artのしおり

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柳原義達・土谷武・江口週 彫刻三人展

2007-10-17 | 展覧会感想
柳原義達・土谷武・江口週 彫刻三人展 練馬区立美術館
練馬区江古田にある日本大学芸術学部の教官ということで、練馬区独立60年を記念した展示である。
一人一室(柳原はロビーを含む)という展示なので、小回顧展を三つ見たような感じである。
柳原義達(明治43年~平成16年)は具象で鳥と裸婦が多いし、教科書に載っているような作品で一番なじみ易い感じである。
土谷武(昭和元年~平成16年)は私のイメージする作品は野外展示が多かったせいもあり、初期の作品と晩年の作品という組み合わせに思えた。
江口週(昭和7年~)と言う作家が一番知らなかった。見たことはあったけれど、ということで検索してみたこのページ
最後の「彫刻について」と書かれているところが興味深い。
「空しさ」とか「立ち戻れないか」等、

作品の展示は場所や、その場を管理する人によるかもしれないが、
妙に台座が気になる展示であった。
柳原義達の「座る人」の作品の椅子は手製の鉄製と思われ、それが床置きしてあるのがとてもいい感じであったが、白い美術館の台座の上に置かれている作品は違和感があった。床の色とも合わず、そこだけが白く浮かびあがっているような感じがした。



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