ストーリー
サメに襲われ左腕を失いながらもプロを目指して再起した実在のサーファー、ベサニー・ハミルトンの実話を映画化。2003年、ハワイの海とサーフィンをこよなく愛する13歳の少女ベサニーは、サーフィン中にサメに襲われ左腕を失ってしまう。すべてに絶望し、サーフィンを辞めて新しい生活を始めたベサニーだったが、どうしてもサーフィンを忘れることができず、再びプロサーファーを目指すことを決意。家族に支えられながら厳しい特訓を繰り返し、競技大会に出場する。主演は「テラビシアにかける橋」「チャーリーとチョコレート工場」のアナソフィア・ロブ。
キャスト:アナソフィア・ロブ、ヘレン・ハント、デニス・クエイド、ロレイン・ニコルソン、キャリー・アンダーウッド
監督:ショーン・マクナマラ
原案:ショーン・マクナマラ、デボラ・シュワルツ、ダグラス・シュワルツ、マイケル・バーク、マット・R・アレン、キャレブ・ウィルソン、ブラッド・ガン
脚本:ショーン・マクナマラ、デボラ・シュワルツ、ダグラス・シュワルツ、マイケル・バーク
撮影:ジョン・R・レオネッティ
美術:ラスティ・スミス
編集:ジェフ・W・キャナバン
音楽:マルコ・ベルトラミ
原題:Soul Surfer
製作国:2011年アメリカ映画
配給:ディズニー
上映時間:106分
舞台挨拶があるとは知っていましたが、まさか、主人公のベサニー本人が来場とは!
背が高くて、金髪、とても綺麗な方でした!明るいのが第一印象!
肝心の映画ですが、実話!感動するとは思っていましたが、想像以上でした。
かなり感動でところどころ、泣きました!
あどけない、13歳の、サーフィン大好きな少女に起こる悲劇、ただ、その悲劇を力に変えた、彼女に脱帽してしまいました。
とにかく前向き!私など、ときどきタイムマシーンで、過去に戻って、いろいろ変えたくなるんですが、お恥ずかしい‥これからはもっと前を向いて生きていかないと。
さすがのベサニーも、肩腕を失い、以前のようには、サーフィンができないことにいら立ち、選手権に出場するも惨敗。サインを求める、少女たちに、自分のサーフボードをあげてしまう。
洪水のタイにボランティアで出かけ、ショックで口もきけない少女に出会い、彼女にサーフィンを教えて自分を取り戻していく。
ハワイに戻って、またサーフィンを始め、猛練習に取り組んで、大会にも出場。
ハワイに戻って、家に沢山の(海外からまで)手紙が届いている‥彼女の姿に感動して、勇気をもらった人たちからの‥彼女の姿を見て、サッカーを再開した少年などなど。
舞台挨拶で、ベサニーが、試写を見て、サーフィンのシーンに納得できなくて、タヒチに行き、自分のスタントで、サーフィンのシーンを取り直したとのこと、大会のシーンを見て大納得しました!素晴らしい!
大会が終わり、リポーターが、「サメに襲われる前に戻りたいと思いませんか?」
笑顔で「今の私の姿で頑張る方が、より沢山の人を勇気づけられるのではないかしら?‥私は過去は振りかえらない‥!」
凄い!私の座右の銘にします!
リポーターのこの言葉は無神経にも思うのですが、こういう事を求める人がいるからなのかなと少し悲しくもなりました。
この作品はラストに、ベサニー本人の姿、サーフィンをしているシーンなど、特にサメに襲われても1カ月でサーフィンを再開したシーンも写しだされます。最後まで見た方がいいです!
この映画を見て、いろんな感動をいただきましたが、あと一つ大切な事。
強いベサニーを育てたお父さんお母さんの教育というか、育て方が良かったからひねくれないで、前向きになれているんだと思うのです。もちろん、友人や、兄弟にも恵まれたとは思いますが。
お父さん、お母さん、彼女がサーフィンに復帰するのに、葛藤があったと感じました。でも、娘を信じる心が素晴らしい!「心配を、信頼に代えた」と言う事だと思うのです。ベサニーは素晴らしいけど、親御さんが素晴らしいと思いました。
なかなかできないこと、心配が先に立ってしまう、これを信頼に代えた親御さんや、彼女の回りに感動です!