映画「オリエント急行殺人事件」の感想です。
端的に言うと、
ポワロが偶然乗った列車で起こった事件を、謎が…とか言いながらも、スラスラ〜っと解いていく話。
推理面だけでいえば、ちょっとだけ観客は置いてけぼり。
エルキュール・ポワロのイメージが、
「名探偵ポワロ」なものだから、最初はなかなか…
名探偵ポワロを幼少のみぎりに観過ぎた…(笑)
「名探偵ポワロ」のエルキュール・ポワロは秀逸だった!
愛らしさと、皮肉っぷりと、賢さが、ちょうど良いバランスで…!!
「名探偵ポワロ」の話はどうでも良かった……

音楽が凄く良い。
邪魔せず、でも時には存在感を見せる。
すてき。
特に、オリエント急行出発直前の曲が好きでした!
列車と景色が美しい。
CGも程よく、素晴らしい。
やり過ぎがない。
列車と景色に対する愛情を感じる✨
個室を上から見るカメラワークがおもしろい。
良いかどうかは判らなかったですが。。
序盤は、まったり優雅に
中盤からの打倒のスピード感。
おもしろい。
供述・推理タイムがたまらなく退屈にならない。
謎解きやミステリ感は、殆ど感じられず、
どちらかというと、登場人物の心理描写が主だった映画でした。
さすがの皆様の演技で、引き込まれました。
目線や息遣いが、深層心理まで出ているかのようでした。
個人的には、あまり吹替が好みではなかったです。。
テンションや息遣いが、画に、あまりあってなかったかも。
列車に乗ってからは、少し良かったかなぁ。
キャストの問題なのか…音響監督さんなのか…配役なのか…慣れなのか……わからないけど、最初はぜんぜん馴染まなかった。。
難しいな…吹替って。
以下、ネタバレありです。
しかし、乗客(+乗務員1人)全員が犯人とは…!
薄々そんな予感はしていたけど。
並んで順番に刺していくのは、ちょっとシュール。。。
なんか、巻き込まれた鉄道会社のボンボンがいちばん可哀想だなぁ。
🚂🚂🚂🚂🚂🚂🚂🚂🚂🚂🚂🚂
「オリエント急行殺人事件」
2017年 アメリカ
監督 ケネス・ブラナー
脚本 マイケル・グリーン
音楽 パトリック・ドイル
制作 キングバーグ・ジャンル
ザ・マーク・ゴードン・カンパニー
スコット・フリー・プロダクションズ
キャスト
ケネス・ブラナー
ペネロペ・クルス
ウィレム・デフォー
ジュディ・デンチ
ジョニー・デップ ほか
日本語吹替版
制作:20th CENTURY FOX INTERNATIONAL
ACクリエイト株式会社
演出:杉本理子
翻訳:野口尊子
調整:山本洋平
キャスト
草刈正雄
山村紅葉
中村悠一
駒塚由衣
平田広明 ほか
「土曜プレミアム」フジテレビ 2020/10/3(土)21:00〜