SEXY"MAMYKO"の日本・あっちこち!

先進国「日本」。でも不思議な風習と文化には驚きがいっぱい・・その「アッチコチ」を訪ねた命がけ?の写真と体験談発信します。

群馬の妙義山”怖いと聞いたけど?・・そこは”本当に怖かった!」

2010-01-15 10:12:21 | 登山


あっちこちの登山を経験するうちに更なる”上”の領域に踏み込もうとした私でしたが・・
妙義山の前に無残にも打ち負かされて・・涙!涙の「敗北」を喫しました。

当日の状況を発信します。<天気は晴れでも、心はこれ・・”>

2010年1月9日(土)は快晴でした。

妙義神社の境内から”大の字”へ向け・・いつものように明るく出発です・・。

<下の写真の中央・「大」の白字が”大の字”と呼ばれる場所で、それは岩頭の上に立てられています。>


<妙義神社とこれから登る妙義山>
 

<樹木や岩に記された目印があるので「迷う」ことはなさそう!・・そして、40分程歩いたところで最初の「鎖場」登場!しかしここは鎖を使わなくてもOKな場所なので、簡単にクリアー!

   


続いて、雪と氷がちりばめられ・・先端が見えないほどの”ナガ~イ鎖”が立ちはだかってきた・・ン?「コ・コ・・コレハ?」・・なんか!少し!、、いやな予感が・・!>  <写真右・凍結を避けながら慎重に進み、なんとか”クリア~”>
   

上の鎖を上りきったところが”大の字岩頭”への登り口で、そこには次の写真のような鎖が!・・・<恐る恐る見上げる私
 大の字からの眺望を楽しみにしていたのだけど・・こんな急坂の”鎖”では・・!

最近少し食べすぎで体が重いから”引き上がら”なくて・・・・・

というわけで「ノーチャレンジ」でした。(ごめん!太りすぎて・・)

<大の字からの眺め/白雲山(相馬岳)&見晴方向>=「パートナー撮影」
  

「ここの鎖がダメなら、ここで”Uターン”して帰ったほうがいいゾ!」との連れの言葉に、「行くだけ行って見て!ダメそうなら”あきらめる”」と答えた私・・!

その後の展開は、ここで帰らなかったことを大きく後悔することとなりました・・

今回のコースは、ここ”大の字”から、「辻」の三叉路に出て、そこから”中間道”に下りるというものです。

☆☆このコースだと、ここからは下りが多くなるので、「さほど危険な鎖場はもうないだろう」という甘い考えによる決定でした。☆☆


<大の字”から30分「辻」着/写真下>  <奥の院方向は”危険”の記が・・!>
  

右は上級コース!でも”左は中級コースということなので「まあまあ!”大丈夫かな”」というお気軽感覚でそちらへ舵を切ったのでした。

<辻”から中間道へ向かうと直ぐに真下に伸びる「鎖場」登場>


覗いてみて、一瞬怖いなと思ったが、下りなので「何とかなるかな!」と果敢に挑戦・・(何とかなりました・・)

ところが下に降りて”ホット”したのもつかの間で・・

すぐその先には、山肌に張り付いた”ナガーイ鎖”が不気味に光っていました/写真下


この崖に張り付いた鎖を見た瞬間「戻ろう」とする意識が働き、さっき降下してきたばかりの”岩場”の垂直に近い鎖を見つめました・・。

「降りるのは出来たけど・・登るのはダメだ・・」Ahどうしよう?・・・?・(しばしの沈黙)・・

「カニの横這いと同じようだから”大丈夫だよ!」と、パートナーの声!
<*カニの横這い=妙義山の石門群に有る鎖場で、初級者クラスの登山道となっている*>

「命綱を着ける?」とパートナー・・「大丈夫!」と強がって答え、パートナーに続いて”鎖”にしがみつき、慎重に一歩一歩(横方向)進みだした・・

足掛りもしっかりあるので、(怖いけど)何とか後半へ・・

そして8割がた渡り終えた所で、横這いも終わり・・最後の斜め上りの局面へ・・

ここで先行するパートナーが何故か”ストップ”

「ロープ(命綱)着けるよ」と、しばし考えた後の彼の言葉・・(エッ!エー!こんな不安定なところで)私の心の叫び・・。

彼はリュックからザイルを取り出すと(ヨットで鍛えた)「ロープワーク」を駆使し、素早く二人を結び留めた。

まず彼が2~3歩登った、・・私に対して、そこからアクションの指示を始めたのでした・・

☆そこは鎖と足掛り(凸凹)のバランスが悪く・・握力と腕力が無ければ”無理”と(彼は)判断したようでした☆

彼の指示に従い左足を足掛りに置き、続いて右足もその同じ(狭い)足掛りに(彼の指示を仰ぐ前に)左足を踏む形で置いてしまったが為に・・

左も右も両足共に動かせなくなって・・フリーズになってしまいました。

AhAhAh~<悲鳴だか泣き声だか分からないような声が、口の奥から漏れ出た瞬間”体が浮き上がり、次の足掛りに膝が届いていました。

その後は、必死に鎖にしがみ付きながら、岸壁を這い蹲るように(膝で)次の”足掛り”そしてまた次というように進み、ようやく脱却出来たのでした。

鎖場から少し離れたところまでくると、ペタンとへたり込んだわたし!暫く動けないのでした。

*後日談=パニックに怠り我を忘れるのが一番危険、あの場合は有無を言わさず”引き上げるべき”とのとっさの判断で有ったとの事。「40kgぐらい楽勝だよ!」(ニコニコ)笑いながらの彼・・(本当はもっと重いの知ってるくせに・・いやみかな?やさしさかな?)*


<このあたりの絶景が望める「見晴台」・・しかし眺望を楽しむ気分に戻ってませんでした。>


この後もいくつかの鎖場を下りましたが”あれ”に勝る程の”もの”は無く、楽々クリアー出来ました。

それでも最後に「岩肌に沿って回りこむ危険箇所」に取り付いて、崩れそうな狭い岩場を悪戦苦闘!やっとの思いでそれをクリアーした瞬間!遂にこみ上げていたものが堰を切って溢れ出して来てしまったのでした・・

「もう勘弁してよ!」・・の涙でした。

近くの岩陰で泣きながらついでに小用を済ませたので、乾いた地面が涙と”それ”で濡れていったのでした・・。

落ち着いたのでモードを少しだけよみがえらせ!・・中間道へ向け出発です。


気を取り直し、歩き始めて30分!遂に「関東ふれあいの道(中間道)」到着です。
 「もう帰るか?」彼の心配そうな声!・・「もう鎖はない?」私の質問!・・

「ここ中間道は初級者コースなのでもう大丈夫だよ」と彼!・・「じゃ、もう少し行く!」

・・

と言う事で1時間ほど先にある”四阿”という休憩所に向け出発したのでした。

途中”大黒の滝”で昼食、「第2見晴」で景色を堪能(写真下)したかったのですが・・鎖が付いていたので「モー行かない!」と決め込み”そっぽ”を向く私でした。


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