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2021/06/16 教えて予報士さん 【テーマ:地象】

2021-06-16 22:10:16 | おしよほ

①なぜ熊本地震から本震と余震の区別がなくなったの?

余震という言葉は地象学の言葉ではあるが,気象庁などの説明では使わなくなってきている.
4/14 21:26 M6.5
4/16 01:25 M7.3
上記2回の地震の最大震度は双方7だったが,地震のエネルギーはだいぶん差がある.

14日の時点で余震確率(今後数日に起きる余震の確率)を出したが,それを上回る地震が起きてしまった.
→これは被害を拡大させる方向に働いたとして,これ以降余震確率の発表はしないようになった.

今後1週間で同程度の地震が起きる確率といったものを出している.

2003年宮城県地震や1968年えびの地震,2004年三重県南東沖地震など1回目の地震よりも規模が大きくなる地震は発生している.

②地球以外でも地震はあるのか?

あります.
例えば月でも地震が起きる=月震(げっしん)
アポロ計画で月に地震計が設置された.

マントルの対流活動がプレートを動かすことが地震の原動力となっているが,月にはこれがない.
→月は太陽が当たる面はとても熱く,当たらない面はとても寒いので,膨張する面と収縮する面ができ,これの変化によって月震が起きる説がある.震源の真上にいれば体感として感じられる可能性がある.

月震の頻度は地震に比べて低いため,データもなかなか集まらない.



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