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Far From Heaven

2018年06月25日 14時13分22秒 | Weblog

土曜日の夜、妻は友達と一緒にコンサートで帰りが遅い。で、じっくり家でもう一度「エデンより彼方に」DVDを観ようと借りてきた。一度目なぜこの映画を見たのか覚えていない。偶然なのか、情報を元に見たのか?ゲイを扱った映画だ。主人公の一人である夫はゲイでありながら一見普通の結婚生活を送っている。その彼の行動と心情は当然よくわかる。というか自分と全く同じ。前回はその既婚ゲイの視点から見ただけと思う。で、今回はもう一人の主人公であるその妻の立場から見たつもり。

前回は妻を可哀そうとは全然思わなかった。リッチな家庭と子供と近所付き合いと社会に向き合える余裕を獲得できれば、その妻は仮に夫がゲイであろうが幸せじゃないかと思っていた。

でも最近妻と喧嘩し、涙をこらえながら洗濯物を畳む妻の後ろ姿をみてやっとわかった。如何に妻は夫に我慢して生活していたか、文句も言わずに。確かにかわいい仕種がなくなっていた。それは妻がダメな女だからと腹立たしく感じていた。でも今妻の悲泣の感情が突き刺さってきた。男性として妻を守っていなかったことがはっきりわかった。ゲイなんだから夫であっても男として妻を守る義務感が完全に麻痺していた。

自分は社会的に重圧の中で暮らしている。それを知っている妻が逆に僕を守ってくれることを期待していた。否、彼女は僕を守ってくれていたが気づかなかった。逆に僕がこんなに彼女に尽くしているのに何故分かってくれないのかと怒っていた。そして半分諦めていた。だって僕は所詮女だから。

でもそんなこと妻には分からない。ゲイとは気づいていない。やはり男として彼女の誠意に応えなければ・・・

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