①正断層と逆断層の違いは?
そもそも地震が起きる原因は
地震学で言うと地震は断層運動・・・岩盤や岩(これを断層という)がずれ動くこと.
日本で多いのは逆断層(北米プレートと太平洋プレートのぶつかり合い)
北米プレートは動かず,太平洋プレートが陸地に押し寄せ続けて圧縮の力が加わり地震が起きる.
北米プレートそのものを押して陸地で地震が起きることも(これも逆断層タイプ)
正断層:断層が押される力によって断層が上下にずれること.
逆断層:断層が引っ張られることにより断層が上下にずれること.
ちなみに横ずれ断層もあり,アメリカ西部のサンアンドレアス断層などがそうである.
ここで正断層と逆断層の共通点は,垂直のズレがおきること.
=断層のどちらかが上がってどちらかが下がる→海だと津波がおきる.
上がった断層が陸地に近いと押し波から,
下がった断層が陸地に近いと引き波からはじまる.
→揺れたら海岸から逃げる.
正断層・逆断層による被害・震度の規模に差はない.また,違いは感じることはできない.
昭和三陸地震は正断層地震だった.
②地球で起こりうるマグニチュードの最高値はいくつ?
1.1960年チリ地震M9.5・・・長さ1200km(北海道〜伊豆諸島の長さ)の断層が壊れた.
2.1964年アラスカ地震M9.2
3.2004年スマトラ地震M9.1
4.2011年東日本大震災M9.0
4.1952年カムチャッカ半島地震M9.0
→ほとんど環太平洋プレートが絡んでいる.
Mが0.2違うとエネルギーは2倍違う
→M10はM9の32倍のエネルギーとなる.
これを上回る可能性はありうる.
そもそも地震計を用いて震度を測れるようになったのはほんの100年前
東日本地震は1000年周期の地震ではないかと言われている.