6月23日は、中国の端午節だった。
うちに来てもらっているアマさんにちまきをいただいた。
アマさんに会うのは、実はとても久しぶりのことだった。
4ヶ月ほど前、アマさんから電話が入り「手が動かなくなってしまって病院に入院しているから行けない」とのこと。
声も弱弱しく、詳しいことが聞き取れなかったが、どうやら大変なことになったらしいことはわかった。
しばらく来られないのだろうな、と察して、アマさんに頼らない生活が始まった。
人づてに「リハビリをしているから時間がかかるがいつか戻ってくるつもり。だが解雇しても構わない」と聞いたので
新しいアマさんを探そうかとも思ったが、私にはその労力はないし、自分で家事をするのも悪くないなと考えて
そのまま成り行きに任せることにした。
アマさんに頼らない日々が続いていたが、4ヶ月経った木曜日ついにアマさんから電話があった。
「鍵を返しに行きたいが、明日家にいるか」とのこと。
鍵を返しに来ると言うことは、もう辞めるのだなと思いながら、金曜日、久しぶりの再会を果たした。
久しぶりに会った彼女は、以前よりも体調はよさそうに見えた。
右手はまだ多少不自由そうだったが、動いてはいたし、歩くこともできる。
どうしているかと家族で心配していたので、元気そうな姿を見たらうれしくて涙が出てきた。
私はてっきり交通事故か何かにあったのかと思っていたが
話を聞くと、脳卒中だった!
突然半身が動かなくなり、入院したのだそうだ。
1週間ほど入院して、親戚の家に暮らしながら、毎日病院にリハビリに通っていたという。
思い返せば、前兆がたくさんあった。
ひどい頭痛で休んだことも数回あったし、顔が左右ゆがんでいた日もあった。
体調が悪そうで心配には思っていたが、まさか脳卒中で倒れるとは!
医者はあと一ヶ月もすれば、手の力ももっと強くなって働くことができると言っているそうだ。
彼女は、うちが新しいアマさんを雇っているに違いないと思っていたようで、
私が誰も雇っていなかったことを知って喜んでいたので、また戻ってきてもらうようにお願いした。
話をしながら、二人で泣いて、よかったよかったと肩を叩き合った。
私にとっては、家事をしてくれる人という以上に、第2のお母さんみたいな人になっていて
彼女が戻ってきてくれることがとてもうれしい。
子どもたちも「アマさんいつ戻ってくるの?」と時々思い出しては聞いていたので
久しぶりに会えてうれしかったようだ。
一ヵ月後、右手がどのくらい回復するかは、リハビリにかかっている。
元気に戻ってきてくれるといいな。
だけど、早々にリハビリを始めれば、こんなに回復するものなんだね。
-----
おまけに「端午節」の解説。
「無病息災」の願いをこめてちまきを食べ、ドラゴンボートのレースが行われる。
中国では春節・中秋節と並んで三大伝統節句の一つであり、3連休にするくらい大事な祝日だそうだ。
日本の端午の節句はここに起源があるそうだが、
中国の端午節には「こどもの日」と言う意味合いはない。
ただ、中国ではこの時期に薬草を摘み健康を祈願する習慣があり、
中でもよもぎや菖蒲は邪気を払う力があるとされ、
菖蒲酒を作って飲んだり、よもぎで人形を作って飾ったりするそうだ。
日本への伝播とその後の変容はとても興味深いですね。
ちなみに粽(ちまき)の中身はこんなです。ぶれた写真になってしまいましたが。
六角の香りがぷーんとします。
うちに来てもらっているアマさんにちまきをいただいた。
アマさんに会うのは、実はとても久しぶりのことだった。
4ヶ月ほど前、アマさんから電話が入り「手が動かなくなってしまって病院に入院しているから行けない」とのこと。
声も弱弱しく、詳しいことが聞き取れなかったが、どうやら大変なことになったらしいことはわかった。
しばらく来られないのだろうな、と察して、アマさんに頼らない生活が始まった。
人づてに「リハビリをしているから時間がかかるがいつか戻ってくるつもり。だが解雇しても構わない」と聞いたので
新しいアマさんを探そうかとも思ったが、私にはその労力はないし、自分で家事をするのも悪くないなと考えて
そのまま成り行きに任せることにした。
アマさんに頼らない日々が続いていたが、4ヶ月経った木曜日ついにアマさんから電話があった。
「鍵を返しに行きたいが、明日家にいるか」とのこと。
鍵を返しに来ると言うことは、もう辞めるのだなと思いながら、金曜日、久しぶりの再会を果たした。
久しぶりに会った彼女は、以前よりも体調はよさそうに見えた。
右手はまだ多少不自由そうだったが、動いてはいたし、歩くこともできる。
どうしているかと家族で心配していたので、元気そうな姿を見たらうれしくて涙が出てきた。
私はてっきり交通事故か何かにあったのかと思っていたが
話を聞くと、脳卒中だった!
突然半身が動かなくなり、入院したのだそうだ。
1週間ほど入院して、親戚の家に暮らしながら、毎日病院にリハビリに通っていたという。
思い返せば、前兆がたくさんあった。
ひどい頭痛で休んだことも数回あったし、顔が左右ゆがんでいた日もあった。
体調が悪そうで心配には思っていたが、まさか脳卒中で倒れるとは!
医者はあと一ヶ月もすれば、手の力ももっと強くなって働くことができると言っているそうだ。
彼女は、うちが新しいアマさんを雇っているに違いないと思っていたようで、
私が誰も雇っていなかったことを知って喜んでいたので、また戻ってきてもらうようにお願いした。
話をしながら、二人で泣いて、よかったよかったと肩を叩き合った。
私にとっては、家事をしてくれる人という以上に、第2のお母さんみたいな人になっていて
彼女が戻ってきてくれることがとてもうれしい。
子どもたちも「アマさんいつ戻ってくるの?」と時々思い出しては聞いていたので
久しぶりに会えてうれしかったようだ。
一ヵ月後、右手がどのくらい回復するかは、リハビリにかかっている。
元気に戻ってきてくれるといいな。
だけど、早々にリハビリを始めれば、こんなに回復するものなんだね。
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おまけに「端午節」の解説。
「無病息災」の願いをこめてちまきを食べ、ドラゴンボートのレースが行われる。
中国では春節・中秋節と並んで三大伝統節句の一つであり、3連休にするくらい大事な祝日だそうだ。
日本の端午の節句はここに起源があるそうだが、
中国の端午節には「こどもの日」と言う意味合いはない。
ただ、中国ではこの時期に薬草を摘み健康を祈願する習慣があり、
中でもよもぎや菖蒲は邪気を払う力があるとされ、
菖蒲酒を作って飲んだり、よもぎで人形を作って飾ったりするそうだ。
日本への伝播とその後の変容はとても興味深いですね。
ちなみに粽(ちまき)の中身はこんなです。ぶれた写真になってしまいましたが。
六角の香りがぷーんとします。