ジャンボ~!
いまナイロビは火炎樹の花が真っ盛りで、燃えるような赤い花が道行くひとを楽しませ
てくれています。
さて、注意事項というと堅苦しく感じるかもしれませんが、旅のルールというのは限られ
た旅行期間を快適に過ごし、よりゆったり楽しむためにあります。
現地でも案内があると思いますが、動物サファリ初体験のかたが思わぬケガなどしない
よう事前に知っておかれたらより安心なので、以下動物サファリの基本情報をお伝えし
ます。
<サファリカー走行中の注意>
1.周囲の動物または道路状況によりサファリドライバーは急停車、または急発進すること
があります。また車の走行中、座席の上に立つのは急停車のさい大変危険なため禁止さ
れています。
テレビの動物番組ではつぎつぎと動物が登場しますが、現実はなかなかそうはいきま
せん。動物層の濃い地域、季節もありますが、たいがいはサファリドライバーが野生
の知識と勘をもって、左右前方後方にいる動物、植物、鳥、道ばたのフンコロガシに
いたるまで、広大な大地を走り回り、驚異的な視力で探して見つけます。
しかしドライバーは運転のみに全神経を集中できないため、草に隠れた穴に落ちたり、
ぬかるみにはまったり、急に飛び出した動物に急停車、急発進することがあります。
車が急に揺れるときは危険なので必ずしっかり手すりにつかまってて下さい。
(車に乗り込む時、車内のどこに手すりがあるか確認し、凸凹道はシートベルトの着用
をお勧めします。)
また公園内では車の走行中、座席の上に立つことは車の振動や衝撃で滑りやすく(靴下
の滑りもある)たいへん危険なため禁止されています。
(停止中はOKです。また走行中、座席でなくふつうに車内で立つ場合は、足元に気をつけ
常に手すりにしっかりつかまっててください)
小学校低学年以下の小さなお子さんは長時間ドライブの際、疲れてウトウト眠ってしまう
ことが多いので、サファリカーが急停車する衝撃でケガしないようシートベルト等、まわ
りは留意してあげてください。
アフリカは暑いというイメージがありますが、8月の東アフリカは寒い乾季、ちょうど
日本の晩秋ぐらいの気温です。早朝・夕方サファリは車の屋根、窓全開で走り風ビュン
ビュンなので体感温度はかなり冷たく感じますが、日中は日差しががんがん強いです。
温度調節できるようかさばらないウィンドブレーカー、もしくはフリースをお忘れなく。
服装は自然界にとけこむナチュラルカラーがベスト、黒、濃い紺色はツエツエバエや
アブが寄ってきやすいため、サファリ中は淡い色、ベージュ、白がお奨めです。
サファリロッジにはドレスコードがありません。休憩時、食事の時の服装はおもいっきり
楽しんでくださいね♪(例外:マウントケニアサファリクラブなど)
<サファリカー停車中の注意>
動物は静かに観察しましょう。特に子連れの動物は警戒心が強く、大きな声や物音は
防衛本能を刺激し車に向かってくることがあり危険です。
車のエンジンを止めじっと静かにしていると、動物たちはしだいに警戒を解きリラックス
してきます。
Hairuhusi kuendesha gari kando ya barabara.Mwendo wa gari ni 50Kmph.
Jua ni kali, Nimechoka na mapenzi, nataka kupumzika~~~
各国立公園では、オフロード(道からそれること)は禁止されています。
制限速度は整備された道は50km、小道は30kmです。
公園によりオフロードが許されている箇所もあります。
(例.ンゴロンゴロのンドゥツエリア、マサイマラのトランスマラエリアの一部)
動物からは15~25m(公園によって変わる)の距離をおくことになっています。
ここはンゴロンゴロの比較的広いメイン道路ですが、動物たちがこのようにメイン
道路のすぐそばにいることもあります。
Wee-! Mbona unanitoroka ???
さらに炎天下の日中は強い日差しを避けて車の陰で休憩することもあり、ときに動物
たちみずから車体ぎりぎりまで寄って来ます。
オフロード禁止になり人間が動物と適度な距離をおくことによって、動物が「人間と車
は自分たちの天敵でない」と認識し、公園内では車から降りないかぎり野生動物と人間
の新しい共生関係ができつつあるように思います。
Usipike kelele ukiwa karibu na wanyama na usisimame au kuketi kwa paa ama dirishani
ya gari. Kitendo hiki ni hatari mno. Duma huwinda wakati wa mchana,tusimsumbue
uwindaji yake.
公園内の動物が車や人間の匂いになれているといっても野生動物であることを
決して忘れないで下さい。肉食獣が至近距離にいるとき、興奮して大きな声を
出したり喋ったり、こちらを向かせようと手を叩いたりすることは威嚇行為になり
たいへん危険です。
野生の生き物なので必ずこうなるという決まったパターンがありません。
8月はケニアのマサイマラではヌーの川渡りの季節ですが、土手に待機した車の屋根
に登って川渡りを観察することは禁止されています。
肉食獣のハンティングのダッシュが始まるとサファリカーを動かすことは禁止されて
います。動物が走っているのにそれに合わせてドライバーが車を動かしてくれないと
不満に思うかもしれませんが、肉食獣の集中力をそらさないよう車はスタンバイの
状態になります。
どのタイミングでどの方向に車を動かすかは、公園規則と動物の習性を知っているド
ライバー判断に任せしましょう。ドライバーに無理な注文は禁物です。
Usitoke kwa gari ukiwa porini tafadhali. Madoadoa ya juu akiwa na njaa, hatari sana.
時に探さなくても行きあたりばったり、草むらのなかから突然動物が現れることも
あります。窓から手はけっして出さないでください。
Huyu chui ni dume au kike? Ni dume, kwa sababu sehemu ya kitu chake
humea manyoa meupe kama mpira ya tenisi.
車の最後部は振動が激しく動物も見にくいため、座席はいつも同じ場所でなく、
日替わりで時計まわりに交代するなどグループ内で相談することをお奨めしま
す。(病気のひと、体調不良のひとがいる場合、病人のひとが振動の少ない席
最優先です)
サファリ中は車の故障、特に雨季はスタック、パンクはつきものです。
ここはコピエという岩山エリアですが、よりによってコピエの上に
ライオンがいるところで、前方の車にトラブル発生。
ドライバーが無線でSOS発信すると、自社他社関係なくドライバー仲間
たちが駈けつけ救援します。
ドライバーが修理中、肉食獣にわからないよう他の車が故障車に横づけ
もうひとりのドライバーはライオンの動きをウォッチアウト。
Safari ni tabu, tukiwa safarini, tusaidiane.
車から降りるのは危険がともなうため、ほとんどの場合ワイルドライフと車
のことを熟知したドライバー、もしくはドライバー同士のネットワークで
自力で解決しますが、もうひと押しでスタックから脱出できそうで人手が
足りない場合、プッシュをお願いすることがあります。
ドライバーが周囲に動物がいないことを確認後、Tusaidiane!(Let's help each other!)
アフリカの自然界はヒーリングエネジーがいっぱいです。
大自然と宇宙からのパワーシャワーを思いっきりあびてくださいね。
Safari njema!(サファリ ンジェマ!/よい旅を!)
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