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おぼえがき

50代の日記。子供のことや自分のこと。書くことで考えをまとめたい。

地方格差

2021-06-21 14:30:46 | 日記

「セレブバイト」と言う言葉が話題になっているそうで。高学歴の奥さんが通訳翻訳のバイトをしていることに、地方出身の大学教授が驚愕した体験を呟いたところ、炎上してしまったそうだ。小耳に挟んでいたが新聞夕刊のコラムに取り上げられ、炎上していることを知った。ミソジニーと結びつけられて批判されてしまったそうなのだが、決してその通訳の女性を貶める意図はなく件の教授の育った地方には大学(しかも東大など)に進学する女性がほぼいなかったこと、大学に進学したしかもそんな雲の上のような大学を出ていながら、なぜかアルバイトをしている(正業についていないと言う意味と思われる)こと、それらに対して地方と東京(首都圏)の違い、教育や文化の大きな違いにびっくりしたと言うところらしい。その辺の地方による格差に対して、想像できない人もいるのだな。

自分も大学進学で田舎から出てきた部類。地元では親もしっかりした職業についており、理解があり、それなりに豊かに育ってきたと思う。しかし上京してみればうちの予算では都心からはだいぶ離れた駅から15分も離れた日当たりの悪いボロアパートしか借りられなかった。人混みのひどさ。東京は辛かった。いや、そのころは不満と不安はあっても、地方格差などまだ何もわかっていなかったのだ。東京に怯えながらも、いつかやってやる!と言う希望に溢れていた。

 

今まで生きていて悩んだり疑問だったりしたことはたった一言

「地方格差」

で説明できることに、今やっと気づいた。衝撃だ。

 

大学受験するために大枚を叩いて親は交通費と宿泊費をかけてくれた。首都圏に家があればいらない出費だ。

一人暮らしをして生活するためにかかるお金と時間。親元から通えば使わなくて済むものだ。アルバイト代は生活費だ。親元から通っていれば、自分を高めることや遊ぶことに使える。

就職してお給料をもらっても、月々10万以上が家賃、光熱費、生活費に消える。実家から通えば、多少親に渡したとしても残りは自分のものだ。

ずるいなー。東京(首都圏)に家があるだけで、こんなにもお金に差ができるんだな、と感じてはいた。

あくまでお金の上の話だった。

 

その後それなりに稼いで、東京で頑張ってきた。東京の人と結婚もした。そしてそんな自分に誇りも持っていた。我が子には上京した時の自分のような要らぬ苦労をさせたくないと感じていたのだろう。吾子には中学受験もさせて質の良い教育を受けさせ、教育熱心な家庭に育った学友に囲まれ、何十万も払って予備校にも通わせ、大学受験でも国立2校私立4大学複数学部と選択を狭めず十分に出願させた。東京に家も買った。ママ友付き合いもがんばった。お母さんたちは、裕福な専業主婦もたくさんいたけど仕事を持っている人も多く、医者や士業、それこそ東大始め旧帝大、早慶出身など優秀な人がゴロゴロ。自分も、負けていないと思いたかったけれど、同じ人間だと、思っていたけれど、、、今思うと、そもそもの生まれ育ちが違う。

(しかしそう言う育ちの良い人は、親切で優しいのだった)

そもそもの土台の高さが違っていたのだと思う。そんなこともわからず必死になって考えて私が吾子に与えたものが、そう言う人たちにとっては初めからある当然の選択肢なのだ。自分は地方の公立育ち。それこそ親世代は大学なんて行っていない人が多い。中学受験なんて、教育大附属くらいしかない。私も担任に勧められたけれど、母親がそんなことはよくわからないので受験しなかった。なんとなくめんどそうで「やらない」と言ってしまった。今のように個人で情報が取れる時代でもないし、母は教育に関心はあっても本をたくさん買ってくれる、こちらがやりたいことはやらせてくれる、程度で。

大学に行った高校のクラスメイトだって、女子は短大ばかりだ。ごく数人東京に出てきたけれど、短大。地元の女子短大に行けば良い方で、就職した子も多かった。女子で4年生に行った子はいたろうか。地元で働いて、転勤先としてやってきた男性社員に見染められて結婚したり、地元の人と結婚したり。中学の同級生などは中卒だっている。高校中退も何人かいたと聞いている。男子は4年生に進学した子もそれなりにいたけど。

自分の地元が大好きだ。しかし、文化や教育レベルは雲泥の差があるのは事実だ。ネットのない時代なら、なおのこと情報取得にも大きな差があるのだ。自分の地元のような地方都市でさえ、こうなのだから、地元に大学どころか高校もない地方、そもそも職業が一次産業と公務員しかない地方もたくさんある。女性に学歴は必要ないから大学に行かせるのは男だけ、長男だけ、と言う地方があるのだ。勤め先が「郵便局」なら、良かったね!いいところに勤めが決まったね!と周りから言われるような地方だ。

そんなところに育ったのなら、東京の超一流大学を出た女性が、教職でもなく公務員でもなく会社員でもなく医者でもなく、ただのアルバイトについていることが許される世界が(結果的にそうなっただけで、本人の選択ではないのだろうけど)同じ日本にあるのか!と衝撃を受けるのも、むべなるかな。そして、その一部を切り取って批判する人は、そう言う地方と都会の格差を知らないのだろう。知って欲しいものだ。逆立ちしたって埋められない格差、土台の高さの違いがそこにあり、高い土台に生まれた時から立っている人には、低い場所にいる人が見えないのかもしれない。

自分も対等だと思って保護者付き合いもがんばってきたが、高校卒業後、全く対等ではなかったのだと思い知らされている。惨めで、愚かだ。

 


就活!

2021-06-08 13:47:37 | 日記

大3の6月ということで、吾子も就活を始めた様子。まだインターンも応募していないが、就活サイトに登録したり、身近な人から話を聞いたりしているようだ。バイト先の一年先輩はもう内定をもらって就活終了だとか。美人さんということなのであまり参考にはならないような。公共放送のニュースアプリの中の就活コンテンツを教えておいた。参考になるだろうか。ガイシ就活うんちゃらも教えたんだけど。

ゼミの子たちはのんびりしているらしいが、あるサークルでは先輩から情報がガッチリ入るらしく、しっかり就活に取り込んでいるとかいないとか。吾子はノンサーで先輩がいないんだよね。去年入り直す予定だったのに、オンラインだったので諦めてしまった。1年の時はインカレサークルで、たくさんいるように見えた女子がほぼ全て女子大からきていたというオチであった。そらやめるわ。

最近は大学も楽しいらしくて、ほっと胸を撫で下ろしている。去年の今頃までは危うい感じだった。中退とか留年とか勘弁してくれよ!と心配していた。我が家はあまり良いニュースがないが、吾子が元気で前向きだと、自分もよーし、やってやろう!という気持ちになるのだ。吾子は私の太陽。夫は、、、低賃金でも待遇が悪くても、もう諦めた。でも、本人が楽しくないのなら、続けるべきではないと思っている。でも年齢的に難しい、、、今の会社は人で不足だから置いてもらっているのだろう。役に立っていないと思う。本人が楽しいこと以外に誰もメリットがない。その楽しさも、4月からの配属ではかなり厳しいのではないか。

自分が稼がないと、何も買えない。でも、頼まれ仕事なので。ああ安定した収入が欲しい。


住宅購入の頃の話

2021-06-08 13:21:43 | 日記

今日は暑いなあ。屋根裏の通風窓を開けに上がったら50度はあるかという凄まじさ。古い家なので断熱がちゃんとしていない。土地の値段だけで買えた家としては立派で、きちんとしているのだが、関東の古い家は昔風なので断熱という概念がないのではないか。住み始めてからインナーサッシをつけたりしてはいるが、壁や屋根からの熱や寒さを凌げない。そろそろ屋根も手入れをしたいが、先立つものがない。迷って迷って、吾子に人並みの暮らしをさせてやりたいという思いと、月々の住宅ローン返済の方が賃貸より安く上がるし、貯金もあったので中年になってから家を買った。23区は高いので、東京以外の首都圏奈良どこでも、と思っていたのだが、夫が自分の育った地域にこだわり、最終的にご縁があった(としか言いようがない。一旦他の人に決まったのに売主さんがうちを選んでくれた)今の家。ランニングコストや直しにお金がかかりそうだと危惧していたが、小さな庭、緑多い環境、交通の便の良さが決め手となって。ところが住宅ローンを組んだら、夫が退職願を出してきた。ここで初めて、「この人おかしいんじゃないか?」という疑問が湧いた。変な人だとは思っていた。ローンが通ったけど、これから返済するんですよ?会社辞めてどうするの?結局その時は受理されず。

住み始めて数年は幸せだった。二階に上がると東の窓から都庁、西の窓から富士山。生産緑地や代々の巨木に囲まれ、猫たちも伸び伸び。吾子が登校したあとは夫の出勤に合わせ、駅まで一緒に歩いて、そのあとは公園でストレッチして。こんな良いところに住めて何て幸せなんだろう!

ところが売れなかった空き地がついに売れて、10数件の建売ができ、子沢山の家庭ばかり入り、地獄のような様相になった。挨拶にきた家庭は半分もなく、思い思いに道路遊びを繰り広げ、、、頭がおかしくなりそうだった。(数年経ってようやく静かになってきた。私自身も子供の奇声に慣れようと子供関係の仕事をしてみたり。おかげで音の感じ方も結構マシにはなった)そしてその頃から吾子のメンタル不調、夫がパワハラに合い、辞職。今までの幸せが全く反転してしまったのだった。吾子のメンタル不調は、妬みからくるいじめだと思っている。高校まで何度か送ったが最寄駅から歩調が落ちた。学校に近づくと、動けなくなった。妬みは、子供同士じゃない、親の。私は一体何をしたというのか。吾子の成績を妬んだらお宅のお子さんの成績が上がるのか。相手はまさかの人で、陰湿な嫌がらせがあり、吾子は高3になってクラスが変わっても、悪評を流されたことからの影響はなくならなかった。休み時間に仲よかった子と話していると他のクラスから来た子が相手の子をとってしまうと言っていた。最近知ったがそれは「はがし」といういじめ行為だそうだ。おかげさまで、吾子は受験に身が入らなかった。今でも、本来行けたはずの大学に行っていたらどうなっていたのだろうと時々ふと考えてしまう。いじめは楽しかったですか?私はそれがいじめだということにすら気づきませんでした。


子供が絡むお付き合い

2021-05-31 10:45:25 | 日記

子供が絡むお付き合いはもう勘弁。

保育園の時は子供達も未知数だったこと、心底心根が真っ当な人たちとたまたま出会えたことでいわゆるママ友ではなく個人的な友人が何人かでき、コロナまではよく集まっていた。子供がきっかけとしての出会いでまともだったのはこれだけ。保育園でうまくいったためにその後馬鹿を見る事になったのかな?

小学校以降、こちらにはなんの悪意もないのに保育園から来た子は行儀が悪いと陰口を叩かれ、学業ではひいでいたためにやっかまれた。自分は田舎者で単純なので我が子の友達であれば親御さんにも好意を持ち、挨拶くらいはしたいと思う。しかし中学受験塾では親もライバルだったようで、とんだ空回り。陰口というか恨まれ。子供同士の付き合いにも水をさされた。そのようなことがそのあとも中高と続く事になるとは思わなかった。

同じ中学を熱望してきた仲間たちという気持ちで最初の頃はママ友付き合いも楽しかったのだが。どうも多くの人が自分の子の成績にプライドを持っていてライバル視していたと気づいたのは大学受験が終わってからだった。表面上は何もないお付き合い。それはあくまでも表面上だった。陰のドロドロは、ここに書くことができない。

ドロドロがなかった人であっても、進学した大学のランクで勝った負けたはやはりあって。これから就職や結婚、その子供の進学でもまたずっと続くのだろうか。

中高以外でも子供を持つ親の集まりに縁あって関わったことがあるが、ここでもまた大学の序列って言うんですか。突き抜けている人とか、うちの子大学に行くとは思わなかったわ、と言う人は良いが、教育熱心な親は、やっぱり子供の出来にプライドがあるんですね。何かちょっと言うと剣呑な雰囲気が漂い、早々にお付き合いは止める事にした。

自分も子供の成績が自慢だったけれど、多分成績が良かったから鷹揚にしていられたのだけど、いろんなゴタゴタで大学受験にまで影響がきてしまったことでようやく自分の愚かさに目が覚めたし、あの6年間をもっと自分のために使うべきだったなと今になって気づいた。友達になれると思っていた自分は、なんでも正直に話していた自分は、おばかさんだった。愚かしく滑稽なただの教育ママだったのだ。

子供が絡むお付き合いは今後もう新たに始めない。自分は自分の人生を生きる。どこ大生のママとかどこの会社の重役の妻とか、誰それの娘とか、そう言う装備なしで自分のHPとMPを上げたい。

 


やる気が出ないのは更年期のせい?

2021-05-27 18:10:38 | 日記

近所付き合いのぐちは一旦削除。

さてこれからの生活を考えて節約にシフトした我が家。しかしながら収入を上げないと、貯金が減るばかりだ。そこであれこれ考えるのだが実行力に欠けているので進まない。人から言われたものやお尻の決まっているものじゃないと手が動かないのだ。どうしてこんなにやる気が出ないんだろう??もしかして更年期だからかしら?

昨日は新しくできた趣味の友人に誘われて出掛けたのだが、湿度の低い日なのに随分と汗が出て、特に後頭部は真夏の時のような大汗。もしかしてこれも更年期だから?

なーんて更年期のせいにしてしまう。仕事関係のやる気は出ないのだが、家族の世話はちゃんとやっているだけ、マシかもしれない、そう思う事にする。朝4時半に起きて夫を送り出して、8時近くに吾子と朝食。夫の方が大変なので、自分はこれでは申し訳ないと思うけれど、睡眠時間が短すぎて昼間は眠い。

夫は100年前のインテリが共産主義にかぶれて労働者を称賛するような、時代がずれた人なんじゃないのか。もしかして一労働者になったことを誇りに思っているのかな。理解に苦しむ転職も、そういうことなのかな?でも会社でも役に立っていないし巻き込まれて家族は大迷惑だ。定年まであと何年もこの生活なのかと思うとゲンナリする。今日は雨でびしょ濡れの泥まみれで帰ってくるから、そのお世話をしなければならず。雨の日は道路遊びもなく街が静かで嬉しいが外で働く夫には辛い天候だ。いろんなことがどーしてこーなった!?みたいな我が家。いつも笑顔で、いたいものだが。なかなか。