こう暑いとブログも書く気になれず
(予報だと今日は涼しいはずなのにやはり蒸し暑い)
福岡から戻ってきて随分たつのに、写真の整理もせぬままに
とうとう本日未明は博多祇園山笠のハイライト、追い山笠でした。
⇒http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160715/k10010596361000.html
博多祇園山笠といえば、祭りの最終日の
「追い山笠」(7つの山笠が櫛田神社前に集合し櫛田入りする)が有名ですが
それ以外はあまり知らなかったので、関連サイトや撮ってきた写真など
メモ代わりに貼っていきます。
〇「博多祇園山笠」~概要とスケジュール
九番山笠 博多駅商店街連合の説明版の一部
「博多祇園山笠」 国の重要無形民俗文化財・・・博多総鎮守・櫛田神社の祇園大祭に際して13世紀半ばより伝わる、夏季の疫病封じを願って行う奉納神事。祭り期間7/1~15の15日間の人出は300万。博多山笠の人形や飾り物は毎年新しく作り変えられます。
■主なスケジュール
7月1日 ・注連(しめ)下ろし
・ご神入れ
・当番町お汐井(しおい)とり
7月9日 全流お汐井とり
7月10日 流舁き
7月11日 朝山笠
7月11日 他流舁き
7月12日 追い山笠ならし
7月13日 集団山見せ
7月14日 流舁き
7月15日 追い山笠 午前4時59分
大太鼓の合図とともに一番山笠から順に「櫛田入り」。
その後、境内を出て旧博多部に設けられた約5kmの「追い山笠コース」を須崎町の廻り止め(ゴール)を目指して懸命に舁く。
「櫛田入り」「コース」ともに所要時間を計測する。
櫛田神社の能舞台では午前6時から荒ぶる神様に捧げる鎮めの能が演じられる。
・・・例年、7/1~15までですが、今年は一週間早い6/24に飾り山笠公開となったようです。
⇒飾り山笠前倒し見参 ライオンズ国際大会で1週間早く 博多祇園山笠(西日本新聞・2016年06月24日 14時59分)
・・・お祭り期間が半月あるのですねぇ。知らなかったです。
〇山笠には2種類ある
山笠には「舁き山」(かきやま)と「飾り山」の2種類。
※『飾り山』は、明治31年(1898年)以降に、舁くための背の低い『舁き山』に対し、据えて見物するための背の高い『飾り山』として登場した山笠です。毎年、舁き山を持つ七流とは別に福岡市内に14基建てられて、7月1日早朝から7月14日深夜まで一般公開されます。
※http://www.hakata-yamakasa.net/yamakasamap/
〇「山笠」の決まり
山にはそれぞれ番号が振られており、奇数番の山笠が「差し山」(または「差し山笠」)、偶数番の山笠が「堂山」(または「堂山笠」)と呼ばれて区別されています。一般的に、差し山笠には雄壮な飾り、堂山笠には優美な飾りを飾るのがしきたりで、飾り山、舁き山ともこの約束事に従って飾り付けがされています。
参照⇒http://www.hakata-yamakasa.net/knowledge/history/yamakasa/
このサイトに載っていた「舁き山・飾り山の区別の無かった古来の山笠」の写真がすごい!
びっくりしました。美しさと技術力の高さ、半端ないです。
〇「飾り山」の表と裏(見送り)
表には歴史物が選ばれ、裏側(見送り)はその年に
話題になったアニメやテレビ番組をモチーフといった
自由な飾りになることが多いとのこと。
参照:http://www.hakata-yamakasa.net/word/kazariyama/
昭和29年、飾り山の流れを変えた「シンデレラ」
同じ年にもうひとつ、問題を呈した「地獄極楽」・見送り「阿鼻地獄図」
など興味深いですね。
山笠は過去に何度も存続の危機があったとのこと。(@_@ほぉ)
しきたりを守りつつも柔軟に新しいものを取り入れて
現在に至っているということのことです。
⇒http://www.hakata-yamakasa.net/knowledge/history/yamakasa/
〇山笠・山台の解説
九番山笠 博多駅商店街連合の説明版の一部
山台に見られる「自治の精神」と「木組みの知恵と技術」についての解説です。
七百六十余年の歴史の重みを感じますね。
ほかに、目を引いたものとして
<博多祇園山笠>中洲流に外国人の「赤手拭」(毎日新聞 7月14日(木)21時9分配信)
といったニュース。
「博多部の祭り」だった山笠も地域や人材、ともに広がり
ますます盛んになっていくようです。
次回は実際に間近で見てきた飾り山の写真を撮影ポイントを添えて順次アップしていきます。
(飾り山13か所のうち福岡ドーム以外撮影してきた筈ですが、ちゃんと撮れているか確認はこれからです^^;)