今回は、因島の北部にある白滝山です。
標高227mの山ですが、その山頂からは瀬戸の島々を見渡すことができます。
勇もこの山頂からの眺めを歌に詠んでいました。
白瀧の山にのぼれば眼路(めじ)ひろし島あれば海海あれば島 (「旅塵」)
いざ白滝山へ

山頂までの参道には多数の石仏や磨崖仏がありました。



ずらりと石仏が並んでいます。

山頂にある鐘楼

そこからの眺め

おほどかに海見はるかし今日もゐぬる白瀧山の石羅漢かも


白瀧の山にのぼれば眼路(めじ)ひろし島あれば海海あれば島
山の上(へ)ゆ眸(ひとみ)はなてば瀬戸の海の汽船小さく煙吐く見ゆ

奇岩


さて歌碑ですが、てっきり山頂に建っているとばかり思っていたら山頂ではなく、

私が車を駐めた所よりもさらに下の広場に建てられていました。


白瀧の山にのぼれば眼路ひろし島あれば海海あれば島
歌に詠まれているのは山頂からの眺めなのですが…
この後、向島の高見山へと向かいます。
―続く―