①地震と火山活動の関係性は?
あります.
地震が起きたからといって火山が噴火するわけではないが,火山の噴火に当たっては地震はつきもの.
マグマが上がってくるに当たって岩盤を押しのけたりすることもある.
三宅島・小山=さらさら溶岩:マグマが上がってきやすい.火山性地震は少ない
有珠山=ねばねば溶岩:マグマは上がってきにくい.地震は起きやすい
→2000年3月では震度4ー5弱が多発した.
1707年10月宝永地震(南海トラフ大地震)が起きた49日後富士山が噴火した(宝永大噴火)
これは富士山のマグマだまりになんらかの影響を与えたと考えられている.
2011年東北地方太平洋沖地震によって東北北海道の火山活動が活発化すると見られたが現段階でその兆候は見られていない.
火山の近くで大地震が起きれば影響を及ぼすことがあるかもしれない.
トカラ列島の地震も火山活動に関連していると考えられている.
ここには活火山が複数あるが,火山活動に関連する地震はごくごく浅い地震の場合である.
群発地震も繰り返し起きているが,この場合は震源が深いのでこれとは異なる.
②モホロビチッチ不連続面とは?
略してモホ面.
地球内部はいくつかの層に分かれている.
「地殻→マントル→外殻内殻」となっているが
これは地殻とマントルの境界層のことであり,この面で地震波の速度が変わる.
元々は地殻とマントルの区別はなかったためこう呼ばれていた.
地震波を読み取った時,地球内部が一様であった場合の値と実際に観測した値がズレているため,
地球内部の構造が一律ではなく多様性に富んでいるのではとわかった.
外殻は金属の液体ではないかとされている.
これは縦揺れは伝わるが横揺れは伝わる性質のため(水は押すと伝わるが横に揺らしても伝わらない)
地球の下10kmのことは誰も知らない.
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