こころのロウソク

36歳&40歳&42歳で授かった3人の子と、母としてのけいこの成長記録

娘が作った鳥そぼろ餡掛け/私のお料理苦手な訳/夫にお弁当作りを託したこと

2013-10-26 13:50:38 | 娘の育児日記
大分お料理の腕をあげてきた娘さん。

私はお料理に関わることに苦手意識が高いので、なかなか台所育児を充実させてあげることが出来ず悩みの種でしたが、今の保育園が週一で子どもたちにお料理をさせて下さるので本当に有難いです。

私がお料理苦手なのは母の影響だろうと思います。

幼い頃から、家庭でのお料理時、食事時、食後の片付け、全ての過程が母の恨み言や不満や怒りの爆発的燃焼の時でした。家庭でのお料理や食卓を巡るほとんど全ての事は、それはもう毎日毎回、子どもの気分的には地獄の修羅場です。

こうやって『何が苦しかったのか』を言語化出来るようになったのも、ここ数年のことです。

だいぶリリースも進んで、今ではもう生々しい痛みはほとんど感じなくなっていますが、だからといってのびのびとした幸せな気持ちでお料理に向き合えるかというと、私の場合は良くてまだまだニュートラル止まりです。

お料理が大好きで、心から楽しめるお母さんになりたかったし、お料理好きで得意な女性(もちろん男性でも)に憧れの気持ちが強いので、何年もそうなれるように苦闘してきました。

でも、無理してやってりことは、自然体で出来ることとは違うんですよね…。

食が生命の基本で、家族の健康は食が支え、食を通して地球や宇宙と繋がる世界観の素晴らしさや大切さが分かれば分かるほど、出来ない自分に嫌気がさしてきて、すごく自分が嫌いになるし罪悪感も深くなります。

だから最近は、無理に料理好きのお母さんを目指して挫折感を感じるよりも、苦手なものは苦手と受け入れて、そういう自分を許してあげるベクトルに意識がシフトしています。

その方が、概ね幸せそうにしている『まぁまぁいい母さん』でいられるような気がするので。

そんなわけで、もともと食いしん坊で手先が器用なので、お料理は作る気になれば、冷蔵庫にある有り合わせのものでも手早く美味しく作れるんですが、すんなりお料理出来る時と、お料理する気持ちに全くなれない時の波が激しいという現状です。

娘のお弁当作りも、毎日の義務が本当に苦しくて、余りに気持ちに余裕がなくなってしまい日々の幸せ感が重荷感に塗り潰されてきたので、夫にお願いしました。

夫は毎朝4時半起きでお弁当作りに励んでくれていて、有難い限りです。

様子を見ていると、夫は結構お料理好きなんだな~と感じました。

夫のお母様がお料理番長で、家庭の台所は母親の聖域という無言の境界線があったようです。

ですから、いわゆるイベント要素の強い『男の料理』的なものは今までもしてくれていたのですが、食材の買い出しや在庫管理、後片付けや翌日の下準備、ゴミ捨てのタイミングなど、全体を見渡して毎日を回していく『家事としてのお料理』は、なかなかイメージがつかめなかったようです。

私が自分の限界を受け入れ、一人で抱え込むのをやめて、お弁当作りを全て夫に託したことで、夫はメキメキと『家事としてのお料理』の腕をあげています。

もともと、とても賢くて飲み込みの早い器用な人なので、責任の所在が自分に移ったことが自覚出来れば、水を得た魚のようにどんな場所でも能力を発揮出来るのでしょう。

出産後は夫が育児休暇を3ヶ月とってくれるのですが、その準備としても、夫にお弁当作りを託してよかったです。

話は逸れに逸れましたが、そんなわけで、私以外の色んな人たちに助けられて、娘は順調にお料理を楽しめる人に成長中です。

昨日の自分の夕飯に、鳥そぼろ餡掛けを作りました。まだ片栗粉を混ぜたりはお手伝いを必要としますが、とても上手に混ぜ混ぜ出来ます。

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