人生って・・・

なんか、いきなり暗いですけど（苦笑）
自分の人生を振り返るにはまだまだ早いんでしょうけどね（笑）

高校を卒業した頃に父親がケガで入院。
そのケガがもとで退社、起業したんですね。
で、元々デキが悪かったこともあり（笑）大学進学は止めて父の仕事を手伝うようになりました。
最初の頃はそれこそ休日も何も関係ないような日々を送り、生活していくために頑張りました。

で、なんだかんだで気がつけば30歳も過ぎてしまい、「今更結婚もなぁ・・・」なんて思う日々。
休日前は夜のススキノを徘徊していたりしました（苦笑）

その頃には弟も結婚して子供もおり、お盆とか年末年始とか親類一同集まる時には
「自分の居場所はないなぁ・・・」なんて思いだけ残り、逃げるようにあちこち一人旅をしていました。
表向きはあくまでも「連休を利用しての旅行」ですけど（笑）

そんなこんなで数年後・・・妻と出会いました。
それまで、土曜日にはススキノに出かけることが多かった私も徐々に妻と出かけるようになりました。
その時はまだ友達感覚で遊びに行くって感じだったんですけど、それが愛情に変わるのに
それほど時間はかかりませんでした。

ある出来事がきっかけで、妻の両親に会いに行き交際を（妻が）無理やり承諾させました（笑）
実際、歳が離れすぎているっていうことで両親には相当反対されたらしいです。
その後、夜景を見ながらプロポーズ。。。って、実際はそんなロマンチックなもんじゃなかったですけど（＾＾；
その後はあれよあれよという間に結婚式当日（笑）
新婚旅行はオーストラリアに行きましたが、出発前にある出来事があり、妻は内心相当面白くなかったと思います。
帰ったら即、「実家に帰らせていただきます。」って言いたかったんじゃないかなと思います。
でも、帰国した当日に妻の祖母が亡くなったとの知らせがあり、それどころじゃなくなったんじゃないかと思います。

その後も何だかんだ色々とありましたが、その度につらい思いをさせてしまい、私も腹を立てたときもあり、
何度も「別れる！　離婚だ！！」なんて思ったときもありましたが、すぐに「やっぱり別れるのはイヤだ・・・」
その繰り返し・・・
妻がどう思っていたかはわかりませんけど・・・私が「逃げている・避けている」って思ったんじゃないかなぁ。

そんな感じでなんとか十年ほど経過し、「子供はほしいけど、歳のこともあるしもう無理かな・・・」と思い始めたある日。
妻が差し出した物・・・妊娠検査薬でした。反応は「陽性」。
そりゃ嬉しかったです。
妻の年齢がちょっと高めのせいもあり、帝王切開を勧められましたが、妻の強い希望で自然分娩。
我が家に家族が増えた瞬間でした。
正直、無事に生まれてくれるかどうか心配でしたが、そんな心配をよそに息子は元気に育っています（笑）


時々、あの時大学進学していたら今頃どうしていただろう・・・なんて思います。
たぶん、家業を手伝うことはなく、別の道に進んでいたのかなと思います。
自分一人ならたぶんそのほうが良かったと思います。
でも、そうなるとたぶん妻とは出会えていないんですよね。当然、息子とも出会えない。

だから、仕事上でいろいろあっても今まで我慢できた。
これでよかったんだと思います。

妻に感謝。
生まれてきてくれた息子に感謝。
自分を救ってくれた妻と息子に感謝してもしきれません。

いつか自分も目を閉じる時が来ます。
その時に伝えることができないと困るので・・・

「ありがとう。お前たちに出会えてよかったよ。いい人生だったよ」