着物効果！

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今日は着物教室のお稽古日だった。
着物をいつもより早めに着て、出掛けることになった。
今は桜の季節である。
着物を着てお花見である。

私の思いとしては私たちの住んでいる地域の桜を見るのかと
思っていたらそうではなかった。
兼六園にお花見に行くというのである。
ちょっと驚いた。

昼からお客様の予約が入っていたが大丈夫であろうと思い
出掛けることにした。
着物の先生と生徒である私たち２人、合計３人の着物姿である。

丁度良い人数である。
多すぎるとゾロゾロすぎるし、１人ではやはりかなり勇気がいる。
まして私は人生このかた着物姿で外に出たことはほとんど
無いことになる。
いや１回ある。長男の小学校の入学式くらいである。
それ以外記憶にない。

勿論お花見に着物姿でということは初めての体験である。
それが着てみると意外と良いものである。
いや病みつきになるかも知れない！

私が着たのは深い緑色の大島紬である。
ちょっと肌寒いのでアンサンブルのものである。
着心地が良いことこの上ない。
しゃり、しゃりという音をたてる。そして軽いのである。
着ていてもあまり疲れない。

３人揃って兼六園をそぞろ歩きした。
着物姿の人はほとんどいなかった。
周りの人の視線が違う。
私たちを見物するような目である。

お～お～、着物だ！という目で見ている。
そしていいなあ～という目をしている。

やはり桜の下の着物姿はひと味違うのである。
日本文化の象徴の着物と桜はよく似合う！
石川門の桜の下でカメラを取っていたら
カップルに呼び止められた。

どうしたのだろう！
二人を取って欲しいのかしら？
と思って聞いてみると
カップルの内の女性と、私たち３人一緒に取らせて欲しいと
言うのである。

勿論快く引き受けた。
良く聞いてみるとそのカップルは中国の人だった。
珍しいので取って欲しかったらしい。
また二人の女性から一緒にとって欲しいという要請があった。
この人達もアジア系の人だった。

やはり外国に人から見れば珍しくカメラに納めたいのであろう！
人生でカメラを一緒に取ってくださいと言われたのは
初めてのことである。

着物を着て徳をしたような気がした。

また疲れたのでお茶で一服することにした。
兼六園の中にある時雨亭（しぐれてい）でお菓子とお抹茶を
頂いた。
これが何と美味しいこと！

これも初めて着物姿でお茶を頂いた。
着物を着てお茶を飲むのと洋服でお茶を飲むのとでは
こんなにも違うものかと思わされた。

曲がりなりにでも着物を着れるようになれたことに感謝である。
着物を着ると何かまた違った世界を感じるから不思議である。

私の中にある眠っていたＤＮＡが目を覚ましたような気がした。
着物という日本古来からの文化がそれを呼び起こしてくれるの
かも知れない。

また着物を着て桜見に家族で行きたいと思ったのでした。

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by 赤ちゃんの命名・相性占いは「天使の占い!」