なんくるなく、ない

こないだ買った本３冊、読み終えた。

田口ランディ「富士山」

聖地といわれる　琉球・蝦夷は、これまでたっぷりと感じる旅を自分なりにしてきた。
残りの富士山、これはまだだ。
どんなふうにかんじるのだろう？
ランディさんの本は、波照間島のコンテナハウスでコンセントとアンテナを読んで好きになった作家さんです。
いつもエッセイやコラムみかけたら追っかけてしまいます。


よしもとばなな「うみのふた」

大好きなばななさんと、名嘉ボクネンさんのコラボ。
魂の出会いは、ものをつくりだすことに自然にむすびつくものなんだ・・・といううれしい発見。
ボクネンさんが愛する生まれ島、伊是名島も、こどもと尋ねて
生き物が驚くほどにいっぱいいたその海が大好きだ。


よしもとばなな「なんくるなく、ない」


なんで、ばななさんがこんなにさりげなくずっと好きなんかなー？と思ってた答えがここに。

なんくるの沖縄の旅で、波照間島と宮古島がおおきかった。
宮古は宮古上布という、はた織りとの出会いが衝撃だった。

波照間は島の空気、時間のなんでもなさが好きだった。
すむなら波照間、って思った。

感じ方が同じなんだ。
他の島にもつ感想も、たまたま行ってる店も。
しかも、２００２年の９月の沖縄観測史上に残る大きな台風
の日、同じく那覇のホテルにとじこめられていたんだ。
そして、同じ日に空港から飛び立っていた。

ナゾが解けた感じ。

波照間のひとたちとの別れなどのくだりでは、なんくるの旅に重なってしまって嗚咽すら・・

久しぶりに、頭でなく体でよみがえった沖縄の旅だった。

ばななさん、ありがとう。