2007年からの映画生活

今年の映画、演劇などエンタメについて

3/7シュガーマン@角川試写室

2013-03-08 11:35:28 | Weblog

アメリカでデビューした後、南アフリカで局地的に支持された伝説のシンガーソングライター、ロドリゲスの数奇な運命をひも解くドキュメンタリー。1970年、著名な音楽プロデューサーに見出され、アメリカでメジャーデビューしたメキシコ系シンガーソングライターのロドリゲス。2枚のアルバムをリリースし、一部で高い評価を得るもののアルバムはまったく売れず、そのまま音楽シーンから姿を消す。しかし70年代後半、ロドリゲスのアルバムはアパルトヘイト時代の南アフリカへ渡り、「シュガーマン」をはじめとする楽曲が、抵抗運動を続けていたリベラル派の若者たちから熱狂的に支持されていた。12年度・第85回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞。

 

原題 Searching for Sugar Man
製作年 2012年
製作国 スウェーデン・イギリス合作
配給 角川映画
 
以上映画.com
 
今年度のアカデミー賞受賞作品!
 
でもあえてあまり予備知識を持たないで見てみました。
 
いったい、なぜ、今になって注目されたのか?アメリカでスルーされたのが、なぜ南アフリカなのか?
 
この謎は、映画を見ると、簡単にほどけます。
 
私が、全く知らない、有名人とは言えない人のドキュメンタリーです‥でも最高に感動しました。
 
実はしばらくブログ休止していました。この映画を見て、再開したくなりました。
 
主人公のロドリゲスは、名前がいかにもスパニッシュ系で、彼がデビューした年代では、白人全盛だったので、実力があっても正当な評価が受けられなかったような。
 
また宣伝も活発にしないと、売れるのは厳しかったようです‥映画を見ていて、宣伝口コミの力をあらためて考えました。
 
南アフリカは、丁度あの評判の悪いアパルトヘイトの時代、彼の曲は、反体制的で、リアル!白人ではないから、逆によかったのかもしれません。
 
映画で感動的なセリフがちりばめられていますが、私が感動したのは、娘さんの話。
 
「南アフリカで大ヒット、たぶん海賊版で、誰かが儲けたんでしょう‥」
 
「父は、南アフリカのコンサートでの成功でのお金は、家族や友人にあげて、自分は質素そのもの‥」
 
「父の生活は変わりません‥」
 
労働者の生活をしているようです。
 
本来なら、歌の権利やお金の事を持ち出してもおかしくないのでしょうが、彼も家族もしない。世知辛い世の中なのに、お金や権利、欲に執着しない態度がなんだか爽やかで嬉しくなりました。
 
この映画や南アフリカでの成功で、引き合いが来ている話を聞きました。でも彼は淡々としているのではないでしょうか?
 
素晴らしい音楽と才能があっても、必ず売れるわけではない‥でもどこかで日の目を見れたら凄い事です!
 
コンサートも成功、サインを2時間以上していた姿も感動的。
 
見終わって爽やかで、もっと活躍してほしくなりました!映画もまた見たいです!
 
映画とは関係ないですが、最近の日本のいわゆる芸能界、お客さんよりも、芸能人の方が上になっていないでしょうか?いろんな見方があるとは思います。
 
TV,そして特に雑誌などを見ても一部の団体というかが、時代の寵児のごとく登場し、見たくなくてもその雑誌を見ようとしたら、必ず登場してくる。
 
メディアの力は凄い。
 
コンビニがこれだけ栄えるなんて、10年前は思いませんでした。あるTV局も全盛だったのが、今すこし落ち目になっている。これを予想した人はいないよう思います。
 
大手のプロダクションに所属していたけど、一時解雇?かなにかで登場していかなったけど、ルックスが良かったからモデルになって、一時、ブレイクした反町さん。これも解雇された時は予想していなかったように思います。
 
大昔、三波はるおさんが、お客様は神様です、と言ったとか。お客様を大切にしていく、基本ですが、いろんな映画や舞台、芝居を見ていて、お客を大切にしていると思われるのは一部のような気がしてなりません。
 
確かに、活動している方が主役かもしれませんが、あくまでお客様あってではないでしょうか?
 
海外のセレブ、アーティストはどちらかと言うと、お客様を大切にしているように感じます。
 
トムクルーズは有名ですが、レッドカーペットに参加してみました。寒い季節だったけど、ものともしないで、サインを最後までやっていました。たぶん2時間以上でしょう。2ショットの写真もOK!先日のプレミアでも、トムと一緒に登場した共演者も、自分からカメラを持ってくれての写真をしていました。
 
トムは一時、宗教問題、結婚離婚などなどで売れなくなりかけた事があったようですが、お客様サービスで、盛り返したと聞いています。どんな時でも宣伝活動に協力する姿勢は素晴らしい。
 
肖像権とかいろいろあると思います。
 
昔、母が、あるプレミアの試写会に行ったら、昔は写真とか全くかまわない時代だったそうですが、撮っていた人がいました。試写会が終わり、帰路につくとき、出口で写真を売っていた人がいたそうです。驚きです!そういう方がいるから、禁止にもなるでしょう!
 
いろんな見方や意見もあると思います。
 
でも10年先はどうなっているんでしょうか?
 
アイドルとか、セレブと騒がれても消えていく人も沢山。でも長く売れ続けている方も少数はいます。
 
ある方は、本当に気さくで、ファンにも優しい。あくまでもお客様視線、お客様あってで活動している。そして素顔は見せていない。素顔を見せない方が、夢があるように感じます。他の考えもあるかもしれませんが。
 
友人で、今全盛の団体のコンサートに行った時のこと。東京ドームだったのですが、やっとの思いで入手したけど、3Fのてっぺん。グループの声もしないし、画像もほとんど見えなかったとか。
 
ある有名ロッカーのコンサートでは同じ場所でもなんとか聞き取れましたが。
 
整備不足だったんでしょうか?
 
また、来た観客に対して、帰したりする場合もあるようです‥どんな人でもお客様ではないでしょうか?たとえ少数でも。
 
私が書いた事が全て正しいとは思っていません。いろんな意見や見方があるのが当然と思います。
 
ただ、シュガーマンを見て、清々しい気持ちになった事は間違いないです。
 
威張っていたり、客を客とも思えないのはいいとは思えません。
 
 
 

7/6ギリギリの女たち@シネマート六本木

2012-07-07 01:02:13 | Weblog

 

 今日は東京独女スタイルさんのおかげで、いち早く見れました!感謝感謝です!試写会に参加してきました!


(http://www.dokujo.com/)

「バッシング」「愛の予感」の小林政広監督が、東日本大震災の被災地で自身も居を構える宮城・気仙沼を舞台に描く愛憎劇。震災を機に再会した3姉妹が、それぞれの思いをぶつけあっていく姿を描く。ニューヨークでダンサーをしている長女・高子と東京に暮らす主婦の次女・伸子は、震災を受けて気仙沼の実家に戻ってくる。1人で家を守り続けていた三女の里見は、突然戻ってきた姉たちの身勝手さに怒りを爆発させ、3人は互いに傷つけあながらも、次第に心境が変化していき……。全編わずか28カットで、冒頭35分間がワンカットで撮られている。3姉妹を演じるのは渡辺真起子、、中村優子、藤真美穂。

 

 

小林監督のトークが上映前にありました。監督のバッシング、春との旅、凄く印象的なので今回も映画、楽しみでした。「いつも男性ばかりなので、頼んで女性限定にしてもらった」とのこと!登場人物は、女性3人のみでした。

 

見ていて、震災の現場でもあり、痛々しいです。

主人公は3人。

見ていくと、3人の繋がり、おかれた立場がどんどん明かされて行く‥3人がそれぞれに泣かされたり、いじめられながら物語が進んでいく‥

思いもかけない真実が浮かびかがり、お父さんとお母さんの真実‥3人の姉妹たちがなんでばらばらになるのかもわかってきて‥突然、長女が倒れてそのままになり‥2人の妹達の独白と、いがみ合い。

どうなるのかな‥と心配にもなりましたが、ラストになってとても温かい気持ちが湧き起ってきました。

とにかくカット割りが長く、独白も多く、女優さん達は大変だったと思いました。

女の強さとたくましさ、家族愛とかいろんな事を考えさせられた作品。

女に生れて良かったのか、いろんな事を考えました。

震災も今も癒えていない方も多く、その意味でも沢山の人に見てもらいたい作品です!


5/23「ソウル・サーファー」@よみうりホール

2012-05-23 23:45:33 | Weblog

ストーリー

サメに襲われ左腕を失いながらもプロを目指して再起した実在のサーファー、ベサニー・ハミルトンの実話を映画化。2003年、ハワイの海とサーフィンをこよなく愛する13歳の少女ベサニーは、サーフィン中にサメに襲われ左腕を失ってしまう。すべてに絶望し、サーフィンを辞めて新しい生活を始めたベサニーだったが、どうしてもサーフィンを忘れることができず、再びプロサーファーを目指すことを決意。家族に支えられながら厳しい特訓を繰り返し、競技大会に出場する。主演は「テラビシアにかける橋」「チャーリーとチョコレート工場」のアナソフィア・ロブ。


キャスト:アナソフィア・ロブ、ヘレン・ハント、デニス・クエイド、ロレイン・ニコルソン、キャリー・アンダーウッド


監督:ショーン・マクナマラ

原案:ショーン・マクナマラ、デボラ・シュワルツ、ダグラス・シュワルツ、マイケル・バーク、マット・R・アレン、キャレブ・ウィルソン、ブラッド・ガン

脚本:ショーン・マクナマラ、デボラ・シュワルツ、ダグラス・シュワルツ、マイケル・バーク

撮影:ジョン・R・レオネッティ

美術:ラスティ・スミス

編集:ジェフ・W・キャナバン

音楽:マルコ・ベルトラミ

原題:Soul Surfer

製作国:2011年アメリカ映画

配給:ディズニー

上映時間:106分

舞台挨拶があるとは知っていましたが、まさか、主人公のベサニー本人が来場とは!

背が高くて、金髪、とても綺麗な方でした!明るいのが第一印象!

肝心の映画ですが、実話!感動するとは思っていましたが、想像以上でした。

かなり感動でところどころ、泣きました!

あどけない、13歳の、サーフィン大好きな少女に起こる悲劇、ただ、その悲劇を力に変えた、彼女に脱帽してしまいました。

とにかく前向き!私など、ときどきタイムマシーンで、過去に戻って、いろいろ変えたくなるんですが、お恥ずかしい‥これからはもっと前を向いて生きていかないと。

さすがのベサニーも、肩腕を失い、以前のようには、サーフィンができないことにいら立ち、選手権に出場するも惨敗。サインを求める、少女たちに、自分のサーフボードをあげてしまう。

洪水のタイにボランティアで出かけ、ショックで口もきけない少女に出会い、彼女にサーフィンを教えて自分を取り戻していく。

ハワイに戻って、またサーフィンを始め、猛練習に取り組んで、大会にも出場。

ハワイに戻って、家に沢山の(海外からまで)手紙が届いている‥彼女の姿に感動して、勇気をもらった人たちからの‥彼女の姿を見て、サッカーを再開した少年などなど。

舞台挨拶で、ベサニーが、試写を見て、サーフィンのシーンに納得できなくて、タヒチに行き、自分のスタントで、サーフィンのシーンを取り直したとのこと、大会のシーンを見て大納得しました!素晴らしい!

大会が終わり、リポーターが、「サメに襲われる前に戻りたいと思いませんか?」

笑顔で「今の私の姿で頑張る方が、より沢山の人を勇気づけられるのではないかしら?‥私は過去は振りかえらない‥!」

凄い!私の座右の銘にします!

リポーターのこの言葉は無神経にも思うのですが、こういう事を求める人がいるからなのかなと少し悲しくもなりました。

この作品はラストに、ベサニー本人の姿、サーフィンをしているシーンなど、特にサメに襲われても1カ月でサーフィンを再開したシーンも写しだされます。最後まで見た方がいいです!

この映画を見て、いろんな感動をいただきましたが、あと一つ大切な事。

強いベサニーを育てたお父さんお母さんの教育というか、育て方が良かったからひねくれないで、前向きになれているんだと思うのです。もちろん、友人や、兄弟にも恵まれたとは思いますが。

お父さん、お母さん、彼女がサーフィンに復帰するのに、葛藤があったと感じました。でも、娘を信じる心が素晴らしい!「心配を、信頼に代えた」と言う事だと思うのです。ベサニーは素晴らしいけど、親御さんが素晴らしいと思いました。

なかなかできないこと、心配が先に立ってしまう、これを信頼に代えた親御さんや、彼女の回りに感動です!

 

 


5/22「ジェーン・エア」@シネマート六本木

2012-05-23 11:53:21 | Weblog

今日は東京独女スタイルさんのおかげで、いち早く見れました!感謝感謝です!試写会に参加してきました!

http://www.dokujo.com/

(http://www.dokujo.com/)


ストーリー(あらすじ)

これまでにも繰り返し映像化されてきたシャーロット・ブロンテの不朽の名作を、「アリス・イン・ワンダーランド」「永遠の僕たち」のミア・ワシコウスカ主演で映画化。監督は、長編デビュー作「闇の列車、光の旅」(2009)が高い評価を受けた日系米国人のキャリー・ジョージ・フクナガ。悲惨な子ども時代を過ごした孤児のジェーン・エアは、教師の資格を取り、ソーンフィールドという屋敷で住み込みの家庭教師の職を得る。晴れて新しい生活を手したジェーンは、屋敷の主人ロチェスターと恋に落ちていくが、ロンチェスターにはある秘密があった……。ロチェスター役に「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」「SHAME シェイム」のマイケル・ファスベンダー。


キャスト:ミア・ワシコウスカ、マイケル・ファスベンダー、ジェイミー・ベル、サリー・ホーキンス、ホリデイ・グレインジャー、タムジン・マーチャント、イモージェン・プーツ、ジュディ・デンチ


監督:キャリー・ジョージ・フクナガ

製作:アリソン・オーウェン、ポール・トライビッツ

製作総指揮:クリスティーン・ランガン

原作:シャーロット・ブロンテ

脚本:モイラ・バフィーニ

撮影:アドリアーノ・ゴールドマン

編集:メラニー・アン・オリバー

美術:ウィル・ヒューズ=ジョーンズ

衣装:マイケル・オコナー

音楽:ダリオ・マリアネッリ

原題:Jane Eyre

製作国:2011年イギリス・アメリカ合作映画

配給:ギャガ

上映時間:120分

冒頭で、ジェーンが生き倒れになりかかっているところを救われるシーンから始まり。

最近の映画は、昔の映画と違い、過去に戻ったり、現在に戻ったりの構成が多いですが、この作品もそうです。

でもこの作品は、その手法が効果的でした。

昔から何度となく読んだ、ジェーン・エア!でももうかなりの時間が経過しているので、ほとんど覚えていなくて、やけに新鮮に感じた作品です。

まず、配役がいいです!ミアは、あの時代にあって、強く生きていく女性にぴったりでした!か細いけど、芯が強く、どうどうと、意見を言っても、過激に感じないキャラクターというかイメージなので、とてもよかったと感じました。

そして、マイケル・ファスベンダーも、年齢は上だけど、かっこよくてダンディで、若い女性が憧れるにたる人物に見えました。それなりの風格もあり、屋敷のご主人に自然と見えました。

二人が魅かれあうのも、当然と思えたのも、この配役の妙でしょう!

物語は、行きつ戻りつをしますし、舞台は、イギリスの、暗いお屋敷などで、全体的に重いです。しっかり見ていないと、眠くなるような‥。後ろの方で、寝息が聞こえました。

途中から、原作を思い出しながら見ていました。

意地悪なおばさん、同僚の少女、アドバイスを送る上司役。どの役の方もぴったりで良かったです!

ジェーンに思いを寄せる、ジェイミー・ベルだけど、ジェーンはイエスと言わない。このシーンも、ジェーンの女としての気持があふれていて、共感してしまいました。

ジェーンが、逆境にも負けないで、そして自分を貫く姿は、現在の私たちにもあてはまるのではないでしょうか!

非常に感動しました!

あの時代にあって、自分を曲げないジェーンの生き方に感動しました!

ラストもジーンときて、今年見た映画の中でも、かなりのインパクトのある作品です!

また、ジェーンの着るファッションもステキです!




5/7キラー・エリート@一橋ホール

2012-05-07 23:27:17 | Weblog
ストーリー

ジェイソン・ステイサム、クライブ・オーウェン、ロバート・デ・ニーロが共演し、元SAS(Special Air Service=英国陸軍特殊部隊)隊員のラヌルフ・ファインズによるベストセラー小説を映画化したアクション。殺し屋稼業から足を洗ったダニーのもとに一通の手紙が届き、師であり相棒でもあったハンターが、オマーン首長の息子3人を殺した男たちへの報復という依頼に失敗し、捕えられたことを知る。ハンターを助けるため依頼を引き継いだダニーだったが、ターゲットとなる男たちはみな、国家レベルの秘密結社「フェザー・メン」に固く守られた元SASの兵士たちだった。


キャスト:ジェイソン・ステイサム、クライブ・オーウェン、ロバート・デ・ニーロ、ドミニク・パーセル、エイデン・ヤング、イボンヌ・ストラホフスキー、ベン・メンデルソーン

監督:ゲイリー・マッケンドリー

製作:シガージョン・サイバッツォン、スティーブン・チャスマン、マイケル・ボーゲン、トニー・ウィンリー

製作総指揮:クリストファー・マップ、マシュー・ストリート、デビッド・ウィーリー、ピーター・D・グレイブス

原作:ラヌルフ・ファインズ

脚本:マット・シェアリング

撮影:サイモン・ダガン

美術:ミシェル・マクギャーエイ

編集:ジョン・ギルバート

音楽:ジョニー・クリメック、ラインホルト・ハイル

原題:Killer Elite

製作国:2011年アメリカ映画

配給:ショウゲート

上映時間:117分

映倫区分:PG12

「相棒の命と引き換えに凄腕の殺し屋に課せられたミッション、そこには世界を震撼させる秘密が!」チラシに記載されていますが。

ジェイソン・ステイサムのノンストップアクションだけではなく、裏切りあり、ラブストーリーあり、友情ありと盛りだくさん!

いろんな角度で楽しめましたが。

ジェイソンは、変わらない姿と顔ですが、クライヴにびっくりしました。数年前にアンジーと共演した、あの医師の役の頃と比較して、なんだか経年変化を感じました。

それだけ、私も、映画を見て、年数がたっているという事でしょうか‥。

殺し屋から足を洗う仕事も、最初にきっちりと描かれ。

チラシに記載通りに物語は進んでいきますが。

このエージェントというか、手配師の人がなんとなく最初からきな臭く。

ロバート・デニーロ演じる、相棒が、なんでこんな大金が必要で、仕事を引き受けたのかの理由が、あまりはっきりしないのが気になりました。

600万ドルですから!

オマーンの方は、お金持ちなんですね。仕事も大変で、失敗したデニーロが人質で、ジェイソンが、危険な仕事をすることになって‥二転三転していきますが‥

途中だるい部分もありましたが、後半、ジェイソンンのノンストップアクション、スタントもあまりなくてやっていると感じました。

やはりジェイソンかっこいいです!渋いのもいいです!

そして、冒頭でも記載しましたが、いよいよ秘密が‥

キャストが豪華で、いろいろ見せ場をそれぞれに作っているけど、きちんとまとまって及第点以上の作品。

ラストまで楽しめました。

5/1「ガール」@よみうりホール

2012-05-03 01:58:32 | Weblog
ストーリー

奥田英朗の人気小説を、香里奈、麻生久美子、吉瀬美智子、板谷由夏の主演で映画化。大手広告代理店勤務の滝川由紀子(香里奈)、不動産会社勤務の武田聖子(麻生)、老舗文具メーカー勤務の小坂容子(吉瀬)、自動車メーカー勤務の平井孝子(板谷)という職業も取り巻く環境も異なる4人の女性が、それぞれの悩みを抱えながらも懸命に自分と向き合い、女性としての人生を謳歌しようとする姿を描く。メガホンをとるのは、「白夜行」「神様のカルテ」の俊英・深川栄洋。


キャスト:香里奈、麻生久美子、吉瀬美智子、板谷由夏、上地雄輔、要潤、林遣都、波瑠、加藤ローサ、向井理、檀れい

監督:深川栄洋

原作:奥田英朗

脚本:篠崎絵里子

音楽:河野伸

主題歌:西野カナ

製作国:2012年日本映画

配給:東宝

上映時間:124分

試写会で見ました。報知新聞なので、前説に担当者の男性がいつも登場。

彼は、この映画で、壇れいさんがはじけて良かったと言っていました。男性の目から見るとそうなんでしょうか?壇さん、発泡酒のCMでも中年男性に大人気だと聞いています。

壇さん、実物もステキ(ブルーリボン賞の時に近くで拝見しました)だけど、映像になると120%ですね!


恋愛、仕事、結婚、子育てなど、それぞれに悩みを抱えつつもたくましく生きる女性たちの姿が群像劇で描かれています。

それぞれが主役でもあるんですが、一番登場も多いので、やはり香里奈さんが主役でしょうか?!

香里奈さん、今回、普通のOL役で嬉しかったとどちらかのインタビューで読みました。でも普通のOLと言っても、広告代理店。人気の職業で、最先端ですね。

映画の冒頭から、女性が化粧をしている場面が登場、香里奈さんが、指導していたので、うーん、普通のOLと聞いていたけど、スタイリストかメイクアップアーティストなんだろうかと思ってしまい。でも映画を見続けると、違いがわかりますが。

香里奈さんの役は、昔からの友人から恋人に発展した彼がいて、これが向井理さんで。ちなみに香里奈さんは29歳の設定。実年齢よりも上の役だと思うんですが。でも違和感なく。

吉瀬美智子さんは、文具メーカー勤務。34歳の設定。独身。干物女に近い設定ながら、イケメンの新入社員、林さんにときめいている‥。

板谷由夏さんは、シングルマザー。離婚して男の子、6才の息子を育てていて。自動車会社の営業職。ベビーシッターを雇い。夜の8時を過ぎると、割増台がかかるので、いつも走っている。男性社員相手に、キャッチボールなどもやって子供の相手ができるように頑張るお母さん‥。36歳。

麻生久美子さん、不動産会社勤務、管理職に抜擢。34歳。結婚しているけど、ご主人は給料もキャリアも自分よりも下。彼女は気にしていないけど、ご主人の気持をつかみかねて、悩んでいる。マンションもご主人ではなく、自分で購入したよう。でもそれ以上に、男性の部下、年上の部下との関係に悩み。部下役に要潤さん。これが、本当に嫌な男に見えて最高。演技が上手でびっくりしました。憎らしく、男の怖さを表現していて素晴らしかった。

この4人を中心に、物語が進んでいきます。4人は今、同じパン教室に通っている。

映画の宣伝文句で、この映画の登場人物の中に、あなたにがいる‥4人以外も壇さんではないけど、いろんな女性が登場します。

私は、別に似ていませんが、この中で一番感情移入したのが、麻生さんです!凄くかっこいいし、演技に気持が入っていて、説得力あり!

こんな部下がいたら‥嫌だろうし、悩むなと。迫真に迫っていて。麻生さん、部下との対決のシーン凄かったし、最高に綺麗でした。

映画全体のラストもステキだったし、もう一度見たいかも。

女性は何歳になっても、きらきらしているという、香里奈さんのセリフいいです、いろんな意味で勉強にも刺激にもなりました。

女性向けだけど、男性も楽しく見れると思います!彼が見たら、誰が一番ステキに思うんだろうか‥?


4/24ファミリー・ツリー@有楽町朝日ホール

2012-04-27 13:46:09 | Weblog
ストーリー

「サイドウェイ」「アバウト・シュミット」のアレクサンダー・ペイン監督がジョージ・クルーニーを主演に迎え、ハワイで暮らすある家族に起こる出来事を描いたドラマ。祖先の土地を受け継ぎ、ハワイで妻と2人の娘とともに暮らすマット・キングだが、ある日、妻のエリザベスがボートの事故でこん睡状態に陥ってしまう。さらに、エリザベスには不倫の相手がおり、離婚まで考えていたことが発覚。友人や長女もその事実を知っていたことにがく然としたマットは、自らの人生を見つめ直すことになる。第84回アカデミー賞で脚色賞を受賞。


キャスト:ジョージ・クルーニー、シャイリーン・ウッドリー、アマラ・ミラー、ニック・クラウス、ボー・ブリッジス、ジュディ・グリア

監督:アレクサンダー・ペイン

製作:アレクサンダー・ペイン、ジム・テイラー、ジム・バーク

原作:カウイ・ハート・ヘミングス

脚本:アレクサンダー・ペイン、ナット・ファクソン、ジム・ラッシュ

撮影:フェドン・パパマイケル

美術:ジェーン・アン・スチュワート

編集:ケビン・テント

衣装:ウェンディ・チャック

原題:The Descendants

製作国:2011年アメリカ映画

配給:20世紀フォックス映画

上映時間:115分

いきなり奥さんが、ヨットの事故で、病院に‥クルーニーの役は、いつもと違って、まじめで仕事中毒の弁護士役。

しかも奥さんが浮気していて、自分との離婚を考えていた‥確かに仕事仕事で、3カ月奥さんと口もきいていないという設定。

彼は、ハワイの王族の末裔でもあり、土地の売却問題も抱えていて。

でもお金持ちであることは間違いない役。

奥さんの愛人は、不動産屋。このことで、冷静な女性なら‥ご主人の不動産に興味のある男で近づいてきたと思うと考えるんですが‥

長女も浮気を知っていて、お母さん最悪と思っている。

長女の彼(?友人)を連れて、奥さんの愛人に会いに行くけど‥

浮気相手最悪。私だったら、仕事中毒でもご主人がいいと感じるけど。いい分も酷過ぎ。かっこよくない。どこが良かったのか?

映画を見終わって、帰宅する時、見終わった知らない方ですが、女性の方何人かで、ご主人の仕事中毒が悪いね‥と話していました。

それもあるけど、私は男目線と言われても(私は女性ですが)、ご主人のクルーニーに同情してしまいました。

仕事中毒、子供にも向き合っていない、家庭や奥さんはほおりっぱなし、でも、仕事頑張るのは、奥さん子供のためもあると思うのです。そう思いたいし。

私の父は、すでに亡くなっていますが、このクルーニーの役のお父さんみたいな人でした。家庭は母にまかせっきり。でも母は、文句は言うけど、この奥さんみたいな事は絶対にしない人で。

父は、浮気もやっていたかも。父は、かなりのいい男で、背が高くて、自称、女に嫌われた事ないぞと言うのが口癖で。母と喧嘩すると言いあっていて。母も相当美人だったけど。

昔、父が学生時代、最初脚本を書き、いい男で背が高いのを見こまれて役者をしばらくやっていたのです。もちろん学生時代だけですが。

女優さんも沢山知ってるぞと言っていました。

今私が、映画や芝居が好きで見に行っていることを知ったら、なんて言ったかしら?父の知ってる役者さんもまだ現役の方いるから、紹介してくれたかも。

クルーニーが父に見えて、感情移入してしまいました。

クルーニー、熱演でもいつもさりげなく演じて。昔、ソラリスを見て、寝てしまったことがありました。あの頃のクルーニーと比較すると、うまくなったなと思うのです。

ハワイの風景もさりげなく映画に関って。結末も私は納得でした。





4/21「FUNNY BUNNY 鳥獣と寂寞の空」青山円形劇場

2012-04-23 11:38:33 | Weblog
荒川アンダーザブリッジの監督の作品。

「何をすれば、自殺を止められるか」がテーマなんでしょうか?

キャストは、監督と婚約した(4/23発表)井上和香、青木玄徳、小林涼子、香子、城戸愛莉、駒木根隆介、小林旦弥、平沼紀久の8人。

8人がいっぺんにではないけど、出演シーンはほとんど走り出して。

青山円形劇場は、大変狭いし、ほとんど前で見れるので、キャストの方のほとばしる熱気や汗を感じられます!

誰が飛び出ているとは言いませんが、全員熱演であることは間違いないです。

芝居を見て、ブログの更新もしないで、ちょっとのんびりとしていたら、井上さんと監督の結婚の発表!おめでとうございます!

芝居の話に戻りますが、土曜だったこともあり、ほとんど満席!

内容は、あっちに話が飛んだり、誰が主役なのか、不明。

青木玄徳さんが凄くハンサムでびっくりしました。実物の方がいいです!

FUNNY BUNNY———それは、一つの命を救う物語。
FUNNY BUNNY———それは、一話完結の軽快サスペンス。
FUNNY BUNNY———それは、架空の小説の疑似体験。

いろんな見方のできる作品。

ただ、申し訳ないですが、荒川アンダーの方が、まとまってキレを感じたんですが。

出演者全員が主役のような感じもして、盛りだくさん過ぎる感じもしました。すみません。

でも、出演者も近くで見れるし、臨場感あふれて、出演者の熱気を感じてそれは素晴らしい体験でした。

4/16テルマエ・ロマエ@なかのZERO

2012-04-17 01:39:47 | Weblog
ストーリー

「マンガ大賞2010」「第14回手塚治虫文化賞短編賞」を受賞したヤマザキマリの同名コミックを阿部寛主演で実写映画化。古代ローマ帝国の浴場設計師ルシウスが現代日本にタイムスリップし、日本の風呂文化を学んでいく姿を描くコメディドラマ。生真面目な性格で古き良きローマの風呂文化を重んじる浴場設計師のルシウスは、ふとしたきっかけで現代日本にタイムスリップ。そこで出会った漫画家志望の女性・山崎真実ら「平たい顔族(=日本人)」の洗練された風呂文化に衝撃を受ける。古代ローマに戻りそのアイデアを用いた斬新な浴場作りで話題となったルシウスは、時の皇帝ハドリアヌスからも絶大な信頼を寄せられるようになるのだが……。映画オリジナルのヒロイン・真実を上戸彩が演じる。監督は「のだめカンタービレ」の武内英樹。


キャスト:阿部寛、上戸彩、北村一輝、竹内力、宍戸開、笹野高史、市村正親、キムラ緑子、勝矢、外波山文明、飯沼慧、岩手太郎、木下貴夫、神戸浩、内田春菊、松尾諭、森下能幸、蛭子能収

監督:武内英樹

製作:亀山千広、市川南、寺田篤、浜村弘一


ロデューサー:稲葉直人、菊地美世志、松崎薫

原作:ヤマザキマリ

脚本:武藤将吾

撮影:川越一成

照明:鈴木敏雄

録音:加藤大和

美術:原田満生

編集:松尾浩

衣裳:纐纈春樹

音楽:住友紀人

製作国:2012年日本映画

配給:東宝

上映時間:108分

全編笑いの連続!回り中、笑っていました。

いろんなシーンがあり、それぞれに必見ですが、一番の見どころは、主演の阿部さんが、とにかくまじめな顔で終始演じていてそれがまた楽しくおかしいです!

ひょんなことからタイムスリップ、現代の日本の一つ一つに感心したり、驚いたり。

そして、涙を流すと、なぜかまたローマにタイムスリップしていく‥

途中で、歴史を変えるような事件も登場‥とにかくこの映画は見ないといけないです!理屈抜きで楽しめるし。

続編も期待したいです!

4/15タイタンの逆襲@なかのZERO 2D

2012-04-17 01:32:36 | Weblog
ストーリー

サム・ワーシントン主演でギリシャ神話の英雄ペルセウスの活躍を描いた3Dアクション「タイタンの戦い」(2010)の続編。怪物クラーケンを打ち破ってから10年。神々の長ゼウスと人間の間に生まれたデミゴッド(半神半人)のペルセウスは、人間の漁師として息子のヘレイオスとともに静かな生活を送っていた。一方、人間からの崇拝が薄れたことで神々の力が弱まり、冥界に封じられていた巨神クロノスが目覚め始める。クロノスを鎮めようとしたゼウスは、ハデスと息子アレスの裏切りにより捕らわれてしまう。ペルセウスは愛する息子を守り、捕らわれたゼウスを救うため再び立ち上がり、同じ半神のアゲノールやアンドロメダとともにクロノスが眠る「タイタロスの牢獄」を目指す。監督は前作のルイ・レテリエから「世界侵略:ロサンゼルス決戦」のジョナサン・リーベスマンにバトンタッチ。


キャスト:サム・ワーシントン、ロザムンド・パイク、ビル・ナイ、エドガー・ラミレス、トビー・ケベル、ダニー・ヒューストン、レイフ・ファインズ、リーアム・ニーソン、ジョン・ベル、リリー・ジェームズ

監督:ジョナサン・リーベスマン

製作:ベイジル・イバニク、ポリー・ジョンセン

製作総指揮:トーマス・タル、ジョン・ジャシュニ、カラム・マクドゥガル、ケビン・デラノイ、ルイ・レテリエ

原案:グレッグ・バーランティ

脚本:ダン・マゾー、デビッド・レスリー・ジョンソン

撮影:ベン・デイビス

美術:チャールズ・ウッド

編集:マーティン・ウォルシュ

衣装:ジェイニー・ティーマイム

音楽:ハビエル・ナバレテ

原題:Wrath of the Titans

製作国:2012年アメリカ映画

配給:ワーナー・ブラザース映画

上映時間:99分

上映方式:2D/3D

かなり期待していたので、はっきり言って裏切られました。

つまらないとは言いませんが、前作の方が面白かったです。

神が裏切られて、つかまってしまうシーンも、絶対にありえないように感じて。

映画が映画なので、ありえないのはわかりきっていますが、リアル感がまったく感じられないし。

映像も3Dをベースにしているからなのか、2Dだからなのか、迫力を感じなかったし。

たぶんこうなるだろうとわかってしまうし。私には消化不良の作品でした。