真に無かった手すりなども取り付けられています。



最後に現場で調整を加えて完成です! お気に入りのポジションでパシャリ


会場でよりじっくりとご覧いただければ幸いです!

様々な発見があるかもしれませんよ!


 

場所:池袋・サンシャインシティ 文化会館4F 展示ホールB

ウルトラマンフェスティバル2018公式ホームページhttps://www.ulfes.com/2018/

(c)円谷プロ

 

企画部 今仁

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10分の1戦艦大和メンテナンス

2018年04月07日 | 製作物

本日4月7日は「戦艦大和が沈没した日」です。

第二次大戦中、広島県呉市の呉海軍工廠で建造された史上最大の戦艦「大和」は、
1945年のきょう、九州坊ノ岬沖で沈没したそうです。

 

その大和建造地の呉市で2005年、全長約26メートル、1/10スケールの戦艦大和が完成しました。
「呉市海事歴史科学館」通称「大和ミュージアム」のメイン展示物として一般公開されています。

 

  

↑博物館建築当時 

船体は残された実物の資料を基に、地元の造船会社「山本造船」さんで
鉄を使用し、本物の船舶同様に製作されました。

そして弊社はこの上部構造物、いわゆる艦橋部分製作を主に担当、
同ミュージアム開館前からこの大和の建造に携わりました。
船体は鉄製ですが、上部構造物は緻密な造形物が多く、
鉄、真鍮、アルミ等金属の他、FRP、アクリル、
果ては木材、レジン等の材料を駆使して製作しています。

   
↑建造当時

 

さらに、製作の後の定期メンテナンス、新資料発見後の改修工事に関しても、
現在に至るまで継続しています。

最近では今年1月下旬、ミュージアムのメンテナンス休館に合わせてメンテナンスを行いました。
  

基本的には清掃作業です。
船体上部は模型とはいえ大型なので、人が乗って掃除をすることになります。
艦橋パーツは繊細なものも多く、破損の危険があるため、
経年劣化の補修も含めて、製作した弊社が継続して実作業に当たっています。

  
↑足場を組み、船体上での清掃作業。


大まかな流れは、ブロワでの埃落としの後、拭き掃除。刷毛での掃き掃除です。
この際に破損箇所がないかのチェックも行います。
上部は普段人が触れることはないのですが、やはりどうしても経年劣化は避けられません。
また、大きすぎてケースに入れられず、埃がつきやすい展示物でもあります。
そのために弊社が1年に2回のペースで大規模な埃落としと補修作業をしています。

 

また、潜水調査や新資料の発見に伴う新事実発覚もあり、
それに基づく改修作業を行うこともあります。

例えば木甲板上のブルワーク(機銃周りの波除け板)を、当初は丸形状だったものを
新資料に基づき角ばった形状に変更する改修施工を実施したことがあります。

  
↑改修前       ↑改修後

 


本物の大和は現在海中に没したままですが、沈没した大和を引き上げる計画もあるそうですね。
今後も改修等があればこの場でお伝えできればとおもいます。

 MarblingFineArts

(樹)

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熊本城×特撮美術 天守再現プロジェクト

2017年12月25日 | 新着情報

12月16日より熊本市現代美術館で開催しています『熊本城×特撮美術 天守再現プロジェクト』のミニチュア製作に携わらせて頂きました。 

弊社では

1/20スケールの熊本城(大小天守・宇土櫓)

1/20スケールの阿蘇神社

              

 

              

熊本市街地には1/25スケール市電を2両と停車駅

を製作し、市街地のビルや民家なども提供させて頂きました。

市街地設営では熊本にお住まいのインターンの皆様にお手伝い頂きまして・・・より一層、熊本らしさが詰まった街並みが完成しました。

街並みをじっくり見ると熊本への愛情がひしひしと伝わってきます。

               

        

               

12月16日オープン日には本プロジェクト監修の三池敏夫監督と弊社代表の岩崎がオープニングトークを行いました。

特撮の深い話や今日に至るまでの三池監督の熱いお話を聞くことができました。

オープニングトークの様子です。

               

オープン日にはたくさんの方がいらっしゃり各々思い思いの写真を撮影していました。

 

               

              

 会期は12月16日から3月18日まで ※年末年始12月29日~1月3日は閉館

 

場所 熊本市現代美術館で展示中です。

観覧料 一般1000円 

    シニア(65歳以上)800円 

    学生(高校生以上)500円

    中学生以下無料

開館時間 10時~20時まで(展覧会入場19時30まで)

    

 

 熊本にお住みの皆様、是非お越しください!!!

 

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