全身じゃないけど全身打撲？（私じゃないよ・・・）

会社のじんこさんは、そんじょそこらのスキーヤーではない。
１年の半分ぐらいはスキー。オフシーズンはゴルフ。

梅雨でムシムシの今日この頃。
夏も近いやねぇ～。なんだけれど、
彼女にとっては、まだオンシーズンなんだから。

先週末、彼女は山形の月山にスキーに行った。
月曜日、彼女はフツーな顔して、
フツーに仕事をしていた・・・ように見えた。

が・・・。彼女と背中合わせに座っている次長との会話で、
「何？！骨折？骨折したの？骨折かぁ～！」
あのムカつく次長、”骨折”と聞いたんだったら、
その後に「仕事はいいから、病院に行ったら？」のひと言が言えんのか

で、お昼にじんこさんに聞いた。
「さっき次長と話してたの、ってじんこさんの事でしょ？
足でもやっちゃったの？にしては、フツーに歩いてるようだけど？」
そしたら、バランス崩して転んで、スキーがうまいぐあいに外れてくれず、
板が雪に突っ込んで身動きが取れないまま、岩に激突。
右わき腹を岩に強打したそうな。
実は動くのもすんごい辛いんだ・・・とおっしゃる。

更に。今週末が今期最後の夏スキー。
余りの痛さにスキー道具を置いてきちゃったから、取りに行かなきゃいけない。
行けば滑りたくなるだろうけど、バウンドに耐えられるかどうか・・・。

おそらく、フツーの人なら病院に直行しているだろう。
けど、次回休むために有休は使いたくないじんこさん。
血が出ているではなく、肋骨とあっては病院に行っても
固定して安静にしてろ！って言われるだけだし、
ヘタに病院に行ったら、”絶対安静”と言われるのがオチだし・・・。
起きてるのも寝てるのも辛いから、会社に来たと言う。

聞いてるだけで、目の前に星がチカチカ。小鳥がピヨピヨ。

そう言う時の神頼みなのが、レスラー先生。
見た目はヒールだけれど、彼の接骨院には彼女のような
”スポーツばか”がこぞってやって来る。
びっこ引きながらやって来て、先生の治療を受けながら
「次の試合までに、なんとか動けるようにしてほしい。」と
懇願してる人や、先生に「止めろって言ったってやるんだろ～？」
って言われてる人もいる。

彼は、そんな我々のような”多少の痛みならやっちゃう！”
アホに対して、やめろ！とか動くな！とかは言わない。
どうにかしてくれる。
１００％回復じゃなくても、数％以上はいい状態に戻してくれる。

まーじょさんも一時期、大変お世話になったが、あれから２年？？
じんこさんもお世話になっていたわよね。

とりあえず、今回のじんこさんのバヤイ、折れてる可能性もある。
レントゲンが撮れる整形外科の方がいいんじゃないかと、
会社の近くの整形外科に電話かけまくった。
が、どこもかしこも予約制で今週はいっぱいだとの答え。
都会のど真ん中じゃね・・・。緊急って言う人はおらんようだ。

で、仕方なく？レスラー先生んとこへ電話。
「レントゲンを撮るか撮らないかは診てから判断する！」
お～。頼もしいお言葉
眉間にシワを寄せながら、そう叫んでいる姿が目に浮かぶ・・・。

幸いにも、骨は折れてなかったそうだ。
「こんな状態で仕事してたの？」と呆れられたそうだけど。
こう言うのって、全身じゃないけど”全身打撲”に近いんだろうな。
何とか先生の治療に耐え、お弟子のマッサージで仕上げなのだが、
触られるだけでも痛い状態だから、なでてもらったとか・・・。
ベッドに横になるのも起き上がるのも、
手を引っ張ってもらわないとできないそうであるのよ。

しかし、今日もじんこさんはフツーに仕事をしていた。
よ～く観察していると、時折痛みが走るらしく、動作が止まっていたけれど。
たぶん、フツーの人ならしばし寝たきり状態であろう。
そこがじんこさんのすごいところなんだよな。