世界ランキング

高橋1位、浅田真2位＝フィギュア今季世界ランク

　Yahoo！のニュースをチェックしたら出てきました。あれ？ランキングならもうすでに出てなかったっけ？と思ったら、前回のは３シーズンの総合、今回は１シーズンのランキングですね。
　なぜ浅田選手が１位ではないかというと、単純にISUのランキングポイントに加算される試合に、カロリーナ・コストナー選手の方が多く出場していたからです。フィンランディアトロフィーとかネーベルホルントロフィーとか。
　先シーズン、怪我でグランプリシリーズを欠場しちゃった分、今シーズンは早めに準備をしたのか、結構早くから試合に出ていましたね。ネーベルホルンのときは衣装もまだ出来ていなくて黒の練習着だったことや、フィンランディアの結果が出たときは絶句したことを覚えています。そういえば、ネーベルホルンはヴェルネルの結果に絶句した気がする…。この二人を一度に見てるコーチの心労はファンの比で無いでしょうね。天国と地獄を行ったり来たりです。
　それを思えばプレッシャーが最大にかかった世界選手権で、ＳＰ首位からよくＦＳであそこまで持ちこたえてくれたと思います。今までならきっと、ジャンプのミスから連鎖的に崩れてしまってもおかしくなかった。
　彼女は彼女なりのペースでしっかり成長しているんだ、と嬉しくなります。心優しくて、その優しさが仇になって、スポーツ選手としては闘争心に欠けるのではないか、と時々歯がゆく思いますが、その優しさがあふれた演技が私にはとても魅力的です。彼女らしく強くなってくれれば良いな。
　
　話がそれましたが、フィギュアスケートの世界では、世界選手権優勝者がそのシーズンの世界チャンピオンなので、通算成績は関係ありません。世界ランキング１位でも世界選手権のタイトルを持っていなければ、意味が無いんですよ。
　最近は世界選手権の滑走順やグランプリシリーズの出場枠、そして賞金が関係してくるようになったので、選手も多少は気にするようになっているかもしれませんが、その程度のものです。

　頼むから日本スケート連盟はこの結果で去年のフランススケート連盟のようにISUに文句を言うような馬鹿な真似をしないで下さいよ。下位、中位の選手がポイントを稼ぐ大会がなくなってしまう。ブライアン・ジュベール選手に個人的なわだかまりはないですが、鈴木明子選手のユニバーシアード優勝のポイントが取り消されてしまったのには憤慨しました。

　それにしてもドル安の煽りを受けて賞金安いですね…。前にユーロで契約料を支払うよう要求したモデルがいたそうですけれど、高橋選手もユーロで払ってもらえるよう要求してみたらどうでしょう。もしくは換金せずにドルで持っておいて海外で使うようにするとか。
　世界ランキングには何の意味も無いのは前述したとおりですが、高橋選手が、今シーズン、世界選手権で表彰台を逃した以外は、ずっと１位か２位しか取ってなかった証ですよね。頑張ったな、としみじみしました。お疲れ様。またすぐに走り出すでしょうけれど、今はゆっくり休んでくださいね。